月音は萌香と一緒にいたいために陽海学園に留まった。そんなある日、月音がグラマーな美少女、黒乃胡夢と出会い、たちまち虜に…。胡夢の正体は夢魔サキュバス。彼女は「陽海学園ハーレム化計画」を画策し、魅惑眼で月音を操っていたのだ。奴隷にされようとしている月音を救うべく、萌香は胡夢に戦いを挑むのだが…!?

天才少女の仙童紫に出会った萌香と月音。以前から萌香に憧れを抱いていた彼女は、この日以来萌香にベッタリ。月音ですら追い払われてしまう始末。そんな紫の度重なるイタズラに怒った月音は彼女を責め立ててしまう。だがその直後、月音は彼女が半端者の種族「魔女」として人間からも妖怪からも嫌われてきたことを知り…。

萌香たちに守られてばかりでいいのかと考え込んでしまう月音。萌香、胡夢、紫の自称ファンクラブ連合の三人組みに絡まれて萌香に助けられてしまった月音は激しく落ち込んで荷物を持って校外に出てしまう。まさか月音は学校を辞めるつもりでは!? 後を追いかける萌香たち。バス停には月音、そしてあの三人組みの姿が…！

部活の新入部員勧誘で盛り上がる陽海学園。得意の水泳で萌香にいい所を見せようと、月音は彼女とともに水泳部へ向かった。美人部長の珠魚に誘われるままに泳ぐ月音。ところが、その一方で萌香はうっかり浴びた水に苦しんでいた。そんな萌香を心配して、プールを出ようとする月音。その時、珠魚の目が怪しく輝いた…！

月音たちは森丘銀影が部長を務める新聞部へ入部する。さっそく記事作りに張り切る彼らは、最近学園内を騒がしている、連続のぞき魔事件の調査を始めた。だが、調査を始めて間もなく、月音は連続のぞき魔犯の濡れ衣を着せられてしまう。実はこれらは全部、月音と萌香を引き離すために銀影が仕組んだものであった…。

学園新聞を配布している月音に見知らぬ少女が声をかけてきた。彼女の名は白雪みぞれ。これまで登校拒否だった月音のクラスメイトで、月音の記事のファンであった。月音を独占したいみぞれは、萌香らを邪魔者と感じ、氷人形で彼女らを襲わせる。何とかみぞれたちを退けた萌香たちだったが、彼女を取り逃がしてしまい…。

月音は数学教師の籠女李々子に注意され、放課後に補習を受けるはめに。そして補習室へ向かった月音はボンデージ姿で鞭を振るう艶かしい李々子先生の姿を見る。その日以来、月音の様子が徐々におかしくなっていく。萌香はある日、月音の悲鳴を聞いて乱入。そこでは下半身が蛇となった李々子先生が月音を洗脳していた…!?

夏休みに突入し、人間界に合宿に向かう新聞部メンバー！ そこで一行は向日葵が咲き誇る綺麗な丘を見つけた。しかしその丘は失踪事件が頻発する怪奇スポット「魔女の丘」だった。そこで紫は同族の魔女である瑠妃と出会い…。

瑠妃は月音たちに魔女の丘が自分の安息の地であること、そしてそれを奪おうとする人間への怒りを打ち明ける。月音は彼女を陽海学園に誘い、瑠妃もその提案に心が揺れた。しかし、自分を拾ってくれた「お館様」を裏切れず、彼女はそっとキャンプを後にする…。

新学期最初の新聞配布に精を出す月音たち。そこに「超新聞部」と名乗る集団が登場！ お色気満載の彼女らの妨害で、読者はどんどん奪われてしまう。このままでは新聞部は廃部に。反撃に燃える 月音たちは、相手のバックにつく武闘派集団・公安委員会の悪事を暴こうと決心するが、そこに超新聞部を操る蛍糸の襲撃が…!!

上納金を強要したり暴力を振るったりと、やりたい放題の公安委員会。そんなある日、公安委員会のトップである九曜が乗り込んでくる。九曜は「人間の疑いがある」と月音を拘束して連行。萌香を人質に取られた月音は、自分が人間であることを自白する。その事実を知った胡夢たちはショックで月音の元から離れてしまい…。

人間であることを告白した月音は、全校生徒の目の前で処刑されようとしていた。月音の大切さに思い至り集結する胡夢たちは、瑠妃と月音の救出へと向かう。間一髪で月音は救出されるが、九曜の攻撃が月音の胸を貫く。崩れ落ちる月音の手には最期の力で外した萌香のロザリオが握られていた。しかし、もはや遅すぎた…!?