村上ユウコが初詣を済ませようと近くの神社に立ち寄ると、そこに現われた「自分は神様だ」と名乗る老人から、自分の代わりにご町内の平和を守るようにと頼まれる。よくわからないまま「美少女仮面ポワトリン」に任命されたユウコだったが、早速パトロールに出かけることに。

ご町内の平和を守る「美少女仮面ポワトリン」の噂が町中に広まり、警視庁の敏腕警部・本田律子も気が気ではなかった。そんな中、ポワトリン人気に目をつけた悪徳芸能プロダクションが子供たちにニセグッズを販売してるという情報が入る。本田警部も、ユウコもそれぞれ調査を始めるが、芸能プロの社長の目的は別にあった。

相変わらず遊んでばかりいるタクトたち仲良し4人組。そのなかのひとり、ケンジは幼稚園で一緒だった木下と再会する。「天才開発塾」に通う木下に触発され、自分も塾に通うことにきめたケンジは早速入塾試験を受けることに。だが、この「天才開発塾」の裏ではある計画が進んでいたのだった。

タクトたちの憧れである美少女・新井礼子がタクトにお願いをしてきた。それは自分の家に伝わる「皇帝ナポレオンのワイン」を見つけ出して欲しいとのことだった。憧れの礼子からのお願いをかなえてハートをゲットしようと奮起する4人。だが、ワインを見つけたタクトたちに「ナポレオンの亡霊」が襲い掛かってきた！

日本の子供たちをすべてグルメにすることで、20年後の日本を破綻させようとたくらむ長期的な犯罪計画が明らかになった。陰謀を企むは国際的犯罪者・ドクターブー。それを阻止せんと、本田警部、ポワトリン、そして警部の息子カズヤも親孝行のためにと、それぞれ行動を開始する。

人々を襲って丸坊主にしてしまう、怪人・バリカン婆々が現れた。ポワトリンはパンク姿にオリュードして自らおとりになり、バリカン婆々をおびき出すもシンスケのせいで取り逃がしてしまう。落ち込むシンスケを励まそうと、タクトたちはユウコに「にせポワトリン」になって元気付けてもらおうと考えた。

ユウコの父ハヤトがテレビ番組に出演することになった。有頂天のハヤトは、本日2月18日が結婚記念日だったこともすっかり忘れてしまう。しかも出演した生放送のテレビ番組の中で、あろう事かポワトリンに告白をしてしまう。怒る母・ノリコもテレビ局に乗り込むが、そんな中、ハヤトには別の危機が……。

ポワトリンのコスチュームをクリーニングに出したときに、ベルサーベルを家に置き忘れてしまったユウコ。タクトたちが目ざとく見つけてポワトリンごっこをし始めた。しかし、モモコの冷たい目線に耐え切れず渡してしまい、モモコは「おもちゃを捨ててフォークダンスをしよう」運動にベルサーベルを預けてしまうのだった。

曲のイメージに合わせて、多彩に声質を変えられる天才アイドル・伊藤ひかりが人気を集めていた。しかし、その声にはとんでもない秘密が隠されていた。彼女が人目を避けて通いつめる山小屋にポワトリンが迫るとき、本田警部の親友・白神博士にまつわる真実が浮かび上がる。

新井礼子がタクトに再びお願いをしにきた。旧新井家に伝わる「エジソンバンド」を見つけ出してほしいという。礼子の目的はそれを使って、顔と心はいいけどおつむが弱いボーイフレンドの石川くんの頭を良くすることだった。そうは知らず頑張ってしまうタクトたち。彼らのがんばりでエジソンバンドは見つかるが……。

モモコはお墓参りから帰る途中で、友人のシオリと出会った。シオリは自分のママが、人体を使って超高級繊維を作り出す怪人「ザ・恐怖の紡績工場」に襲われてしまったというのだ。だが、シオリのママだけはサナギにはならず助かっていた。そこに秘密があるとにらんだユウコは、早速調査を開始する。

ユウコの学校の成績は、ポワトリンになったあの正月から下がりっぱなし。神様に相談しようと神社を訪れると、神様はスーパーカーに乗って颯爽と現れ、厄介な国際問題を残してすぐに温泉旅行に出かけてしまった。あっけにとられるユウコ。神様が残していった「国際問題」とは？

落ち着いてマンガを読もうと河原の上流に向かうシンスケだったが、そこにいたギャング団に捕まってしまう。ポワトリンクラブのメンバーは捜索を始めるが、シンスケはギャングの親分に父の面影を感じていて、なぜかニセ札作りに協力することに。

学校からの帰り道、モモコは怪我をしている犬と、その犬をやさしく介抱していたハンサムな青年に出会う。その「透き通った炭酸飲料のような」青年に一目ぼれしたモモコ。しかし彼は、動物を剥製にして海外に売りさばく悪徳業者・怪人741号だったのだ。ポワトリンは何とかモモコの夢を壊さないようにがんばるのだった。

スポーツ医療で世界的に有名なダイジョーブ博士が来日した。そんななか「女性エイト」編集部に、マフィアが大リーグ経営に乗り出すとの情報が流れてきた。そしてマフィアは日本の若者を将来のメジャーリーグ候補として発掘しようとしているらしい。謎のエージェントが、ポワトリンクラブに迫る！

ポワトリンの活躍のおかげで警察署長から大目玉を食らった本田警部は、ついポワトリンクラブに八つ当たりしてしまう。一方、あの新井礼子から署長あてに、学校で起こる奇妙な出来事を解決して欲しいという連絡が入る。新井家の依頼を無下に断れない署長は本田警部に押し付ける。学校の事件の真相とは？

ケンジの家では久しぶりに鯉のぼりをあげることになった。しかしケンジはタクトたちにその姿を笑われ、親とケンカしてしまう。その夜、ケンジの枕元に鯉のぼりの父と息子が現れ、鯉のぼりの母が大なまずと駆け落ちしたので連れ戻して欲しいと頼んできた。一人、池に向かうケンジだが、そこでわかった真実とは……。

交番でファイルを覗き見して、無理やり事件の情報を手に入れたポワトリンクラブ。なんと、脱獄した囚人が付近に潜んでいる可能性があるという。脱獄囚を捕まえようと躍起になる中、タクトだけは父との約束があって、乗り気ではなかった。だが、約束は突然キャンセルに。悲しむタクトのまえに現れたのは、あの脱獄囚だった！

交番でファイルを覗き見して、無理やり事件の情報を手に入れたポワトリンクラブ。なんと、脱獄した囚人が付近に潜んでいる可能性があるという。脱獄囚を捕まえようと躍起になる中、タクトだけは父との約束があって、乗り気ではなかった。だが、約束は突然キャンセルに。悲しむタクトのまえに現れたのは、あの脱獄囚だった！

休む間もなく続くポワトリンの戦いに、ユウコは消耗していた。そんな中、芸術泥棒・怪盗ミケランジェロが国宝の「万利休の茶壷」を狙っていることを知り、ポワトリンとなって立ち向かう。だが疲労で太刀打ちできないポワトリン。そこに「ステッキの導く所、鏡あり」という神様の声が響いた。

東京タワーに遊びに来ていたユウコは、そこで東京タワーを曲げようとしている超能力者のおばさんに出会う。結局、東京タワーは曲がらなかったのだが、そのときユウコの体に触れたおばさんは普通じゃないパワーを感じ、古井戸の底に眠る「白百合の姫」の霊を呼び寄せるようユウコにせがむ。拒否するユウコだが……。

アバレラ公国の王子の誘拐未遂事件を防いだユウコ。しかし、その間にハヤトは王子を自分の家に連れ帰って、領事館に引き取りを要請していた。「女性エイト」の独占記事を狙っていたハヤトだったが、気がついたら王子は村上家から消えて行方不明。一方、一人さびしくおままごとをしていたモモコが出会ったのは……。

世間を騒がすプロレス強盗・ブロディくんに襲われたハヤト。ノリコがプレゼントしたネクタイもぼろぼろにされて、怒ったノリコは本田警部に直訴しに行くが、警部はあいにく休暇中。そしてノリコはなぜか署長から一日警部に任命されてノリノリに。そのとき、ブロディくんが女子大生を襲っているという情報が入ってきた。

タクトがアジサイの咲く通学路で出会ったバレリーナ姿の美少女。タクトが見とれているうちに、少女は幻のように姿を消してしまう。タクトは思わず彼女に抱きつこうとしてしまったスケベ根性に自己嫌悪し、そんな思い出を忘れたいと願う。そこに、嫌な思い出と楽しい思い出を交換してくれる不思議な店が現われる。

ケンジの両親のとんかつ屋がお昼時に繁盛しているのを見た商店街の会長は、人気を妬んだうなぎ屋が「うなぎの刻参り」をしていると忠告してきた。その夜ケンジの父がうなぎの化け物に襲われ怪我をしてしまい、今度はうなぎ屋が大繁盛。すると今度は、とんかつ屋が「豚の刻参り」をし始めたという。

ポワトリンごっこで遊んでいたポワトリンクラブの面々を、理科の小川先生が叱りつけた。するとタクトは「小川先生みたいな大人にはなりたくない」と反抗する。そのことでポワトリンに興味を持ち始めた小川先生は、ポワトリンになるためにエネルギーを奪おうと考え始める。先生の魔の手が、ポワトリンに迫る！

今度の新井礼子のお願いは、鎌倉時代に旧新井家が使ったとされる、幽霊撃退用の「幽霊蚊取り線香」を探すことだった。新井礼子に関わるとロクなことがないと、さすがにようやく学習してきたタクトたちはそのお願いを断る。すると礼子はタクトが書いたラブレターをばらすと脅迫し、タクトたちは仕方なく協力することに。

神様が美女を連れて、またもや唐突に帰ってきた。実はこの美女、気の弱い古代アポロンの戦士の元恋人だったのだ。もちろんアポロンの戦士が追いかけてきては、立派な戦士になるため必要と、ポワトリンのベルサーベルを奪って神様に挑む。だが、なんだか様子が変？

暗黒世界の帝王ディアブルを連れてきてしまったというのに、神様は実にのんき。落胆するユウコ＝ポワトリン。気を取り直して中国の天才奇術師なる人物を助けたのは良かったが、その正体はディアブルで、ポワトリンは捕まってしまう。困り果てた神様の前を偶然通りかかったのは、モモコ……？

東京都板橋区在住の神様からユウコ宛てにお届けものが。中身はディアブルに対抗するための新アイテムだ。ディアブルは「週刊女性エイト」の編集部で情報を集めて、ポワトリンクラブを使ってポワトリンを襲う計画を企てた。ゾンビ化したタクトたち、ポワトリンクラブの面々。プティットが苦戦する中、ポワトリンが現れた！

スイカ割り大会」が開催され、最初は乗り気じゃなかったタクトたちも結局は嬉々としてスイカを割っていた。そしてあの新井礼子も参加するが、礼子はうまく割ることができず、その姿にタクトたちは大笑い。その後、またもや「ご相談がございます」と礼子が現れた。そして、それこそが恐ろしい事件の幕開けだった。

無理やり家に押し入って、夏休みの宿題を次々とやってしまう「宿題強盗･勉強くん」の噂で町は持ちきりだった。タクトたちは襲われたシンスケの状況から、自分たちも襲ってもらおうと積極的に呼び込もうとする。そして勉強君への独占取材で「社長賞」を目論むハヤトも乗り気になってしまう。

夏休みは終わるけど、正義の味方に休みはない。忙しくて課題の「平成の偉人」に関するレポートができないでいたユウコは、ふと「ポワトリン」をレポートの対象にできないかと思いつき、それまでの戦いの日々を振り返る。一方、ハヤトも雑誌で「ポワトリン特集」を企画、ポワトリンクラブにレポートを依頼する。

食べるとパン屋の主人を拝んでしまうほど美味しいと評判のカツパン。ケンジの母も試しに買おうとするが、パン屋で土下座しているお客たちの異様な光景が恐ろしくなり、食べるのをためらってしまう。代わりにユウコが食べると、確かにその美味しさからパン屋で思わず土下座。さすがにおかしいと感じたユウコは調査を始める。

またまた無理難題を抱えてポワトリンクラブの前に現れた新井礼子。今回はシンスケがつかまり、一緒に「かぐや姫の宝」を探す羽目に。宝は見つかったけど、その瞬間、新井礼子とシンスケは平安時代にタイムスリップ！そこで出会ったのは、実に性格が悪く食いしん坊な「かぐや姫」その人であった。

「お彼岸にはお墓参りをしよう」と訴えながらこともたちを襲う謎の自転車乗り、「お彼岸ライダー」が竹林寺に出現。ポワトリンプティットが推理を開始し、近くの花屋の娘ではないかと考えた。モモコはワンパク小僧にオリュードし、自分の考えを確かめようとする。だが、その謎はそう簡単なものではなかった。

幸せな人間から幸せを奪う犯罪者「不幸福王子（ふしあわせおうじ）」が刑務所から脱走した。たまたま幸せの中にいたポワトリンも突然襲われ、メリーオルゴーランドを奪われてしまう。さらにこの不幸福王子はハヤトと妻ノリコの仲を引き裂き、挙句の果てに傷心のノリコを口説こうとする。

懲りずに新兵器開発に励むシンスケ。だけど今回も失敗してしまい、タクトたちに馬鹿にされる始末。それが悔しくてますます研究に夢中になるシンスケに、奇妙な占い師が手を差し伸べる。占い師の暗示で新兵器を完成させるが、この危険な新兵器を使ってタクトたちを襲い始めた。占い師の正体はあのディアブロだったのだ。

変態怪盗917号は、満月を見ると金庫を破りたくなってしまう。この変態犯罪者を捕らえるのは警察ではなくポワトリンだと書かれ、怒り心頭の本田警部。その警部が突然倒れたことを知り、美少年姿でお見舞いをしようと考えたポワトリンだったが、実はそれこそがポワトリンをおびき出すための、本田警部の周到な罠だった。

1990年10月14日

24分

すべて

｢おまじない中毒」になる小中学生が急増し、問題になっていた。そんな中で、とある老人を助けたタクトがお礼にもらった「おまじない袋」を使ってみると、これが見事に成功。たちまちタクトも「おまじない中毒」に。禁断症状で苦しむタクトの前にあの老人が現れ、新しいおまじないを買わせようとする。

その丈夫な歯で鎖をも噛み千切ってしまう宝石泥棒・ボリバリ。ポワトリンたちはそのボリバリをやっつけるが、大切な歯を虫歯にさせられたボリバリは復讐に燃える。一方、魔法で出したケーキを食べたポワトリンも虫歯になってしまった。さらに、あんみつをヤケ食いしていたケンジの父も虫歯になってしまう。

新井礼子の今回の「お願い」は、連れてきた宇宙人がなくした「宇宙人の重箱」の捜索。重箱自体はあっさり見つかるが、幽霊まで見つかった。幽霊と宇宙人による重箱の中のご馳走をめぐる争いが、なぜか宇宙戦争の危機まで引き起こしてしまう。

ディアブルに襲われたポワトリンクラブのメンバーたちを助けるため、立ち向かうポワトリン。しかし突然、鎌倉時代へと飛ばされてしまう。そこで出会ったのは、日本の歴史で一番美しい少年・源義経。ポワトリンはたちまち義経に恋をしてしまう。しかしこれこそがディアブルの真の作戦だったのだ。

「木枯らし童子」は子供たちに風邪を流行らせる怪人。ポワトリンとポワトリンプティットは木枯らし童子を追い詰めるが、あと一歩のところで逃がしてしまう。ポワトリンに叱られたプティットは、今度こそ自分の手で木枯らし童子をやっつけようと心に誓う。一方、木枯らし童子はタクトを襲い、タクトは風邪を引いてしまう。

「発明する教育ママ」として有名な、PTA副会長の佐々木さん。彼女が最近開発した「脳細胞を活性化させるヘッドギア」を使って、タクトの成績上昇を目論むノリコは、一緒に家庭教師のヤマモトも雇う。だがこのヤマモトは教育ママが大嫌い。「怪人ヤマモト」となってノリコを、そして佐々木さんに襲い掛かってきた。

ディアブルの次の狙いは、夜空で踊る「白鳥座の精｣。ディアブルが放った矢に打たれて、地球に落ちてきた白鳥座の精は、とんかつ屋の息子･ケンジに助けられた。ディアブルのせいで｢愛する心」を失ってしまった白鳥座の精を助けようと、ケンジが奮闘する。そんなケンジに、ユウコは協力しようとするが……。

新井礼子が、足の骨を折って入院したという。最初は罰が当たったと喜んでいたポワトリンクラブも、逆に見舞いに行かないと呪われるんじゃないかと、しぶしぶ見舞いにいくことに。そして今度の礼子の「お願い｣は、「花さか爺さんの宝｣を探すことだった。宝はすぐに見つかるが、礼子はなんと宝を山分けしようとする。

毛むくじゃらで関西弁の「にせポワトリン」が現れた。しかも助けた相手に料金まで取ろうとするその姿に、いろんな意味で怒りまくるポワトリン。一方、タクトに恋人ができたとの噂が。学校一の美少女・佐々木カオリに言い寄られて夢中になってるらしい。だが、それはカオリの策略で、本当に好きなのはマサキだったのだ……。

両親が警察で働いてるためになかなか相手にしてもらえず、さびしい思いをしている本田カズヤ。そんななか、宇宙人によって頭にミステリーサークルみたいな模様をつけられるという事件が続発。この事件を自分が解決すれば両親が見てくれると、カズヤはひとり奮闘を始める。そして重要な手がかりを発見するのだが……。

ディアブルが暗黒の力の全てを使って作り上げた「暗黒の魂」。ディアブルはサンタクロースに化け、ユウコにクリスマスプレゼントとして「暗黒の魂」を渡す。しかしその箱を最初に開けたのはタクトだった。暗黒の魂を取り込み、人々に襲い掛かるタクト。暗黒の魂は次々に乗り換え、ついにモモコまでもが取り込まれる。

「暗黒の魂」は再びモモコの中に入り、モモコは「暗黒ポワトリンプティット」にメタモルフォーゼしてしまう。ポワトリンは暗黒プティットとの戦いの中、プティットの正体が妹モモコであったことを知る。辛くも暗黒プティットの中から暗黒の魂を取り出したポワトリン。いよいよディアブルとの最後の決戦のときが迫る！