シーズン1 (2003)
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Afsnit 11
STORY 1 最低最悪の出会い
鷹宮真(松嶋菜々子)、31歳。東大法学部卒業、ハーバード大学でMBAを取得したスーパーキャリアウーマン。現在は、アメリカの3大ネットワークのひとつ、UNNのニュース記者として活躍している。その真が、日本のJBCテレビにヘッドハンティングされた。低視聴率にあえぐ看板ニュース番組『イブニングニュース』のプロデューサーとしてだ。真の着任と同時に、1人の男が人事異動で報道局にくる。永瀬洋海(福山雅治)、31歳。洋海は、バラエティー制作部で、多くの問題を起こして報道局へ異動になったと噂される男。JBCに来た真は『イブニングニュース』における全権と、人事権を掌握。真は、洋海、久瀬光彦(渡辺いっけい)、戸渡千太郎(八嶋智人)、古袋博(佐々木蔵之介)、山本タケシ(永井大)、秋山富士子(深浦加奈子)そして、アンカーマンの桜木恭一郎(児玉清)らスタッフに視聴率最優先のニュース番組を作ると宣言する。さらに、視聴率向上に貢献できない人間を1人、自分の判断で一週間以内に辞めさせると伝える。スタッフに競争意識と緊張感を持たせるためだ。真は、高視聴率獲得のためには手段を選ばない。逆に、洋海は肩の力が抜けている男。真に視聴率アップの方法を問われた洋海は、ミニスカお天気お姉さんの起用を提案。意外にも真に採用されると、オーディションをバラエティー制作部の放送作家、カッチン(パパイヤ鈴木)と水着審査で開催する破天荒ぶり。しかし意外にも洋海が選んだのは清純そうな女子大生、白井雪乃(白石美帆)だ。誰が真にクビを切られるのか? 報道スタッフたちが戦々恐々とする中『イブニングニュース』は、山梨県知事選の開票の模様を特別編成。真も新プロデューサーの腕の見せ所と、他局に差をつけられるネタを仕込んだ。だが、知事選は真やスタッフが予想し得なかった展開に!
Læs mereSTORY 2 ネクタイと昔の男
鷹宮真(松嶋菜々子)は、プロサッカークラブ、インデペンデンスのストライカー、鋤田一馬(七海智哉)のインタビューをとるよう報道スタッフに命令。取材に行くことになった永瀬洋海(福山雅治)は、白井雪乃(白石美帆)を連れて競技場へ。洋海は、鋤田のインタビューこそ取れなかったものの、雪乃の協力で新人、平野純(松尾政寿)と知り合う。平野と飲みに行った洋海は、彼の口から鋤田の八百長疑惑を知らされる。翌日、話を聞いた真は、洋海を伴って取材に出かける。クラブの広報は疑惑を一笑し、平野にも酔った上でのことと取材を断られてしまう。だが、真はあきらめない。政財界の友人が集う自分の帰国パーティーで、真はやはりインデペンデンスに黒い噂があることを知る。席上、真は洋海に大手企業の顧問弁護士を務める友人、本郷公康(葛山信吾)を紹介。 報道局に戻った真は、スタッフ総動員で疑惑の取材を進めるが、決定的なネタが浮上しない。そんな時、真に平野から電話が入る。インタビューに応じると言うのだ。真は、その日のニュースで放送することに。しかし…本番直前に、真は星野編成部長(中村育二)に呼び出される。そこには、なぜか本郷もいる。編成部長は、真に八百長疑惑の放送を止めるように命令。実は、JBCはインデペンデンスを買収しようとしていた。
Læs mereSTORY 3 二人きりの夜
毎年恒例の民放各局が合同で選出する『コズミック報道大賞』の選考、授賞式の日程が迫っていた。鷹宮真(松嶋菜々子)も会議に出席するが、ダイヤモンドテレビの熊田佳正チーフプロデューサー(升毅)に、あらゆる面での差を見せ付けられてしまう。熊田は『イブニングニュース』の裏番組『ニュース・ファスト』のプロデューサー。優秀なスタッフを抱えていた。それに比べて…。JBCのスタッフは、永瀬洋海(福山雅治)を筆頭に、まともなニュースをひとつも取ってこない。そんな時、ミスを連発したのが戸渡千太郎(八嶋智人)。警察に連行される容疑者の表情は抑えられない、火事の取材に向かったものの現場にも着けない。挙句の果てに、大リーグ移籍の噂があるプロ野球選手の取材では現場を間違え、ダイヤモンドテレビが撮った映像を借りてくる始末。ますます、ダイヤモンドテレビと差をつけられ一人歯がゆい思いでキリキリする真に、洋海はJBC独自のやり方での報道を勧めるが、もはや彼女は聞く耳も持たない。 そんな時、真に叱られて報道には向いていないと落ち込む戸渡が、工事現場の鉄骨崩落現場に偶然居合わせた。手には、これ以上ミスを重ねてはならないと自腹で買ったデジタルカメラ。しかし…。作業員に救助を求められた戸渡は、そちらを優先してしまう。そんな様子をダイヤモンドテレビのクルーにしっかりと映像に収められながら…。
Læs mereSTORY 4 ホテルで二人きり
最近、お天気コーナーの視聴率が揮わず、白井雪乃(白石美帆)の放送中のミスも目立つ。鷹宮真(松嶋菜々子)は、雪乃を抜擢した永瀬洋海(福山雅治)に彼女の降板をほのめかし、2人の会話を聞いてしまった雪乃は、落ち込んでしまう。その夜、東京は天気予報とはうらはらに雪が激しさを増し、ついに大雪警報が発令される。視聴率を感じた真は、洋海や久瀬光彦(渡辺いっけい)、戸渡千太郎(八嶋智人)、古袋博(佐々木蔵之介)たちを召集し、夜を徹しての雪の東京取材を命令する。さらに、真は藤堂局長(森下哲夫)からの依頼で、早朝の『モーニング・リポート』を『イブニングニュース』のスタッフで放送することを承諾。真を中心に編集会議が行われ『モーニング・リポート』の番組構成が決まり、とりあえず一段落。一同は、仮眠のため近くのホテルへ。洋海は、同室の戸渡が先に部屋に入って寝てしまい、仕方なく真の部屋へ。事情を聞いて同室を許すと洋海は先に寝入ってしまうが、真は寝付けない。真がロビーに降りると、雪乃がマフラーを編んでいた。落ち込んでいたのを慰めてくれた洋海へのお礼だ。真に気づいた雪乃は、洋海から聞いたマフラーにまつわる思い出を話す。 眠れないままに真が外を眺めていると、洋海が慌てて駆けて来た。話を聞いた真は、洋海とともに報道センターへ。中継がつながらなくなってしまったのだ・・・。
Læs mereSTORY 5 悲しいプロポーズ
鷹宮真(松嶋菜々子)は政財界に強い。なぜ、真がそのようにネタが取れるのか、政治担当の久瀬光彦(渡辺いっけい)のみならず他局の報道スタッフにも分からない。実は、それには彼女の経歴のみならず父親の存在も大きく関係していた。 そんな中、真は父の友人である元駐米大使、梁瀬郁夫(佐原健ニ)から結婚相手として三屋洋介首相補佐官(鶴見辰吾)を紹介される。だが、真と三屋のデートは写真誌にすっぱ抜かれ、体を使ってのネタ取りと書かれてしまった。重役たちに叱責された真は、局が被った損害は必ず仕事で返すと約束する。 真には、自信のあるネタがあった。田辺一徳建設交通大臣(石田太郎)の汚職疑惑だ。しかし、永瀬洋海(福山雅治)や古袋博(佐々木蔵之介)は、カッチン(パパイヤ鈴木)と一緒に合コンばかり。久瀬もこれといった情報を取ってこない。業を煮やした真は、自身で田辺のもとへ。だが、田辺は独占インタビューと引き換えに、真の体を求めてきた。 もちろん真は拒否。しかし、その翌日、ダイヤモンドテレビがJBCが追っていた田辺の汚職疑惑を報道。重役たちに責められ、追い詰められた真は田辺に再度インタビューを申し込む。それは、田辺の出した条件を飲むものだった。
Læs mereSTORY 6 2月14日の奇跡
鷹宮真(松嶋菜々子)が『イブニング・ニュース』のチーフプロデューサーに着任して1カ月半が過ぎた。真が視聴率アップを約束した3カ月間の半ばを過ぎたが、視聴率は思うような向上を見せていない。そこでJBCの重役は番組のテコ入れ手段として、桜木恭一郎(児玉清)の降板を要求。真は承諾する。しかし、視聴率のためとはいえ桜木の降板には真も少しためらいを覚えていた。そんな真に、永瀬洋海(福山雅治)はプロデューサーとしての判断なら従うと告げる。 真は新たなキャスターとして、貴島章吾(マイケル富岡)を連れて来た。ルックス、経歴ともに抜群。彼がキャスター席に座ると初日から視聴率も上がり始める。真は、しばらくはダブルキャスターという形を取ろうとしたが、桜木はキャスターが2人いては視聴者が混乱すると、自ら降板を願い出た。真は了承し徐々に新体制への移行が始まる。しかし貴島は次第に自分中心の番組作りを要求するなどスタッフを振り回し始めた。 そして、桜木が降板の挨拶をする2月14日がやって来る。一アナウンサーとして、ケーブルテレビへの転進を決めた桜木の挨拶は、番組終了間際で予定されていた。しかし、その直前に銀行で立てこもり事件が発生。特番編成に変わったため、桜木の挨拶はなくなってしまう。
Læs mereSTORY 7 好きなんだ、今も
エリート街道まっしぐらの鷹宮真(松嶋菜々子)の出身校、私立松泉女学館中・高等部に裏口入学の疑惑が持ち上がる。厳しくも優しく、温かい教育を受けた真にとって、にわかに信じられない。現在の学長も真が学んだ当時と変わらない楠本春子(草笛光子)である。卒業生として講演した後に春子に再会した真は、あり得ないことと確信していた。 真に疑惑を打ち明けたのは永瀬洋海(福山雅治)。教育特集の担当を命じられた洋海は、久瀬光彦(渡辺いっけい)と娘の千尋(碇由貴子)の松泉女学館学校見学会に同行。その帰り道、久瀬が議員から紹介された事務局長に、入学前に寄付金を払えば千尋の入学を約束すると言われたと洋海は耳にしたのだった。 真にニュースとしての価値を訴える洋海だったが、裏口入学の証明は難しい。何より真は、松泉に限ってありえないと信じている。それでも食い下がる洋海と共に念のため松泉に出向くが、春子からキッパリと否定されて安心する真。だが、久瀬から直接聞いてしまった洋海はあきらめきれない。 一方、久瀬は妻・美枝子(渡辺典子)の手前もあり、金を払ってでも千尋を松泉に入学させたいと思っていた。そんな時、当の千尋が家出してしまって…。
Læs mereSTORY 8 視聴率の犯罪
永瀬洋海(福山雅治)がバラエティー班から報道局に異動した本当の理由がついに明らかになる。鷹宮真(松嶋菜々子)も「まさか…」の真実とは? ことの起こりは、あるアイドル歌手の結婚報道。元バラエティー番組のディレクターだった洋海は、彼女とも知り合いで他局では不可能な映像を押さえることに成功。視聴率をバッチリ稼いだため、真は『イブニング・ニュース』に芸能コーナーを設けることを決め、チーフに洋海を抜擢。狙いは見事に当たって、洋海は以前のつてをフル活用して芸能スクープを取り始めた。 そんな時、真は『シャッフル・アワーズ』収録直後にケガをした今井アキラ(石井康太)の取材を洋海に指示。同番組は、人気タレントの旭わたる(阿南健治)が司会で、洋海の同期、渡辺純(甲本雅裕)がディレクターを務めていた。アキラがふざけていて階段から落ちたことが原因と本人も渡辺たちも口をそろえる。だが、洋海はカッチン(パパイヤ鈴木)から、アキラが旭に暴行を受けたことが原因と耳にする。
Læs mereSTORY 9 ラーメン戦争
鷹宮真(松嶋菜々子)は、4月期の番組改編で重役たちから『イブニング・ニュース』の打ち切りを突きつけられる。真が公言した視聴率向上期限まで2週間の猶予があったが、後番組のスタンバイ等を考えると実質1週間後には結論を出さねばならないからである。星野編成部長(中村育ニ)は、その1週間の平均視聴率が13%を上回らない場合は『イブニング・ニュース』を打ち切ると厳命した。真は、視聴者の動向を調査部で確認し、コア視聴者層である女性を最優先にした番組制作をスタッフに宣言する。更に過去の高視聴率実績に基づき、一週間に渡るラーメン企画を特集することにした。この特集のため、久瀬光彦(渡辺いっけい)や戸渡千太郎(八嶋智人)、古袋博(佐々木蔵之介)らが進めていた地味な調査ネタは先送りとなる。それでも、番組存続のためと、一同は団結してラーメン特集に取り組むことに。古袋は、かつて自分が出会ったラーメンで一番美味しかった春川村の店に出向くが閉店していた。住民によると、店が使用していた井戸水が近くに出来た金属工場のために汚染されてしまったためとのこと。住民の頼みもあり、この問題を取り上げて欲しいと頼む古袋だが、真の頭は視聴率アップだけに向けられていたため、あえなく却下されてしまう。ラーメン特集で順調に視聴率を稼ぐ中、春川村の住民は、何度も局に足を運んでくる。ついに、真は永瀬洋海(福山雅治)を連れて自ら村に赴き、番組では取り上げない方針を住民に伝える。しかし、帰り道、真は美しい村の風景の背後にそびえる工場と煙突に明らかな違和感を覚えずにいられなかった。
Læs mereSTORY 10 最後のニュース
『イブニング・ニュース』の打ち切りが決定した。鷹宮真(松嶋菜々子)は、打ち切りと同時にJBCを辞さなければならない。2年ぶりに再会した父、秀一(竜雷太)には、辞職後、日本を離れるかもしれないと告げる。一方、久瀬光彦(渡辺いっけい)、戸渡千太郎(八嶋智人)、古袋博(佐々木蔵之介)らスタッフは、番組打ち切り後の配置換えが心配。なんとか、報道に残ろうと他の番組への売り込みに必死。永瀬洋海(福山雅治)だけが、真の去就を気にしていた。洋海には、真との過去の出来事が引っかかったまま。それは、雪の日の待ち合わせ。その日のわだかまりを、何とか晴らしたいと思っているが…。『イブニング・ニュース』スタッフたちの心がバラバラになろうとしている時、洋海は連続放火犯人を目撃。犯人への取材は大スクープとなった。しかし、犯人の伊田(青木堅治)は、アリバイをもとにすぐ釈放されてしまう。さらに、伊田を犯人扱いしたのは名誉毀損だと、大物弁護士、佐脇(荻島眞一)がJBCに乗り込んできた。 洋海は、犯人の顔を見ていて、逃走に使ったバイクの車種、改造された部品まで克明に覚えている。謝罪と訂正報道を求める佐脇と真実を主張する洋海。真は、どんな判断を下すのか?『イブニング・ニュース』最後の1週間に暗雲が立ち込めようとしていた。
Læs mereLAST STORY もう1人じゃない
鷹宮真(松嶋菜々子)が久しぶりに会った父の秀一(竜雷太)は、ODA受発注に絡む汚職事件に関係している?ことの発端は、永瀬洋海(福山雅治)が現場を目撃し、犯人を警察が連行した連続放火事件。『イブニング・ニュース』は、もちろんスクープとして報道するが、警察は犯人の伊田ケンジ(青木堅治)をアリバイがあると解放。JBCには、謝罪、訂正報道をしなければ名誉毀損で訴えると、やり手弁護士がやってくる。さらに、洋海と同じく犯人を目撃した少年、島田裕太(片岡涼)が母親とともに証言を取り下げると言い出した。裕太は真のオフィスで、この人から事実を言わないように頼まれたと、秀一の写真を指差した。放火犯人のケンジの父は建設会社で、外務産業省のODA事業にも参画していた。もし、ODAの不正受発注を明るみに出したくない外務産業大臣、野田(奥野匡)が裏で警察に圧力をかけているとしたら…。真は、秀一に直接会って真偽を正すがノーコメント。しかし、秀一は真に嘘をついたことがない。“ノーコメント”こそが、真にとって父の汚職関与への疑いを深める一言となる。真は、汚職事件を取材することを決定。だが、洋海は父を告発しようとする真をみていることができない。なぜなら、洋海は…。
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