シーズン12 (2022)
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Episodes 53
スペシャル 「義経の旅」
大河ドラマ「鎌倉殿の13人」でも主要な登場人物の一人として描かれる源義経は、歴史上、最も長く深く日本人に愛された英雄かもしれない。悲劇のヒーロー義経は、九州から北海道まで日本全国のいたるところで、様々な伝説として語り継がれている。番組は、各地に残る足跡や言い伝えを訪ね、800年後の現代にまで生き続けた、日本人が愛してやまない義経像に迫る旅である。(2022年放送)
Read More45分版 「日光うら道 隠れ里」
日光東照宮が開かれるその遥か前から、栃木県北部の日光は土着の山岳信仰や修験道が深く根づく“聖地”だった。秋から冬にかけて、日光の深山幽谷はひときわ霊妙な姿を見せる。氷点下20℃近くまで気温が下がる極寒の集落には、厳しい自然への畏怖とともに生きてきた山の民の営みが今なお根づく。知られざる日光を描く▽冬の味覚▽日本一「硬い氷」を目指す親子▽動く陽明門(2021年3月放送の再編集)
Read More伊豆半島 春のマイウェイ
急しゅんな山々がそびえ、断崖絶壁が続く伊豆半島。観光地として人気を集めてきた一方で、人が生きていくためには厳しい環境でもあった伊豆半島では、独立独歩の気風が育まれた。駿河湾のタカアシガニを伊豆の名物に仕立て上げた気骨の男。鹿や猪による獣害が問題になる中、娘の安全を守るためにと狩猟免許を取得したお母さん。深海魚に魅せられ、今日も底引き漁船に乗り込む女性。早春の半島を、個性豊かな人々を訪ね、旅する。
Read More45分版 「東京 檜原村」
深い山に囲まれ、村の大半が国立公園という東京都西部の檜原村。かつては甲斐への道が通じ、杉やひのきの産地として大いに賑わった。しかし、国産材の不振で人口は最盛期の3分の1、2200人に。山を所有する林業家は一軒となった。高齢化で5人に1人は80歳以上。なのに村にはかげりがない。それぞれやれることをやって、あるいはこの地に魅せられ移住して、東京の隅っこで暮らしている。(2021年3月放送の再編集)
Read More45分版 「鬼と炎の奈良」
日本有数の鬼の出没地帯、奈良。冬は各地で荒々しい鬼や炎の祭りが行われる。燃え盛るたいまつとともに鬼が暴れまわる長谷寺の「だだおし」。厳しい精進をとげた男が鬼役となり、吹き上がる炎を掲げる念仏寺の「鬼走り」。なぜか「福は内、鬼も内」と唱える吉野山の節分。そして鬼の子孫と伝わる人々が節分前夜に行う不思議な儀式。豊かな実りをもたらす鬼も。鬼を畏れ、鬼に願いをかける人々の物語(2021年4月放送の再編集)
Read More水の国・みちの国 近江
近江の国、現在の滋賀県。日本最大の湖、琵琶湖の周りを東海道、中山道など多くの街道が縦横に行き交う。湖を渡り、街道を旅してやって来る時代の最先端の事物や人々を、いつも迎え入れ根付かせてきた▼日本で唯一の淡水湖に浮かぶ有人島・沖島の暮らし▼大陸から伝わった絹糸の技が生きる和楽器の弦▼歩いて東海道をお江戸へ!大人気となった近江牛▼伊吹山麓で発達した「もぐさ」とお灸▼みんなで守る仏様、観音様、懐かしい踊り
Read More45分版 「鎌倉 早春スケッチ」
神奈川県鎌倉市。南を海に三方を山に囲まれた古都・鎌倉は、天然の要害として源頼朝による開府より、武士の文化が花開いた場所。鶴岡八幡宮に伝わる古式ゆかしい儀式、鎌倉武士のたしなみだった流鏑馬の伝統を受け継ぐ少女。花の寺・長谷寺を裏で支える職人たちの知られざる人生。浜から船を出す漁師。ベテランサーファー。かまど飯とタケノコ採り。古都に暮らす人々の「春を待つ物語」を紡いでいく(2021年4月放送の再編集)
Read More45分版 「北前船の贈りもの」
江戸から明治にかけ日本列島を結んだ物流の大動脈「北前船」。立ち寄った港で商品を仕入れてよその港で売りさばく商いで、巨万の富を生み出した。米や綿に鉄。塩やニシンなど海の幸も産地から全国へ。北海道の昆布の虜になったのは富山の人達。日本一、昆布にお金をかけるという。風や潮の流れを読み、白帆一枚に命を託して海を渡った男達。北前船のおかげで生まれたものを今の暮らしの中に探す旅。(2020年4月放送の再編集)
Read More45分版 「都電荒川線」
かつては、東京都内を網の目のように走っていた都電の中で、唯一残った「都電荒川線」。東京の北部12キロの距離をおよそ1時間。懐かしい町並みや自然豊かな風景を楽しむことができる。地域に密着した荒川線の歴史は、沿線に暮らす人たちの歴史でもある。通勤電車で生まれた青春のロマンス。廃線の危機から救った地元商店街の人たち。半世紀以上、乗降客を見守ってきた古書店の店主。荒川線とともに生きてきた人々の物語。
Read More45分版 「空海の旅」
番組では、真言密教の開祖・弘法大師空海にまつわる各地の風土や風習を描いてきた。高野山では、空海を親しみ込めて“お大師さん”と呼ぶ町の人々の、祈りを捧げる姿。お大師様とともに歩き、地元の人たちの「お接待」に心打たれる遍路の人々。各地で空海とともに生きる人々の姿と、1200年の時を超えて受け継がれる信仰と祈りを描く。
Read More45分版 「北前船の旅人たち」
日本一の「富豪村」と呼ばれた石川県加賀市。村にはお金持ちが何人も!村を作り上げたのは北前船。米、昆布にニシン、綿などを運び、港々で売りさばく。波と風に運をまかせた男達の中から、巨万の富を手にする者が次々に。奥能登にある日本最大級の木造民家の古いふすまから、北前船の歴史を変える大発見が!北海道・小樽。人気の倉庫街を作り始めたのも北前船の船主たち。北前船の旅人たちの物語(2020年4月放送の再編集)
Read More45分版 「道頓堀界わい」
大阪を代表する繁華街のひとつ、道頓堀界わい。観光客に人気の“食い倒れの街”は、新型コロナで大打撃。街で生きる人たちは危機を乗り越えようと新たな一歩を踏み出そうとしていた。閉店する老舗も出る中、結束する商人たち。“安心”に向け工夫を重ねる老舗割烹店。悪戦苦闘しながらお座敷をつとめる若き芸妓。ジャズで街に活気を取り戻そうと動き出した音楽家。コロナに揺れる道頓堀界わいを行く(2020年8月放送の再編集)
Read More45分版 「熊野灘」
紀伊半島の東側、三重県から和歌山県潮岬にかけて広がる熊野灘。古くから熊野の山々と黒潮の海が一体となり、人々の暮らしに多大な恵みをもたらし、独特の風土や文化を育んできた。紀伊長島の豪快!かつお1本漁に伊勢の海女漁。守り継ぐ尾鷲のヒノキと伝統の技・わっぱ。クジラの町・太地に生きる漁師一家、出航前の物語。初代天皇・神武天皇が東征の際、上陸したといわれる地。人と自然と神。(2020年8月放送の再編集)
Read More45分版 「佃・月島」
東京湾に浮かぶ「佃・月島」。佃は江戸初期にできた人工の島。埋め立て工事をした漁師は、家康と秘密の関係があった。タワーマンション建設が進む一方、下町情緒が息づく街。3年に一度だけ行われる住吉神社の例祭。休日返上、300人の男たちが土木工事さながら祭りの準備にいそしむ。老いも若きもみこしを担げば極上の喜びが。そして亡き人をいつくしむ。ひと夏の人情物語。(2018年9月放送の再編集)
Read More松本清張 出会いの旅路
社会派ミステリーの巨匠・松本清張。1000点に及ぶ作品を生む原動力となった旅での出会いを8月4日で没後30年を迎える今振り返る▼奈良・明日香の石造物の謎。京都の“怪物”との出会いが生んだ古代史ミステリー▼秋田・「砂の器」が町の誇り▼大分・国東半島。清張先生と若者たちの出会い▼佐賀・吉野ヶ里。邪馬台国への情熱▼故郷小倉での出会い▼描き続けた「孤独の抵抗」。最後の短編小説集と遺書に込められた思いとは?
Read More45分版 「東京の地下」
面白いことはみんな、地下から湧き出てくる東京の地下は、世界一、長くて広い。13の地下鉄路線、電気・ガス・水道・通信などの地下トンネルすべてをつなぎ合わせると、その長さは実に地球3周分。狭い東京にとって、地下はまだまだ拡大できるフロンティアだ。今日も何処かで、昼夜掘り続ける穴という穴が、新しい道になり、巨大なシェルターになり、有機野菜を作る農場にもなったりする東京の地下を、たっぷりさまよう1時間。
Read More45分版 「立山 地獄・極楽めぐり」
古来、「地獄と極楽がここにある」と信じられた富山県・立山。剣のように鋭い岩峰が「地獄」に。主峰の雄山は「極楽浄土」の象徴とされ、江戸時代には大勢の参拝者が訪れた。立山の信仰を全国に広めたのが、麓にある集落・芦峅寺の人びと。近代化が進み、立山信仰は衰退したが、芦峅寺の住民たちは先祖が残した文化を大切に暮らしている。登山客が集い始める初夏。山に寄り添い暮らす人びとの物語(2021年8月放送の再編集)
Read More45分版 「多摩丘陵」
都心から急行電車で40分。丘の上の町並みのそばに、昔ながらの雑木林や古街道が残る土地に着く。東京から横浜にかけて広がる多摩丘陵だ。この地に50年前に誕生したのが多摩ニュータウン。かつては酪農や養蚕が盛んだった農村地帯は、瞬く間に緑団地や大学キャンパスが建ち並ぶ街へと変貌した。古きもの、新しきもの、多くの人々を受け入れながら歴史を刻んできた、多摩丘陵に生きる人々の夏物語(2021年9月放送の再編集)
Read More45分版 「下北半島 夏」
夏、ヤマセと呼ばれる冷たい東の風が吹きつけるここは、津軽海峡に臨む下北半島。古くから、生者も死者も行き交う、”境界の地”だった。遠く都から北前船で伝わったという夏祭り、アイヌの集落の痕跡と悲恋の伝説、そして半島の人々が「おやま」と呼ぶ霊場・恐山…。本州最北端の短くも鮮やかな夏の物語を、ご一緒に。(2018年10月放送の再編集)
Read More45分版 「石垣島」
サンゴ礁の海に囲まれた沖縄・石垣島。沖縄本島から移住し、伝統の漁を守ってきたウミンチュたち。台湾から国境を越えてきた人々は、パインやマンゴーなど亜熱帯フルーツの栽培技術により楽園を築いた。戦後、本島から農民たちが新天地を求めて移り住み、多くの困難を乗り越えて農地を開拓。さまざまな人々を受け入れてきた島の祭りは、豊かな文化に彩られる。美しい海と島の知られざる物語。(2019年10月放送の再編集)
Read More74分版 絶景鉄道 只見線 11年目の再会
豪雨災害を乗り越え「全線再開通」を迎えた“絶景鉄道”只見線と沿線の人々。7月放送の番組に再開通当日の映像を加えた74分拡大版を「鉄道の日」に。(2022年放送) 豪雨災害を乗り越え「全線再開通」を迎えた只見線。7月放送の番組に再開通当日の映像を加えた拡大版でお届け▼新緑の5月から川霧に覆われる6月、そして全線再開通を迎える10月。福島・会津若松から新潟・魚沼まで、135kmを駆け抜ける。「世界でもっともロマンチックな鉄道」といわれる絶景を紹介。鉄道と共に人生を歩んできた人たちの人情、そして再開通を迎える日の思いに触れる旅(2022年放送)
Read More45分版 「木曽路の宿場町」
黒い格子の家並みが、江戸情緒を醸し出す。木曽川沿いに点在する“木曽十一宿”と呼ばれた中山道の宿場町だ。平安時代からヒノキの産地と知られ、豊臣秀吉以降は時の為政者が山林を管理してきた。今も7割ほどが国有林である。山は食材の宝庫であり秋には松茸狩り名人が腕を競う。人々は山を畏怖し敬って生きる。伝統の木曽馬を神馬として育てる農家など、山深い木曽に暮らす人々の日常を描く。(2021年11月放送の再編集)
Read More北海道 日高
日本の競走馬の8割が生まれる名馬の産地、北海道・日高地方。日高山脈の高山植物からえりも岬の昆布まで、豊かな恵みと共に生きる人たちのひと夏の物語(2022年放送) 「北海道の背骨」と言われる日高山脈の西に広がる日高地方。山川海の自然がこの土地ならではの恵みをもたらす。丘陵地帯に700もの牧場がある名馬の産地。トドマツなどの針葉樹林で栄えた林業。えりも岬の沖では上質な日高昆布が採れ、冷涼な気候を生かした夏イチゴの産地も。聖なる川・沙流川沿いにはアイヌ文化が色濃く残る。伝統の祭りや昆布漁、競走馬の運命が決まる競り市などが行われる日高の夏を描く。(2022年放送)
Read More45分版 「水郷 柳川」
福岡の南、有明海に面する城下町・柳川。「掘割」と呼ばれる水路が縦横無尽に走る様子から「東洋のベネチア」と呼ばれる水の都だ。柳川の運河や水路の全長は、およそ930キロ。かつては、飲み水を汲み、洗濯をし、生活のすべてを掘割が支えた。観光客一番の目当ては割の船下りだ。船頭の名調子のもと、涼しげに川面を走っていく。水とともに生き、文化を育んできた柳川の人々の暮らしを描く。(2020年10月放送の再編集)
Read More45分版 「銚子電鉄 とっぱずれの旅」
「ほととぎす銚子は国のとっぱずれ」と江戸時代の句に詠まれた、銚子(千葉県)。小さな岬の付け根から先端までを結ぶ、わずか6.4kmのローカル線『銚子電鉄』の沿線をめぐる。どこかのんびりした“愛され鉄道”の「銚電」。こうしたたたずまいは黒潮の恵みと、利根川水運が潤してきた“銚子気質”なのかもしれない。漁業としょう油で知られる銚子。鉄道沿線のひと夏の営みに、人情をさがす旅(2021年10月放送の再編集)
Read More45分版 「オクシズ 奥静岡」
古くから徳川家康の城下町として栄えてきた静岡市の北部。豊かな自然が残る中山間地を、最近では「オクシズ(奥静岡)」と呼び、市はその魅力をPRしている。かつてオクシズには1300年の歴史を誇る金山があり、江戸時代には「慶長小判」の主な材料として用いられた。各地から人々の往来がありさまざまな文化や風習、作物がこの地に根づいた。静岡の文化と経済を支えてきた地域の今を見つめる。※2021年11月放送の再編集
Read More45分版 「忠臣蔵」
300年間日本人が愛し続けてきた「忠臣蔵」。四十七士の討ち入りを描く史実が、義理と人情に彩られた歌舞伎になり、講談で語られるうちに虚実ないまぜの物語へと変貌した。赤穂浪士と縁のない北海道の原野になぜか浪士の墓。箱根神社には大石内蔵助に関する貴重な資料が眠っている。沖縄の琉球文化にまで忠臣蔵は息づいていた。市井の人々が育てた、知られざる赤穂浪士の物語が今明らかになる。(2019年12月放送の再編集)
Read More45分版 「麻布十番」
交通の便が悪く「陸の孤島」と呼ばれるも80年代バブルには地上げの嵐が襲った。危機を乗り越えて商店街の人々が築き上げた街の秘密とは? 2018年12月放送の再編集 麻布十番は全国にその名を知られる。街を支えているのは約600の店が軒を連ねる「麻布十番商店街」だ。かつては交通の便が悪く「陸の孤島」と呼ばれるも、80年代にはバブル経済で地価が高騰し地上げの嵐が襲った。数知れない危機を乗り越えて商店街の人々が築き上げた、文化が受け継がれる街の秘密とは? 派手なだけの繁華街とは一線を画し、独特の魅力を放つ麻布十番の謎を解き明かす。(2018年12月放送の再編集)
Read More空き家
全国におよそ850万戸ある空き家。そこに刻まれた記憶を生かしつつ、新たな暮らしや活動を始める人たちがいる。新しいつながりやふるさとが生まれる、空き家の再生物語。 少子高齢化や過疎化で空き家が増え続け、その数は全国におよそ850万戸。だが今そこに新たな希望が。徳島県神山町では空き家を活用し移住者の店やIT企業のオフィスなどが次々オープン。山梨県韮崎市では元ランドマークの商業ビルをリノベーションし商店街も活性化。壱岐では元遊郭がゲストハウスに、石巻では元布団屋が映画館に、茨城県では元スーパーが在日外国人の宗教施設に。日本全国の空き家を巡る旅、復活と再生の物語。
Read More45分版 「三浦半島」
三浦半島はマグロから3千種の生物がいる奇跡の森まで、魅力満載の別天地。日本最古級の造船所や特攻隊の秘密基地など歴史と今を巡る旅。(2020年12月放送の再編集) 風光明媚な三浦半島は明治時代に御用邸が築かれると富豪たちの別荘が進出した。海の幸と野菜は東京の人々の胃袋を満たしてきた。歴史ある造船の町・浦賀の湾を行き交う情緒たっぷりの渡船。船長たちの意外な素顔とは?水揚げが落ちても三崎マグロのブランドを守り続けた“目利き”仲買人とは?東京の若者たちが次々移住してくる港町・三崎の魅力とは?歴史と自然そして人情とグルメを堪能する旅。(2020年12月放送の再編集)
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