エピソード 20

1

ペルソナ・ノン・グラータ

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1994年05月03日1h 31m

デパートの役員婦人・英里が殺された。新米検事の夕子は、ベテラン事務官・山野と組み、事件を担当。現場の遺留品から容疑者に英里の愛人・フィリップが浮かぶ。しかし外交官のフィリップは、ウィーン条約によって取調べや逮捕ができない。おまけに3日後に帰国するという。夕子は、サラ金から借金をしているフィリップを告訴して帰国を引き延ばそうとするが、事件後に借金は完済。捜査に行き詰まった夕子は、現場写真から、英里の洋服の着方がおかしいのに気づく。

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2

罪深き血

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1994年08月16日1h 31m

横浜で弓子が変死体で発見された。警察は末期がんを苦にした服毒自殺と判断。検事夕子は娘の芳美の証言と食器棚のコップの並べ方の違いから、警察に捜査の継続を命じた。弓子は一昨年死んだ代議士・中壺の愛人だったとわかる。弓子が親子鑑定を依頼していたことから、夕子は芳美が中壺の子供と推理する。中壺の妻・朝代を捜査中、朝代が息子・悟郎を産んだ病院の元看護師が殺された。夕子は悟郎の出生を不審に思い、朝代の母・福子を疑う。

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3

乗り遅れた女

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1994年11月29日1h 31m

パチプロの東郷が後頭部をメッタ打ちにされて殺された。東郷と仲の悪い男性に容疑がかかるが、検事の夕子は、現場に花が落ちていたことから犯人は女性という気がしてならない。東郷に恨みを持つ女性を調べると、数年前にオートバイで娘をひき殺された2人の女性が浮かび上がる。そのうちの一人・陽子は東郷の行きつけのパチンコ屋の前で弁当屋を開いていた。もう一人の玲子は、事件の当日に新潟行きの列車に乗り遅れ、タクシーで新潟へ行ったと言う。が、夕子は証言にあいまいな点があることに気づく。

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4

輸血のゆくえ

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1995年02月07日1h 31m

建設会社社長の石川が死んだ。取引先の志方と志方の妻・希と3人で釣りに行った山奥の渓流での出来事だった。志方がナイフでけがをして出血多量になり、馬の獣医をしている希が同じ血液型の石川の血を志方に輸血。志方は助かるが、石川の方が失血のショックで死んでしまったのだ。検事の夕子は最初は希に同情するが、部下の山野に教えられおかしい点に気づき、希の故郷に調査に行く。そこで、25年前、銀行員だった石川が希の母親を事故に見せかけて殺したことを知る。

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5

雨に濡れた遺書

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1995年08月08日1h 31m

元タクシー運転手・小久保が殺され、赤ん坊のミカと姿を消した内縁の妻・桃恵の自殺死体と、犯行を認める遺書が発見された。遺書はおりからの雨で、かなりにじんでいた。一方、ミカは通りがかりの宇沢夫婦に保護されていた。検事の夕子は小久保と宇沢の意外な関係を知る。3年前、隣人だった宇沢は子供を小久保に託して外出。ところが小久保の不注意で子供は死亡していたのだ。夕子は宇沢が2人を殺し、遺書もトリックと推理する。

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6

花を捨てる女

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1995年11月21日1h 31m

インテリアデザイナー・玲子の刺殺死体が発見された。捜査本部は、玲子の恋人・和久田から事情を聞く。だが和久田には妻・節子がいた。夕子は真犯人は節子、と直感。取り調べを始めると、節子はあっさりと犯行を自供。妊娠したとうそをついて離婚を迫ってきた玲子に逆上して刺した、というのだ。夕子は節子が毎日墓参りしていたという寺の関係者から、思わぬ証言を得る。

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7

俯く女

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1996年04月02日1h 31m

ある別荘で男女の死体が発見された。横浜地検の検事・夕子はこの事件を担当。死んでいたのは久米という男と、派手な身なりの女・志麻子。志麻子は、役所に勤める助川の妻で、久米とは不倫関係にあった。「貞淑な妻が不倫など信じられない」と慌てる助川を、アリバイもあったことから警察は疑わなかった。事件は無理心中と断定されたが、夕子はさらに調査を続け、志麻子の隠された一面を知る。普段は地味な印象の志麻子だが、ときどき派手な服や化粧で別人のように変身し、愛人とデートを重ねていたというのだ。

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8

二粒の火

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1996年07月09日1h 31m

検事の夕子は葉山の別荘で起こった殺人放火事件を捜査する。被害者の京子は建設会社専務・高倉の妻。死体の損傷は激しく、死亡時刻は不明だったが、火災が発生したのは午後9時ごろ。その時刻、高倉は会社で手がけるホテルの建設現場に一人でいたと主張する。まもなく、高倉が"ユキ工房"というインテリア事務所を強引にホテル建設に加えていたとわかる。"ユキ工房"の社長・雪江と高倉は不倫関係にあり、京子から離婚と多額の慰謝料を請求されていた。このことから警察にマークされた雪江は事情聴取を受けるが、アリバイを主張。雪江は夕子の中学時代の同級生。事件当時、同窓会が開かれており、その席で夕子と顔を合わせていたのだ。

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9

遺産相続

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1996年12月17日1h 31m

美容クリニックの社長・緑の息子武彦が不審な死をとげた。現場は武彦の愛人・宏美のマンションの浴室。事件の20分ほど前、緑も心臓発作で死亡していたことから、騒ぎが大きくなった。警察は、武彦の妻・和子が遺産目当てに殺したとにらむ。やがて、和子が犯行を自供した。夕子は和子を取り調べるが、彼女が犯人とは思えない。

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10

執念

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1997年03月25日1h 31m

若い女性を狙った3件の殺人が起こり、15年前の婦女連続殺人の容疑者・石塚に嫌疑が。そんな中、事件を担当する夕子は15年前に石塚釈放の決め手となったアリバイ証人・絹代が、時効となった今になって証言はウソだったと当時の担当刑事・狩野に明かしたことを知る。捜査の中で狩野が15年前の償いをさせるため、石塚に罪を着せた疑いが浮上してくる。

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11

家族写真

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1997年07月22日1h 31m

横浜市内のマンションで1人暮らしのスナック経営者・古屋茂子の絞殺死体が発見された。近親者は、弟でカメラマンの池川敦夫と妻の奈津子、幼い子供2人の計4人。肝心の敦夫は海外で撮影中とのこと。夕子は、海外での仕事が多い敦夫を助けて写真館を経営している奈津子とは面識があった。なかなか犯人にたどりつけない中、写真の現像に酢酸を使用すると知った夕子は、奈津子が茂子と敦夫の双方を殺害した、とにらんだ。しかしこの推理には裏付けも何もない。同じ妻としての立場から奈津子を説得しようとする。

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スタッフ 0

演出: 監督は追加されていません。

脚本: 脚本家は追加されていません。

ゲストスター 0 すべての出演者・スタッフ

ゲストスターは追加されていません。

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12

捨てられた女

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1997年09月16日1h 31m

久保文子という34歳のホステスの他殺死体が発見された。妊娠3ヶ月だった文子は、道路で転んだということで、5日前に流産したばかり。警察は、1年ほど前姿を消したが、再び舞い戻ったらしいギャンブル好きの"ヒモ"斉藤匠を重要参考人として拘束し、取調べを進めたが、斉藤は犯行を否認。そんな中、担当検事の夕子は、文子の数少ない客だった電気メーカーのエリート社員・加川哲郎に注目した。しかし事件当日は朝からゴルフで、アリバイを証言する人物は多数いた。箱根のゴルフ場近くにある会社の保養所裏で女子の毛髪を発見した夕子は、犯行を否認する加川への尋問を始めて-。

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13

幻想家族

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1998年04月07日1h 31m

高級住宅地で、城崎克臣という大学の名誉教授が殺害された。事件発生時、城崎家にいたのは、20年前に死亡した城崎の1人息子の未亡人・城崎治子と、城崎の亡妻の妹・藤原トヨ子の2人。このうち治子は、事件の発生前後にバイクの音を聞いたと証言していた。まもなく、警察への匿名の通報から、現場に程近い橋の下で、凶器と思しきナイフが見つかった。しかしアリバイを理由に容疑者リストから外した治子が、再び浮上。捜査陣に橋の近辺の聞き込みを強化するよう指示、しばらくして橋の下を縄張にするホームレスから思わぬ証言を得る。

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14

早朝の手紙

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1999年08月24日1h 32m

高層マンションの一室で、美術評論家の槙圭一郎が殺された。凶器はそばに置かれていた果物ナイフ。周辺を調べた捜査陣は、屋上で首吊り自殺をしている槙の妻・みさきを発見。みさきの衣類に槙の返り血が付着していたことから、みさきが槙を殺害し、その後、自殺した線が強くなった。捜査上に、槙とみさきを結びつけた坪内昇子というインテリアデザイナーが浮上したが、みさきの友人という弁護士・安部聡美が、みさきから郵送された遺書を持ち警察に出頭したことから、無理心中の可能性が一段と高まった。まもなく、昇子、聡美、みさきの3人が中学時代からの親友であり、実の姉妹以上に仲がいいことが判明。ある事実を元に、犯人を確信した夕子は-。

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15

知らなかった

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2000年02月01日1h 32m

横浜市内の運河に、夫と一緒に自転車に乗っていた妻が転落して溺死。警察は事故として処理することになった。死亡したのは人形店主人・穂刈守の妻・トヨノ。遺体の後頭部に打撲痕があったことから、警察はこれが死因とみた。トヨノは守を受取人にして3000万円の生命保険に入っていたが、守はそのことを全く知らなかった。半年前、それまでわが子のように大切にしていた花壇の手入れをやめたトヨノは"私の心は死んでしまった"と語っていたという。まもなく、守が行きつけの喫茶店のバイト店員・工藤三鈴と不倫関係に陥り、半年前にトヨノにバレていたことがわかった。穂刈家内を調べた夕子は、花壇に思わぬメッセージをみつけて-。

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16

予期せぬ花束

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2000年07月25日1h 32m

マンションで転落死亡事件が発生。死亡したのは佐久間和義というインテリア輸入業者。まもなく佐久間が、警部・黒沢紀一の担当した8年前の殺人事件に絡んでいたことがわかった。この事件は、佐久間が8年前まで勤めていたIT関連の会社社長・杉浦が殺されたもの。当時、佐久間ら社員たちがアリバイを主張する中、杉浦と男女の関係があった椎名典子という出入りの保険外交員が犯行を自供し、一件落着となっていた。やがて、佐久間が殺された当時部屋にいたと証言していた典子が、たまたま花の宅配を受けていた事実が判明。アリバイが立証された。そんな中、杉浦殺しの真犯人が佐久間だった可能性が濃厚となった。夕子はある人物に疑惑の目を向ける。

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17

空白のアルバム

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2001年04月10日1h 32m

横浜市内の住宅で明石啓一郎という広告代理店勤務の男が刺し殺された。現場は、明石の愛人で、海外のブランド品メーカーの部長をしている岸本由加の自宅。夕子は、高価な調度品の中にあった、10枚ほどの1円玉が入った空のペットボトルと、由加が台所から消えたと証言した茶筒に注目した。明石は、2年前まで外資系家具メーカーの重役だった8歳年上の妻・三奈と、1歳になる娘・理奈の3人暮らし。捜査陣は、由加が刺した可能性が高いとにらむ。一方、三奈は事件当日、子供がビーズ玉を飲んだと救急車を要請していたことが判明する。明石夫婦の間にあった心の隙間を知った夕子は、1円玉入りのペットボトルの秘密が、あるものの代わりだと気づく。

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18

心の天使

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2001年10月30日1h 32m

横浜港の空き倉庫で女の絞殺死体が発見された。被害者はクラブ歌手兼ホステスの真野玲子。横浜のクラブで働き始めて約4ヶ月、その前は3年ほど金沢にいたらしい。そんな折、夕子の元事務官・山野一平が現れ、犯人はアパレル関連の会社を経営する田部井俊彦に違いない、と話した。山野によると、一年半前、当時金沢に住んでいた田部井の妻が刺殺される事件が発生、田部井の会社が倒産寸前で、妻に1億円もの保険が掛けられていたことが判明。捜査の目は田部井に向けられたが、玲子の証言によってアリバイが成立したのだった。一気に疑惑が高まったが、田部井は犯行を否定。そんな中、夕子は、玲子に対し余りにも私情が入りすぎている山野に、ふと不安を感じる。金沢での調査を開始した夕子は、かつての山野の上司・高嶋から、思わぬ話を聞く。

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19

犬を飼う女

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2002年04月16日1h 32m

鶴見川の河川敷で男の他殺死体が見つかった。被害者は村井康弘という商社マン。村井の顔写真を見た夕子は、4年前、居酒屋で発生したある殺人事件のことを思い出した。この事件は、田辺美奈という女子大生が星合勘一という男に撲殺されたというもの。その半年程前、電車内で美奈を狙った痴漢騒ぎがあり、美奈の証言などで無実を主張していた星合の有罪が決まった、という伏線があった。夕子は、美奈殺しの取り調べを担当したのだが、その時情状酌量を求めたのが以前会社の同僚だった村井だったのだ。まもなく、刑に服していた星合が2ヶ月前、獄中で病死していたことが判明。星合の未亡人・則子を訪ねた夕子は、痴漢騒ぎのあと星合家で起きた悲惨な出来事を知った。そんな折、村井が殺された美奈の父親・田辺善三と何やら口論していたことが分かった。やがて、痴漢騒ぎの再捜査を行った夕子は、事実を知ってあることに気づくが-。

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20

夏の記憶

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Season Finale
2003年01月14日1h 32m

横浜の住宅地にある民家で刺殺事件が発生した。被害者は、以前マルチ商法まがいのことをして世間を騒がせた金融業を営む郡進一。郡の家族は、遺体第一発見者で妻の安西葉子と娘・美里の2人。事件当時、葉子は美里と小田原の実家に帰っていたとアリバイを主張。夕子は郡が葉子の連れ子の美里を虐待していたとの情報をキャッチ。また、静岡出身の郡が17歳の時にレイプ事件を起こし、被害者の女子高生が事件直後に自殺していた過去も明らかになった。まもなく、夕子は殺される少し前、郡が携帯で電話をしていた間宮知佳という女に注目した。郡の家の近くに住む知佳は、郡の美里に対する虐待を知って怒り、巡査を連れて乗り込んだことがあったのだ。知佳のアリバイは完璧な上、どう考えても接点はない。そんな中、郡が殺された次の日、知佳が自殺したレイプ被害者の墓参りをしていたと知り-。

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