時効警察 (2006)
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ふせえり as Matarai
Episodes 26
第一話 時効の事件には、 おいしい御飯の湯気が 似合うと言っても 過言では無いのだ
総武署管轄内では、全裸で逃げる空き巣の被害が続出していた。その頃、事件の捜査とは無関係の時効管理課に勤める霧山(オダギリ ジョー)は、たわいもない会話の中で“どうやら趣味がないとまずいらしい”と気付いてしまう。無趣味の霧山は、時効事件の捜査を趣味にしようと決意。そんな霧山の目に止まったのが、15年前に起こった『西総武市における料理学校理事長殺人事件』だった。
Read More第二話 偶然も極まれば 必然となると言っても 過言ではないのだ!
ある日、三日月(麻生久美子)と熊本(岩松了)がラブホテルから出てくる現場を連写した写真を、蜂須賀(緋田康人)が持ってきた。不倫発覚か!? と盛り上がる時効管理課の面々。そんな中、霧山(オダギリジョー)は、オリンピック代表候補だった水泳選手・藤山一子(塩山みさこ)とコーチ・小原安雄(田中要次)の心中事件に興味を持つ。
Read More第三話 百万人に無視されても一人振りむいてくれれば 人はしあわせ…じゃない?
三日月(麻生久美子)は時効管理課に花を飾ってみるが、霧山(オダギリ ジョー)をはじめ時効管理課の人間は誰も気付いてくれなくてガッカリ。そんな中、霧山はまた時効事件を捜査し始める。政治家への不正献金問題でマスコミの攻撃を受けていた会社の社員・町田拓二(大西武志)が、駅のホームから転落死した事件である。同じホームで電車待ちしていた藤沢郁也(田中哲司)も不正に関与していた疑いがあり、それに感づいた町田を藤沢が殺したという説も出てきたが、現在は藤沢の妻である道子(緒川たまき)が事故死だと証言。殺人の疑いは消えたまま現在に至った。
Read More第四話 犯人の575は崖の上
霧山(オダギリ ジョー)がグッとくる時効事件を探していると、蜂須賀(緋田康人)が俳句を詠み始めた。2時間ドラマ・シリーズ『THEアネゴ探偵・寂水先生が行く!!』で、アヤメ旅子(永作博美)演じる寂水が事件解決後に崖の上で詠んだ句だ。 実は熊本(岩松了)も常に選りすぐりの寂水シリーズのVHSを携帯し、ある時効事件のために撮影中止となった回に登場した崖のミニチュアまで持っているほどのマニアぶり。その事件とは、当時寂水を演じていた白河湯舟(広田レオナ)が、犯人と揉み合う場面の撮影中に崖から転落死したもので、事故か他殺か謎のまま時効に…。
Read More第五話 キッスで殺せ!死の接吻は甘かったかも?
霧山(オダギリ ジョー)は、時効管理課の面々や十文字(豊原功補)にも多大なる影響を与えた超人気歌手・本郷高志(乃木涼介)の変死事件を調べることに。男の生き様をアツく歌い続けて人々を魅了した本郷は、15年前に王様ゲームでキスした直後、「オッス」と言い残し、謎の死を遂げた。体内から毒物も見付からず、キスの相手・夏川リナ(飯沢もも)は容疑者から外され、その代わり妻で医学的知識も豊富な女医・雪絵(奥菜恵)が最も重要な容疑者として浮上。当時、本郷は数々の浮気現場をスクープされていたからだ。
Read More第六話 恋の時効は2月14日であるか否かはあなた次第
15年前の2月14日に夫を殺し、現在も整形しながら逃亡を続ける茗荷谷かよ子。事件は時効成立まで残すところ3日となり、総武署内でも容疑者逮捕に全力を注ぐよう通達が出るが、みんな半ば諦め気味。一方、霧山(オダギリ ジョー)はニュース番組の中で、時効を迎えた別件の被害者の母親が「時効」そのものに対する疑問を訴える姿を見て心が痛み、趣味の時効事件捜査に嫌気がさしてしまう。そんな折、友人と一緒に万引きしようとした女子高生・真弓(吉高由里子)と遭遇。説教した後に彼女らが盗んだ品をそっと返そうとした霧山は、店主から万引き犯と間違われるが、三日月(麻生久美子)や十文字(豊原功補)も巻き込み、どうにか誤解を解く。
Read More第七話 主婦が裸足になる理由を みんなで考えよう!
昭和43年の三億円事件に酷似した手口で行われた“平成三億円事件”。十文字(豊原功補)が刑事課で初めて担当したこの事件が時効となった日、総武署に不審な女・秋津聡子( 葉月里緒奈)から電話が…。「事件について話したいことがある」という。応対した霧山(オダギリ ジョー)は聡子と指定場所で会うことに。彼女は自分が犯人だと言い張り、警察の手ぬるい捜査を告発する手記執筆のために、遺留品が必要だという。
Read More第八話 桜咲く、 合格通知は、死への招待状?
霧山(オダギリ ジョー)は、女子高生・立花律子(真木よう子)がセーラー服のスカーフで絞殺された時効事件を調べることに。律子は朝日ヶ丘大学合格発表の日の夜、当時痴漢被害が続発していた森へ自ら赴き、そこで殺されたらしい。霧山は三日月(麻生久美子)と共に、朝日ヶ丘大学卒業後に同大学数理学部の助教授をしている律子の親友・関ヶ原弥生(櫻井淳子)を訪ね、話を聞くことに。
Read More最終回 さよならのメッセージは 別れの言葉とは 限らないと言っても 過言ではないのだ!
時効管理課の温泉旅行の幹事になった霧山(オダギリ ジョー)は、行き先を考えている最中、新しい時効事件を発見。日本のモーツァルト的存在だった天才作曲家・雨田潮(ROLLY)が殺された本件の捜査は、被害者の残した「サリエリ」というメッセージにかく乱され、時効を迎えていた。現場は秘境の塩砦温泉。自腹で時効捜査を続けたため金欠気味の霧山は「最後の捜査になるかもしれない」と覚悟し、定期預金を解約。費用を捻出し、事件の起こった町の派出所へ。警官・林田(笹野高史)の話では、雨田は現在作曲家として活躍する冴島翠(りょう)と、風俗で働いていたアンズ(つぐみ)と三角関係にあったという。
Read More第一話 嘘は真実を食べる怪物だと言っても過言では無いのだ!
三日月(麻生久美子)たちに惜しまれつつ、霧山(オダギリジョー)が金欠を理由に趣味である“時効事件の捜査”をやめてから1年。それ以外は特に変化のない総武警察署随一のヒマな部署・時効管理課に、新卒の真加出(小出早織)が配属された。そんな中、熊本(岩松了)から、時効になったばかりの国会議員・福原健一(あべかつのり)撲殺事件のファイルを見せられた霧山は興味津々。さらに何かに後押しされるかのように、霧山はある日ひょんなことから大金を手に入れる!霧山はさっそく趣味を再開。三日月を連れ、事件当時は駆け出しキャスターだった榎田美紗子(麻木久仁子)のもとへ。
Read More第二話 好きな理由よりも嫌いな理由の方がハッキリしてると言っても過言では無いのだ!
総武警察管轄内で、そこかしこの女子トイレにオッサンが現れるという痴漢事件が発生。問題のオッサンを捕まえられないまま、十文字(豊原功補)は頭を悩ます日々を送っていた。そんな中、霧山(オダギリ ジョー)は、裏社会を牛耳っていた“闇の帝王”権現三郎(赤星昇一郎)が刺殺された時効事件を捜査することに。当時、犯人と目されたのは権現の内妻でナンバーワンホステスだった吉良深雪(銀粉蝶)。ところが、彼女は事件直後から行方不明になっていた。
Read More第三話 えっ!? 真犯人は霧山くん!?
身もふたもないストーリーと頬をプクーと膨らませた愛らしい容姿で人気爆発中のキャラクター・プクーちゃんが、総武警察でも大流行。その作者・尾沢ミツコ(杉本彩)にまつわる時効事件があると聞かされた霧山(オダギリ ジョー)は、趣味の捜査に乗り出すことに。15年前にミツコと共に大ヒット・キャラ“沈みがち人形”を作った清原ミツヨ(満島ひかり)が、自宅で謎の転落死を遂げたというこの事件。裏表さかさまに服を着た死体の手には「私の」と書かれた卵の殻、階段には生のタコ、やや開いた裏窓には「明日午前中には」というメモがささったバラの鉢植えが置いてあったという。
Read More第四話 催眠術は、推理小説にはタブーだと言っても過言ではないのに…
引っ越してからというもの不眠に悩まされている三日月(麻生久美子)は、タクシーにあったパンフレットで見付けた催眠療法師・スリープ玲子(ともさかりえ)のクリニックへ。なんとスリープ玲子は、三日月と中学で同級生だった卯月玲子だった! まさかの再会に喜ぶ2人。するとそこへ、霧山(オダギリ ジョー)が突然訪ねてきた。霧山が趣味で捜査し始めた時効事件は、玲子の父で小説家だった卯月善(矢崎滋)の不倫相手・七海奈美(村岡希美)が完全密室で殺された事件だったからだ。
Read More第五話 幽霊を見ても決して目をそらしてはいけないのだ
平成のホラークイーンと呼ばれる女優・黒井桃子(鶴田真由)の新作ホラー映画の話で盛り上がったついでに、熊本(岩松了)が霧山(オダギリ ジョー)にある時効事件のファイルを差し出した。事件は、桃子と一緒に女優デビューした双子の姉・桜子(鶴田真由・二役)に関するものだ。当時、黒井姉妹と同じ映画に出演していたアイドル歌手・白鳥その子(りりィ)が楽屋で、死んでいる桜子と凶器らしきものを持った桃子を目撃。ところがその後、死体は忽然と消え、桃子にもアリバイがあることが判明したという。
Read More第六話 青春に時効があるか否かは熊本さん次第!
とうの昔に過ぎ去った青春時代を取り戻したいと切望する熊本(岩松了)は、みんなで若さを取り戻すため「温泉旅行に行こう」と提案。そんな折、「青春温泉旅館殺人事件」が時効を迎えた。青春温泉旅館の温泉水には若返り効果があると言われ、その源泉水を使った化粧水「ドリアングレイ」は今や大人気。実際に、旅館の女将・寺島マユミ(西田尚美)は54歳とは思えない美貌と若さを保ち続けている。しかし現在では絶好調のマユミも、15年前は「青春温泉旅館殺人事件」の容疑者に挙げられた人物だった。
Read More第七話 ごく普通の主婦がイノシシと間違えられるには、それなりの理由があったのだ!
霧山(オダギリ ジョー)は、「イノシシ主婦見間違い事故 それとも殺人事件なのか?」という、どっちつかずの名称がついた時効事件を捜査することに。イノシシの里とよばれる“大間下(おおまか)村”で、村の猟友会メンバーがイノシシと間違って、イノシシの毛皮をまとった村の主婦・一宮理恵子(宮地真緒)を射殺してしまった事件だ。当初は痛ましい事故と考えられていたが、事件当日に理恵子の夫・一路(山中崇)が猟銃で自殺しているのが自宅で発見されたため、殺人事件の可能性も浮上したという。霧山と三日月(麻生久美子)は、さっそく大間下村へ行き、一路の姉・御厨まさへ(国生さゆり)を訪ねることに。
Read More第八話 今回、三日月が大活躍する理由は深く探らない方がいいのだ!
霧山(オダギリジョー)は、総武市のビバリーヒルズと呼ばれる高級住宅街・甲府町で起きた、悪徳不動産会社社長・東吉田真一(二階堂智)の殺害事件を捜査することに。事件当時、室内が荒らされていたため強盗目的の殺人との線も浮上したが、被害者に恨みを持つ人間が多すぎて捜査は難航。焦った捜査班が第一発見者のメイド・佐伯多美子(松田美由紀)に自白を無理強いしたことで、社会的問題にもなった事件だ。霧山はさっそく三日月(麻生久美子)を連れて、事件現場となった東吉田家へ。しかし、霧山は被害者の妻・美幸(麻生久美子・二役)の母・八重(加藤治子)から事件当日の話を聞いている最中、とんでもないアクシデントが起こり、入院するハメになってしまう。
Read More最終回 振り返らずに別れるか?最後にもう一度振り返って別れるか?それが問題だと言っても過言ではないのだ!
三日月(麻生久美子)のもとへ、昔付き合っていた刑事・九門竜(神保悟志)から電話がかかってきた。5年前に三日月は、ニューヨークのインターポールへの派遣が決まった九門竜からの「一緒に来ないか」という誘いを断り、現在に至っている。一時帰国したため会いたいという九門竜の言葉に戸惑う三日月。一方の霧山(オダギリ ジョー)は、スパニッシュギターの名手・熱賀しおり(室井滋)がコンサートを開いていたホールの屋上から、コスプレ楽屋泥棒・鳥山清助(岡元次郎)が突き落とされて死んだ時効事件を捜査し始める。
Read More時効警察・復活スペシャル
時効になった事件を“趣味”で捜査する男・霧山修一朗(オダギリジョー)――あの伝説の男がFBIに派遣されてから12年が経ったある日、ふらっと総武警察署の時効管理課に帰ってきた。しかも舞い戻るや、霧山は24年前に発生した「浦島ガソリンスタンド火災事件」に興味を抱く。寂れた港町・浦島町のガソリンスタンドが全焼した上に大爆発を起こし、焼け跡から損傷の激しい焼死体が見つかった、この事件…。警察は当時、死体が握っていた制服のボタンや体格などから、犠牲者は元アルバイトの高校生・沢村浩司と断定し、事故・殺人・自殺の可能性も含めて捜査したが、真相は闇に覆われたまま。くしくも9年前、殺人の時効が廃止されるわずか1日前に時効を迎えていた――。
日本に戻ってきたところで特にやることもない霧山は、この事件を調べてみることに。霧山への恋心が再燃した交通課の三日月しずか(麻生久美子)も、下心をちらつかせながら、趣味の捜査のお手伝いを名乗り出る。さらに新人刑事の彩雲真空(吉岡里帆)も刑事課という自分の本業は二の次で、時効事件の捜査に首を突っ込んでくるのだった。そんなこんなで週末、霧山と三日月は事件の情報を集めるため浦島町の交番へ。焼死体が見つかった部屋が当時空き部屋だったこと、沢村の母・加奈子(余貴美子)や離婚した父・新一の現在の消息が不明であることなど、新情報を得る。しかも、判明したのはそれだけではなかった。先日、九品仏さやか(菊地凛子)というライターが交番に現れ、事件のことを聞いていったというのだ!
なぜ九品仏が自分たちと同時期に同じ事件を調べているのか気になった霧山は、すぐさま本人と接触。すると、九品仏が追っているのは沢村の事件ではないことが分かる。なんでも彼女は“71歳にして40代の肉体を持つ男”として大人気のタレント・美魔王藤原(武田真治)の年齢詐称を疑い、過去を追って浦島町に行ったというのだ。しかし、九品仏の何気ない言動からふと、沢村の事件と美魔王の関連性を疑った霧山はさらなる捜査を敢行。やがて“驚愕の真相”が浮かび上がる…!
Read More第一話 総武のウタマロ
時効になった事件を“趣味”で捜査する男・霧山修一朗(オダギリジョー)はある日、総武警察署の食堂で働く女性から、冷蔵庫に入れっぱなしになっていた遺留品の箱を預かる。それは箱に書かれた「要玲蔵(かなめたまぞう)」という文字を誰かが「要冷蔵」と読み間違え、時効を迎えてから10年にもわたって冷蔵庫に保管していたものだった――。
要玲蔵(村松利史)とは、乱れた女性関係から「総武のウタマロ」と呼ばれた男。何を隠そう、彼の元愛人で新興宗教「阿修羅の水」の教祖・神沼絹枝(伊勢志摩)が25年前、水産加工会社の冷凍倉庫で凍死しているのが見つかったのだ。監視カメラは絹枝が倉庫に入る姿をとらえていたが、その直後、無人にもかかわらず倉庫が外から施錠されるという奇怪な現象が発生。最重要被疑者であるウタマロも、絹枝とほぼ同時刻に自宅で一酸化炭素中毒死していたため、事件は迷宮入りしてしまっていた。
Read More時効警察とくべつへん 鑑識課・又来康知 前編「隣の弁当は青く見える? 息子の不幸はおふくろの味」
鑑識課の康知(磯村勇斗)のもとにいたずらの出前が大量に届いた。犯人は下柳田喜一郎(小手伸也)というお笑い芸人を名乗る男。喜一郎の顔を見た康知は驚いた様子を見せる…。
Read More第二話 超人気 ミステリー作家の 密室殺人
新人刑事・彩雲真空(吉岡里帆)や鑑識課の若きエース・又来康知(磯村勇斗)も夢中になっているミステリー作家・日下部秋斗(向井理)。“ミステリーの貴公子”ともてはやされる彼は、小説を出せばすべてベストセラー、おまけに写真集やCDまで出すなど、アイドル的人気で世を席巻している。そんな彼には、時効になった事件を“趣味”で捜査する男・霧山修一朗(オダギリジョー)が思わず興味を抱く過去があった。実は秋斗の父で、有名ミステリー作家だった日下部光晴(古舘寛治)は25年前、自宅の書斎で発生した密室殺人事件で死亡。やがて庭から凶器のナイフが見つかり、殺人と目されたが、完全密室のトリックも犯人も解き明かすことはできず、事件は時効を迎えていたのだ――。
Read More時効警察とくべつへん 鑑識課・又来康知 後編「笑いの道をゆけばどうなるものか、 迷わず行けよ!行けばわかるさ」
学生時代に組んでいたお笑いコンビの相方である喜一郎から、もう一度お笑いをやろうと誘われた康知。
喜一郎を追って彼の妹まで現れ、総武署の人々を次々に巻き込み始める…。
康知は、嫌がる素振りをみせるも、ついに喜一郎の父の前でネタを披露することに!
Read More第三話 婚活の女神の 恋の罠
霧山修一朗(オダギリジョー)はある日、“婚活の女神”と呼ばれる凄腕婚活アドバイザー・琴吹町子(中山美穂)に関する話に興味を抱く。なんでも町子が婚活の技やマナーを伝授するセミナーのプレミアム会員は、ほぼ全員が結婚。結婚できなかったのは時効事件で殺された女性だけらしいのだ!
その事件は25年前、新たに結婚が決まった3人の女性会員とその婚約者たちを祝うバーベキューパーティーの最中に起こった。なんと参加者の後藤紗良(安藤聖)が遺体となって発見されたのだ。凶器に使われたのは、紗良の婚約者・城崎公彦(別所哲也)が会場に持参したナイフセット。しかも、犯人はなぜか殺傷能力の低いハサミと小型ナイフをわざわざ選んで使っていた…。当時、城崎が紗良にののしられていたという目撃談もあり、容疑の目は城崎へ向けられることに。だがその矢先に町子が、事件発生時刻に城崎と2人きりで話していたと証言。結局、事件は時効を迎えてしまったという。
Read More第四話 ゾンビ映画 殺人事件
長回し1カットで撮影した異色のゾンビ映画『ロマンティックを止めるな』が、25年ぶりに同じキャスト&スタッフでリメイクされることに! この話題に刑事課の彩雲真空(吉岡里帆)は異様に興奮。一方、先輩刑事・十文字疾風(豊原功補)は渋い顔をする。というのも元祖『ロマ止め』は、撮影中に監督・唐沢浩一郎(津田寛治)が殺される事件が発生。十文字らの捜査もむなしく、時効を迎えたのだ。
Read More第五話 伝説の芸人 ラジオ生放送殺人!?
刑事課の彩雲真空(吉岡里帆)はある日、SNSで知り合った“親友”・夏歩(趣里)から“ある時効事件”の捜査を依頼される。何を隠そう、夏歩の父親は“伝説のコント師”と呼ばれた超人気お笑いコンビのメンバーで、1994年にラジオの生放送中に死亡した村瀬ベルギーワッフル(水川かたまり)。極度のアレルギー体質だった村瀬の死因はアナフィラキシーショックで、実際に胃の中からソバの成分も検出されていた。しかも村瀬は当時、相方・栗原くりごはん(鈴木もぐら)との関係が最悪の状態。よって栗原による意図的な殺人も疑われたが、生放送中の犯行は不可能であり、“衆人環視の中で起きた密室殺人事件”は犯人不明のまま時効を迎えていた――。
Read More時効警察とくべつへん 刑事課・彩雲真空 前編「バリカタマシマシ、ラーメンの好みは千差万別といえども秘密のレシピは罪の味」
彩雲(吉岡里帆)は、ラーメン巨匠の店主・瀬尾(岡野陽一)の取り調べを行っていたが、逆に瀬尾から質問攻めに合い、反論できなくなってしまう。 彩雲の曇りなき眼差しが導き出した真相とは…!?
Read More第六話 プロレスラー タイトルマッチ 殺人事件
エンターテインメント重視のプロレスを取り入れるというCEO・枕木葵(寺島しのぶ)の英断で、倒産寸前の状態から人気プロレス団体へと成長した「気合プロレス」。実はこの成功劇の途中には、世が騒然となる事件が起こっていた。それは25年前――看板選手の丸山真剣(佐々木大輔)がチャンピオン・土倉髑髏(男色ディーノ)に挑み、ベルト奪取に成功した「気合プロレス」タイトルマッチでの出来事。会場が沸きに沸く中、葵がトロフィーを渡そうとすると、丸山が立ったまま息絶えていることが判明したのだ! 死因は頭部強打による脳内出血。遺体の頭部を調べたところ、試合前に負ったと思われる「3」の形に似た奇妙な傷跡があったため、本件は殺人事件として捜査されることに…。土倉、葵、現在はシューレス猿又(柳葉敏郎)と名乗っているレフェリーのレッドシューズ猿又、高原本気(HARASHIMA)ら所属レスラーが疑われたが、真相は解明されず、時効を迎えてしまっていた。
Read More時効警察とくべつへん 刑事課・彩雲真空 後編「彩雲真空この世にただ一人といえどもひとたびメガネが割れれば刑事を志す」
居眠りをしていた彩雲。そんな彩雲を横目に、熊本は彩雲が警察官の道に進んだ理由を妄想で推理しはじめる。目覚めた彩雲は、学生時代にひったくり犯に出会ったことを思い出し…。
Read More第七話 一発屋メガネ歌手 殺人事件
最近ツイてない三日月しずか(麻生久美子)は、うっかり霧山修一朗(オダギリジョー)のメガネまで壊してしまって大焦り。そんなとき、新人刑事・彩雲真空(吉岡里帆)らが大流行中だという「開運メガネ」をかけ、「効果絶大らしい」と勧めてきた。ビビッときた三日月は霧山に「買いに行こう」と誘いかけるが、霧山は微妙な反応…。ところが、この開運メガネを売り出した「桃瀬メガネ」のカリスマ社長・桃瀬多恵子(檀れい)が“ある時効事件”と関係がある人物だと聞くや俄然、興味を示しだす。
Read More最終回 死を予言する男
総武署の時効管理課に、いきなり外国人が現れた。その正体はFBIの人間。なんと、霧山修一朗(オダギリジョー)の力を借りたい事件が発生したため、アメリカへ連れ戻しに来たというのだ!
一方、霧山は24年前の時効事件を“趣味”で捜査し始める。それは高校の屋上から、高飛び込み部のコーチ・祷巫女彦(少路勇介)が飛び降りて死亡した事件。屋上にはほかに誰もおらず、自殺と考えるのが妥当だが、本件にはどうにも不可解な点があった。というのも、ある生徒が同級生・味澤宙夫(染谷将太)に、祷の飛び降りを予言していたのだ。その生徒とは高飛び込み部の元エース・雨夜翔太(山﨑賢人)――現在、的中率抜群な予言者・スピリチュアル雨夜として活躍する人物だった!
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