声楽の道を諦め、不動産仲介業をしているオ･ユニは、わがままな客に手を焼く毎日。物件を案内したチョ議員にも手数料の支払いを渋られる。女手一つで育てている娘のペ･ロナも声楽家を志しているが、それを知ったユニは…。/ ロナが同級生のユ･ジェニともめて、ユニは学校に呼ばれる。ジェニの母親のカン･マリから責められたユニは、自分から声楽の夢を奪ったチョン･ソジンのことを思い出す。ソジンはヘラパレスの子供たちに家庭教師をつける。

双子のチュ･ソクフンとチュ･ソッキョンは、家庭教師や継母のシム･スリョンに反抗的な態度を取る。双子の父親のチュ･ダンテはソジンと不倫を続けていた。ある日、ソッキョンが試験を放棄したことがダンテにバレてしまう。/ 入院中のスリョンの娘のチュ･ヘインを見に来たダンテは、裏の顔をのぞかせる。チョンア芸術高校の入試に向けて実技の練習を重ねてきたロナは試験当日、重大なミスをしたことに気づく。取り乱すロナをユニは励ますが…。

ソジンを訪ねたロナは、ソジンの娘のハ･ウンビョルを突き飛ばしてけがをさせてしまう。弁護士のイ･ギュジンはソジンとグルになり、ユニに巨額の示談金を要求する。その様子をソジンの夫のハ･ユンチョルが見ていた。/ 首席で合格したミン･ソラの合格を取り消そうと、ギュジンの妻のコ･サンアをはじめヘラパレスの大人たちが集まっていた。するとそこへ子供たちの悪事を録音した音声ファイルが届く。ダンテはソラをヘラパレスに呼び出す。

パーティーの日の夜、スリョンはソラが育った児童養護施設を訪ねていた。噴水台に落ちたソラを発見したヘラパレスの面々は、さまざまな口実をつけて遺体の遺棄と証拠隠滅に加担する。式典開始までに彼らの取った行動は…？ / スリョンはダンテの長年の秘書であるユン室長から、過去にソラと自分の身に何が起きたのか真実を聞かされる。翌日、ソラの事件が大きく報道されても意に介さないヘラパレスの子供たちだったが、ウンビョルだけは違った。

ソジンの行動に怪しい点があると感じたユンチョルは、ソジンがごみ箱に捨てたルビーの指輪を見つける。夜中にスリョンの姿が見えず不審に思っていたダンテは、朝から手料理を振る舞うスリョンを見ていぶかしがる。/ ソラが養子縁組を解消された理由を調べ始めたスリョンに対し、チョ議員は彼女を脅す行動に出る。ユニはロナを入学させるため、ソラに入学辞退を迫ったとして、保護者会議にかけられる。ソラを殺した犯人はユニだと大騒ぎに。

スリョンはチョ議員の不正の証拠を見つけるため、ダンテのオフィスの金庫を開ける。ソラへの不当な養子縁組解消以外にも余罪を知ったスリョンは、チョ議員宅に赴き全てを暴露すると言うが、逆上したチョ議員ともみ合いになる。/ ソラの住んでいた家を買うためにユニは資金集めに走る。ギュジンとダンテはそんなユニの行動を怪しむ。そんな中、ギュジンのオフィスに目が描かれた脅迫状が届き、ソラの事件に関わったヘラパレスの面々は大混乱に陥る。

チョンア芸術高校の芸術部長になったソジンは、チョンア芸術祭の復活を入学式で高らかに宣言する。入学式のあと、ダンテと校内で会ったソジンは、不倫関係を終わらせると言ってきたダンテに対し、内心穏やかでいられない。/ クラスメートのイ･ミニョクに言い返す姿を見て、ロナにソラの面影を重ねるソクフン。ソクフンはロナに対して優しい気遣いを見せる。ソクフンの態度が気に入らないウンビョルは、ロナに暴言を吐き、ロナと大げんかになる。

突然現れた体育教師のク･ホドンは態度の悪い生徒たちに容赦なく罰を与え、決して生徒にこびない。ソジンの口頭注意もどこ吹く風。ウンビョルはユニが高校時代に起こした騒動についてロナに告げる。ショックを受けるロナ。/ メゾソプラノに振り分けられたことに抗議したロナは、担任のマ･ドゥギに難曲を歌うよう指示され、実力を試される。スリョンはユニにヘラパレスへの引っ越しを勧める。ユンチョルは、ソジンがダンテと密会する店に向かう。

サンアはいつも突然いなくなるマリの行動を怪しんでいた。誰かに会い、なぜか大量のブランド品を手にしてシャワーも浴びて帰ってくるようだ。一方、スリョンと協力して明洞の土地を購入したユニに、ダンテから連絡が入る。/ ギュジンに捕まったユニは倉庫に監禁されて脅されるが、そこに突然トラックが突っ込んでくる。慌てふためくギュジンたち。スリョンとソラの間には何かあると踏んだソジンは、スリョンが何かを隠しているとダンテに言う。

家庭訪問でチュ家のペントハウスにやって来たホドンは、子供たちの起こした問題をもみ消すよう、ダンテから賄賂を渡される。その頃、下の階ではユニ親子がヘラパレスに引っ越してきたことで、住人らが大騒ぎしていた。/ 銭湯で働くマリが大金持ちになったのには、隠された秘密があった。ヘラパレスに住み始めたロナの元に、同じヘラパレスに住む子供たちが訪ねてくる。ウンビョルはこっそりロナの部屋に忍び込み、ロナの日記帳を盗み見る。

在米韓国人の投資家ローガン･リーに会ってもらえず、いらいらするダンテ。そこにホドンが現れ、ダンテの神経を逆なでする。そんな中、ユニの家にユンチョルが訪ねてくる。ユニはユンチョルと2人きりで夜を過ごすことに。/ 手術でミスをしたユンチョルは責任を追及されるが、ソジンが助け船を出す。ソラの携帯を偶然見つけたギュジンは、ダンテとソジンの動画を入手し、使い道を思案する。ヘラパレスでは、ユニの強制退去を決める投票が行われる。

ホドンはソラが残した通話の録音をスリョンに聞かせ、10日間の猶予を与えるからソラの実母だと家族に打ち明けろと言う。ソクフンがホドンに殴られたと知り、ホドンの素性を怪しむダンテは、ホドンを野球場に呼び出す。/ ダンテが投資情報を電話で話しているのを偶然耳にしたユニは、自らも大もうけしようと資金を集める。ソラからメールが届いたことに動揺を隠せないウンビョル。それを見たソクフンは何か知っているのではないかと詰め寄る。

ユニはダンテの懐に入るため、ローガンをダンテに会わせる作戦を進める。ホテルで秘書を待ち伏せ、ローガンに会わせてほしいと頼み込む。一方、捨てたはずの指輪が花束と共に届いたソジンは、ダンテの元にどなり込みに行く。/ ソラの転落事件があった日の記憶がかすかに戻ったユニは、事件につながるソラの発言を思い出す。ローガンを招待してヘラパレスでパーティーが開かれることになり、着飾って出かける大人たち。ロナもソクフンに呼び出される。

噴水台にマネキンを仕掛けておいたのはスリョンだと考えたソジンは、全員の前でその証拠を述べ始める。自分が描いた絵に、ソラのりんごのネックレスや脅迫状と同じ目が描かれていたことを暴かれ、言葉に詰まるスリョン。/ ソラの携帯を紛失したギュジンは、紛失した経緯を必死に思い出そうとする。ローガンの宿泊するホテルに忍び込んだスリョンは、突然ローガンに襲いかかる。借金を作ったユンチョルに対し、ソジンは肩代わりを申し出る。

ソジンの父親のチョン･ミョンスが亡くなり、葬儀でのソジンの様子と次期理事長のポストについて噂するヘラパレスの住人たち。ユニはスリョンに、ミョンスが亡くなる直前に自分と会っていたと伝える。スリョンの反応は…？/ ダンテに試験での不正を指示されたドゥギは、ソジンの目を盗んで模範解答のあるロッカーの鍵を入手する。ユニの働きでローガンと共同投資の話が進み上機嫌のダンテ。しかし、ふとしたことがきっかけで様子がおかしくなる。

ユニを47階に呼び出して、今まで秘密にしてきたことを全て打ち明けたスリョン。ローガンにユニがショックを受けている様子だったと伝えると、ローガンはユニも容疑者の1人だから、信用しすぎず冷静になるべきだと言う。/ 学校に戻ってきたロナがソクフンとつきあっているのが気に入らないウンビョルは、ユニの不倫をバラすと言ってロナを脅す。ダンテはユニと一緒に、ローガンを投資の担保になる土地に案内する。しかし、そこに現れたのは…。

スリョンに対して怒りが頂点に達したダンテは、スリョンの行方を血眼になって捜す。ロナを守ることだけを考えることにしたユニは、ダンテからの呼び出しに応じて着飾って会いに行く。スリョンの行方を聞き出そうとするダンテ。/ スリョンからの離婚訴訟の内容を知らされたソジンは、自分を巻き込むなとダンテにいらいらをぶつける。ローガンはダンテと共同投資の契約を交わし、契約記念としてヘラパレスの面々をディナーとコンサートに招待する。

バスに閉じ込められたヘラパレスの大人たちは、醜い言い争いを続ける。バスに仕掛けられた時限爆弾の期限は刻々と迫ってくる。子供たちに陳述書を書かせたホドンは、それを警察に渡すと言い残してその場を去っていく。/ ヘラパレスの面々からスリョンの件で責められるダンテ。就任式のことしか頭にないソジンをユンチョルはなじる。スリョンを尾行してローガンがスリョンの協力者だと突き止めたユニは、直接ローガンと会って話すことに。

今までの悪行が全て暴露され、警察で取り調べを受けるヘラパレスの大人たち。ロナに危害が及ぶことが心配なユニはスリョンに許しを請うが、スリョンは受け入れない。スリョンの口からロナに事実を話すと言われたユニは…。/ 親たちの悪事がニュースになり、ヘラパレスの子供たちは学校で他の生徒たちとトラブルになる。ローガンはスリョンに一緒にアメリカに行こうと提案する。自首する期限の日になり焦るユニの携帯に、スリョンからメールが届く。

ユンチョルはソジンによってチョンア医療院の院長の座から降ろされる。ダンテはローガンを監禁し、身の安全についてローガンの父親と大金で取り引きしたと告げる。ダンテとソジンは、自分たちの鮮やかな手口を思い返していた。/ 体調が回復したウンビョルは、過去を忘れるようにと言うソジンに対し、ミョンスの事故も忘れたのかと逆に問いかける。ヘラパレスの面々がパーティーを開いた日、ユニの公判が行われる。ロナが法廷で見守る中、判決が下る。