強大な力ゆえに歴史をも歪めてしまう聖剣『エクスカリバー』百万本を叩き折るため、団長・鉄拳・閣下・錬金・山猫・流浪ら６人のアーサーは過去のブリテンへと向かう。

しかし、リーダーである団長の珍妙な行動に一同は困惑し、早くもチームは崩壊の危機。

そんな中、現地のアーサーたちは団長らの行動を察知し、６人を返り討ちにするべく集結しようとしていた。その数、およそ１万――！

歴史好きでしっかり者の錬金は、いい加減ですぐにベタベタしてくる団長にガッカリ。更に仲間達にも事あるごとに子供扱いされて、色々と不満がたまっていく。

そんな中、新たなエクスカリバーの情報を得た錬金は、みんなを見返すため一人で出動。

それに気づいた団長は慌てて錬金の後を追うが、錬金と口論になってしまう。 するとそこに怪しげな男たちが現れて――。

エクスカリバーを折るべく、鉱山の町へ赴いた鉄拳と閣下。だが勘違いされて二人とも鉱夫として働かされてしまう。ヘトヘトの閣下に対し、鉄拳はすぐに鉱夫たちにとけ込む。

そんな二人の前に、鉱山の社長・レスターが現れる。人柄も良く、鉱夫たちの信頼を集めているレスターに、鉄拳と閣下も一目置く。

しかし後日、鉱山で見つけた鉱石に閣下は違和感を抱き、調査を開始する。

団長とは正反対に、ストイックな印象の山猫。しかし、エクスカリバーがあるらしい町の名を聞くと珍しく自ら率先して出動。流浪と共に町へと向かう。

そこは収穫祭の直前だったが、なぜか閑散とした様子。違和感を抱きつつ調査を進める中、流浪は殺気を感じ、何者かに狙われる。

一方、山猫は町の広場にたどり着く。そこは、山猫にとって『聖地』と呼ぶべき場所だった。

エクスカリバーの情報を元に、閣下と団長が向かった先は、なんと女子校。嫌がる閣下に女装をさせて、早速二人は潜入捜査を開始。

しかし団長は捜査そっちのけで女子校ライフを満喫。ナックラヴィとブリギッテも制服に着替え、すっかり女子高生気分。

そんな中、女の子姿の閣下に美術部の女生徒が絵のモデルを依頼。渋々承諾する閣下だったが、その美術部には問題があった。

川に落ち、激流に流された流浪は、ローズと名乗る女性に助けられる。

バラの咲き誇る館に一人で住んでいたローズは、町を治める領主として民衆から慕われていたが、そんな彼女に近隣の貴族・ドクダミ公は執拗に求婚を迫る。

ローズは「心に決めた人がいる」と流浪を巻き込んで一芝居打つが、その時パナギア・カウンターが数値異常を探知。流浪はドクダミ公がアーサーではないかと疑うが――。

エクスカリバーを折るべく、海辺の町へ向かう錬金・山猫・閣下。後に有名な遺跡になる町を見られるということで、錬金はテンション高めだったが、訪れた町は後世の歴史とは異なる姿となっていた。訝しむ錬金。

するとそこに、どこかのアニメに出てきそうな魔法少女っぽい姿の３人の少女が出現。錬金たちを敵と認識し、襲いかかってくる。３人の少女は、この町を守る魔女っ子アーサーだった。

月の綺麗な夜、鉄拳の前に突然可愛い女の子が降ってくる。彼女は歌姫アーサーをも凌ぐ伝説のアイドル・輝夜だった。

高飛車なお姫様っぽい輝夜は、陰湿なファンに追われているらしく、いきなり鉄拳らにボディーガードを依頼。強引に同行させることに。

だが鉄拳は輝夜に興味が無い様子で、偶然彼女の裸を見ても無反応。プライドを傷つけられた輝夜は、鉄拳に仕返ししようと何やら思いつく。

団長たちは今日も絶好調。アーサーだけで結成された騎士団を瞬く間に撃破し、向かう所敵無しの様子。

そんな中、占いアーサーは「更なる強大な影が迫っている」と予言。団長たちに新たな戦力が加わるのか？　戦々恐々とする敵アーサーたちは、遂に恐るべき作戦を決行する。

それを知った団長たちは、選択を迫られる。戦うか、それとも逃げ出すか。果たして６人の出した答えとは――。

約９０万のアーサーとの死闘、そしてファルサリアとの邂逅から数日。ようやく立ち直り、呑気に眠っていた団長。しかしナックラヴィに叩き起こされ、仲間たちの部屋へ行ってみると、全員がいなくなっていた。 見捨てられたと落ち込む団長。そこに現れたのは、なんとファルサリア。遊びに来ただけらしく、呑気にお茶を飲んだりして──。

出て行った仲間を探す団長達。そんな中、各地でエクスカリバーが減ってる事に気づく。 それは、流浪と閣下が結成した新チームの仕業だった。団長のやり方に疑問を持った二人は拠点を出て、エクスカリバーを折る任務を遂行するために手を組んだのだ。 そんな二人と団長たちは、任務の途中で遭遇。二人の息の合ったコンビネーションに感動しつつ、二人に戻ってきてくれるように頼む。

山猫を探す団長たちは、山奥の村でようやく彼女を発見する。だが山猫は、普段とは違うメルヘンチックな乙女になっていて、団長達の事も忘れていた。クーピーの話によると、山猫は９０万のアーサーとの戦いで己の限界を感じ、修行の旅に出たのだが、その途中で「記憶を無くしてしまう温泉」に入ってしまい、このような事になったらしい。可愛い乙女になった山猫に邪な情欲を抱いた団長は、「このままでいいかも」などと思い始める。だが、このままでいいはずもなく、一同は山猫の記憶を取り戻すべく奮闘することとなる。

山猫を完全に元に戻す方法を調べていた錬金とボダッハは、偶然にも妖精合体の方法について書かれた書物を発見する。だがそれは、実践するにはあまりにも恥ずかしい方法だったため、二人は内緒にすることに。 数日後、山猫を元に戻す方法が見つかった一同は、入った人々に様々な影響を与えるといわれる禁断の秘湯がある温泉地へと向かい──

エクスカリバーを折るべく、魚介料理で有名なウナフェスタ漁港へやってきた錬金・流浪・鉄拳・団長。だが、なぜか店は軒並み閉まっていた。 調べてみると、漁港に現れた謎の料理人が、全ての店のシェフに料理勝負を挑んできたらしい。結果、全戦全勝した料理人にシェフたちは屈服。店を畳んでしまったのだ。 怪しい匂いを感じ取った流浪たちは料理人の元へ赴くと、案の定。料理人は包丁型のエクスカリバーを使う、包丁アーサーだった。

ある日、山猫の元に歌姫アーサーから手紙が届く。盗賊から自分のファンだと聞き、山猫に会いに行く、とのこと。舞い上がる山猫。 そこへ早速歌姫が現れるが、それは誰にでも変装が出来る能力を持った、変装アーサーの罠だった。山猫を捕らえると、変装アーサーは山猫に変装して拠点へと潜入するが、パナギア・カウンターによって潜入はあっさりバレてしまう。そこで変装アーサーは次々と姿を変え、錬金たちに魔の手を伸ばすのであった。

パナギア・カウンターの反応を手がかりに、とある森へやってきた団長一行。そこに現れたのは、サッカーのユニホームを着た５人のアーサーたち。だが、彼らのエクスカリバーが見当たらない。そこで、エクスカリバーを賭けて５対５のサッカー対決をすることに。団長は監督となり、他の５人が出場し、さっそくキックオフ。 しかし鉄拳は団長の指示も聞かずに暴走。一方、相手は見事なプレイであっさり先制。その後も鉄拳たちはチームワークがバラバラで……

パナギア・カウンターの反応を手がかりに、フローリアンの街へやってきた団長と閣下。しかし街は戦火に包まれていて妖しげな雰囲気。二人もいきなり兵士に捕まりそうになる。

するとそこに、領主クリストファー公に仕えるアンソニーが現れ、二人を助ける。

この町ではバルトス将軍のクーデターが発生し、危険な状態にあった。そこで公は、団長と閣下に助力を要請。バルトスがアーサーではと疑う団長たちは、これを快諾する。

閣下はフローリアンでの事件をまだ引きずっていた。戦闘中も心ここにあらずで、ブリギッテも心配そう。

このままでは先祖の富豪アーサーに顔向け出来ないと、閣下は一人で任務に向かう。そんな閣下を心配して鉄拳は後を追う。

すると、二人の前にドリルや眼鏡、絵筆といった以前折ったはずのエクスカリバーを持つアーサーたちが現れ──

閣下に妖精合体の方法について根掘り葉掘り質問する錬金。先を越されて焦っている様子。そんな彼女をボダッハは心配するが、今の錬金にはそれすらも煩わしく感じてしまう。ぎくしゃくする二人。

そんなある日、錬金の元にトニーと名乗る執事が訪れる。以前、彼の主人のアンディが襲われそうなところを錬金に助けられ、アンディは錬金に一目惚れ。いきなり結婚を申し込んでくるのであった。

任務でカジノの街・ロスベガスへやってきた流浪と山猫。しかし誰がアーサーか分からない。そこで二人はセレブな新婚カップルに変装して潜入捜査をすることに。ベトールのコーディネートで、お似合いの美男美女カップルになる二人。だが、そんな二人を見てベトールは妙な苛立ちを覚える。アーサーを探してＶＩＰルームに潜入する流浪と山猫。ポーカーをしていると、そこに美しく着飾ったベトールが現れ、なぜか流浪にポーカー勝負を挑んでくることに。

ファルサリアの元に、流浪たちが妖精合体に成功したとの情報が届く。なんだか楽しそうな様子だが、危うい空気も漂わせる。その頃、まだ妖精合体できない団長は焦りを感じていたが、鉄拳はマイペース。自称優秀な妖精のティターニアは仲間たちに後れを取っていると感じて不満げな様子。そんな中、任務で出動した団長と鉄拳の前に、ファルサリアが現れる。最初は妖精合体できない二人を冷やかしていたが──。

ファルサリアの宣戦布告を受け、団長たち6人は対応を協議。戦うか、未来へ逃げ帰るか。答えはまとまらない。すると団長は、結論をそれぞれの判断に委ねることにして、一旦チームを解散。戦う決意をした者だけ戻ってくるよう指示すると、山猫たちは拠点を後にする。旅の空の下、各人はそれぞれに思い悩み、そして答えを決めていくのであった──。