東京から飛行機で小一時間ほど離れた小さな町、友人夫婦が外国へ旅立ったあとの一軒家で、開店休業中のシナリオライター・関谷善彦がひとり辞書の校正を行なっている。この家へ、やはり夫婦の友人である麗子が東京からやってくる。ほとんど初対面の善彦と麗子の話題は、ひっきょう、留守にしている夫婦、良介と綾のことに及ぶ。ふたりのとりとめのない会話のあいだから、四人の複雑な関係が次第にあらわれる。善彦は学生運動中に有罪判決を受け入獄し、服役中に親友に恋人を奪われている。その親友が良介であり、善彦の元恋人が綾であった…。

　与妻子分居中的赋闲剧本家关谷善彦受大学时代的朋友岗本良介之托，在其夫妇去纽约之时帮他们照看屋子。善彦来到了小城，开始完成岗本留下的校对辞书的工作。与此同时，原田丽子受岗本之妻绫的托付，也来到这里，接替绫照看小茶店。素未谋面的善彦和丽子两人之间的话题都集中在岗本夫妇身上，于是，多年前的往事又被重新提起——当年，参加学生运动的善彦被判入狱三年，入狱期间，恋人绫被好友良介所夺，而丽子则深知绫内心的后悔。不知不觉间善彦和丽子发生了肉体关系。这时，绫突然独自从纽约回来，她和良介的夫妻关系一直不好，国外的生活反而加深了裂痕。善彦又与绫再续前缘。最终良介回到家中，和绫协议离婚，而丽子与善彦也返回了东京……

Yoshihiko now lives with a couple of old friends, a married couple, Ryosuke and Aya. They share a past in several senses. It was Ryosuke who walked off with Yoshihiko’s girlfriend Aya. In doing so, he broke up with his own girlfriend, Reiko. Now they are all back together again and old feelings begin to surface.