シーズン1 (2016)
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Episodes 12
「ジョーカー・ゲーム」(前編)
昭和12年秋、陸軍内部の強い反対の中、結城中佐によってスパイ養成を目的とするD機関が秘密裏に設立された。参謀本部から監視の密命を受け、D機関に赴いた佐久間中尉が目にしたのは超人的な選抜試験を平然とくぐり抜けた若者たちだった。ある日、参謀本部の武藤大佐よりD機関に対し、親日家で通るアメリカ人ジョン・ゴードンへのスパイ容疑を調査せよとの命が下る。佐久間とD機関員たちは憲兵隊に扮しゴードン邸の捜査を開始するが…。
Read More「ジョーカー・ゲーム」(後編)
ゴードン邸を捜索する佐久間たちだが、スパイ行為の証拠をどうしても見つけることができない。そんな中、捜索は二度目だとゴードンが口走ったことで、佐久間はこの任務が武藤によって仕組まれたものだと知る。武藤は本物の憲兵隊が失敗した捜索をD機関に再度命令することで責任を押し付け、あわよくばD機関を解体させようと画策していた。窮地に陥った佐久間は、ふと結城中佐や三好ら機関員の言葉を思い出す。そして、佐久間はあることに気付く…!
Read More「アジア・エクスプレス」
〝協力者〟モロゾフから機密情報を手渡したいという緊急連絡を受け、D機関員である瀬戸礼二は満鉄の超特急あじあに乗車していた。情報の受け渡しをしようと接触をはかるも、モロゾフはすでに殺されおり、死体のそばには〝吊るされた男〟のタロットカードが残されていた。暗殺者がソ連の秘密防諜機関スメルシュであることを知った瀬戸は、機密情報が記された新聞を奪い返すべく、姿の見えぬ敵を追い始めるが…。
Read More「暗号名ケルベロス」
サンフランシスコからハワイ諸島を経由し日本へと向かう豪華客船朱鷺丸ときまる。そのデッキ上でクロスワードパズルに興じていた内海脩のもとに、ジェフリー・モーガンと名乗る男が現れる。言葉巧みに情報を引き出した内海は、モーガンが英国秘密諜報機関に雇われた暗号専門家ルイス・マクラウドであることを見抜き拘束する。しかしその時、一発の砲声が響き渡る。突如現れた英国の軍艦によって形勢は逆転。勝ち誇るマクラウドだが、グラスを口にした途端、彼はその場に倒れ〝ケルベロス〟という謎のワードを遺し、絶命する…。
Read More「ダブル・ジョーカー」(前編)
元外交官の白幡樹一郎に、陸軍の機密である〝統帥綱領とうすいこうりょう〟を盗読したとの容疑がかけられる。蒲生次郎は白幡と旧知の間柄である英国領事アーネスト・グラハムに接触し事の真相を探るが、グラハムがスパイ行為を行っているという確たる証拠はまったく見あたらない。意を決した蒲生は、寝静まったグラハム邸に忍び込むが…。
Read More「ダブル・ジョーカー」(後編)
風戸中佐率いる生粋の陸軍軍人によって組織された〝風機関〟が、D機関の追い落としを謀り、スパイ容疑のかかる白幅樹一郎を追っていた。そしてとうとう、白幡邸の書生森島邦雄を通じて〝統帥綱領とうすいこうりょう〟受け渡しの日時が知らされる。部下とともに白幡邸に乗り込む風戸。しかし、なぜか屋敷には一切人の気配が感じられず…。
Read More「XX ダブル・クロス」
ベルリン・アルゲマイネ社の記者カール・シュナイダーにドイツとソ連の二重スパイの疑いがかけられる。スパイである証拠を探るD機関だが、突如シュナイダーは謎の死を遂げる。結城中佐の指令を受けた機関員たちは各自調査に乗りだす。シュナイダーを直前まで監視していた小田切に対し、結城中佐が与えた指令は第一発見者である野上百合子、安原ミヨ子に対する再調査であった。しかし、シュナイダーの動きを逐一追っていた小田切には、野上や安原が殺害したとは到底思われず……。
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