下町の町工場･つくだ製作所の経営者・佃航平の元に、特許を侵害していると訴状が届く。相手の法廷戦略により、製作所は存亡の危機に立たされる。一方、帝国重工では国産ロケット打ち上げ計画が進んでいた。

裁判の影響でつくだ製作所は大口取引先との契約も徐々に停止されていく。その頃、佃は弁護士･神谷涼子と出会う。一方、帝国重工の財前は先につくだ製作所に主要部品の特許を取得されたことで上司から追及される。

佃は財前からの特許買い取り提案を拒否。社員たちは、佃に対して反発し、両者の間に溝が生まれた。そして、佃に弁護を名乗り出た神谷は、ナカシマ精機側の弁護士･大川から思わぬ妨害を受け困惑する。

佃はロケット技術者に復帰することを誘われて悩む。つくだ製作所の担当は富山に代わり、部品供給のテストを実施。厳しい基準の審査に、社員達たち自信を失う。一方、ナカシマ精機との特許裁判は事態が急転する。

つくだ製作所は技術力を発揮し、部品供給のテストで好成績を得る。しかし、納品において想定外のミスが発覚してしまう。佃は富山からテスト中止を通告された。望みを絶たれた佃の前に、財前が現れ…。