ネイト･ケンドール刑事は捜査中にレイプ被害者レナ･ウエストを保護した。ショックでネイトにしか心を開かないレナに事情聴取するため、SVUはケンドールと共に捜査を進める。性犯罪の捜査経験のないネイトと組むことに戸惑うステイブラーたち。そこに現れた新任の地区検事補は冤罪をなくすために捜査法を見直すと言う。そしてレナの事件を捜査するうち、ステイブラーが10年前に捜査したレイプ事件とのつながりが見えてくる。

スーツケースに入れられた女性の全裸遺体が列車のトンネルから見つかった。SVUの捜査により、被害者は20歳のエミリー･キーフと判明。同棲していたオーウェンが容疑者として浮上するが、すでに2人は別れていた。引っ越し先を捜査したステイブラーたちは、エミリーが出会い系サイトで何者かと知り合い援助を受けていたのではないかと疑いを持つ。サイトを所有する会社の社長バンスを訪ね、エミリー宛のメールを調べようとする。

医大生のリリーが部屋から消えた。室内は荒らされ、割れた鏡には血が付着し、非常階段へと続いた血痕は歩道で消えていた。恋人の証言で、リリーの部屋を日頃から覗いていたという階下に住む男、ドノバンが容疑者として浮上する。彼の元を訪れたステイブラーは、ドノバンがかつて自分が逮捕した相手であることに気付く。リリーとドノバンが揉めていたこともあり、彼の犯行という見方が強まる中、ハドソン川でリリーが発見される。

ダルトン･リンデルが自宅で目を覚ました時、額に覚えのない傷を負っており、寝室には見知らぬ女性の撲殺体があった。女性には性交渉の痕跡があったが、ダルトンは彼女と面識はないと主張。発言に疑問を感じたステイブラーたちは任意で家宅捜索とDNA採取を行う。現場近くで発見された被害女性のカバンから、彼女が産婦人科医のオードリー･ヘイルであることが判明する。彼女は中絶反対派の抗議団体から嫌がらせを受けていた。

学校に息子を迎えに来ていた女性が、同級生の保護者･エバに殴られた。エバは彼女が自分の息子を侮辱したからだと主張する。だが相手の女性は、エバの息子･コリーが自分の息子に性的なイタズラをした為、変質者と言っただけだという。コリーの言動から、彼自身が性的虐待を受けている疑いがあると見たSVUは、やがてその事実を突き止める。SVUは児童に対する性的虐待の前科がある、コリーのレスリングコーチを逮捕する。

トラックの荷台から男女2人の惨殺体が発見される。女性には豊胸手術の跡があり、犯人によって豊胸バッグが取り出されていた。殺された男性･カルロスが住んでいた場所は、数日前までドラッグ工場として使用されていた。そこに残された物から、殺された女性がラモーナという名前で、住んでいた所も判明する。ステイブラーたちがラモーナの家へ行くと、FBI捜査官のポーターが現れる。カルロスは麻薬カルテルの暗殺要員だった。

ホテルの一室で少女が殺害された。宿泊名簿によると名前はAJ･ゴールド。フロント係の証言などから、ステイブラーは若い売春婦だと推測。間もなく彼女の遺体写真がネットに出回る。フロント係が遺体から携帯電話を盗んで写真を撮り、サイトに売り込んでいたのだった。AJの女友達を突き止めたステイブラーたちは、彼女が売春婦ではなくAJ･ダンという高校生だと知る。女友達はAJが父親から性的虐待を受けていたことを話す。

女子高校生のレイプ事件が、証拠隠蔽の疑いで裁判延期になった。法曹協会の調査も入り、担当検事のアレックスは焦りを隠せない。そんな時、ステイブラーの息子が姿を消す。規則違反と知りながらステイブラーは捜索に介入。レイプ事件の捜査も同時進行していたが、検察側に不利な証拠が見つかる。だがステイブラーは息子の件もあり、それをアレックスに伝えるのが遅くなる。立場が危うくなるアレックスは、SVUに不満をぶつける。

性器を切り取られたバイク乗りの男の遺体が発見される。被害者の所持品にはベンソンの名刺があったが、ベンソンには彼との面識がなかった。SVUは被害者が所属していたバイククラブ“死の騎士”を捜査するが、事件関連のものは出てこない。そんな中、行方不明になっていた被害者のバイクがひき逃げ事故にあったと通報が入る。通報者が目撃していた車種と車のナンバーの一部を照合すると、そこにオリビアの名前が浮かび上がった。

売春婦オードリーナが少女の他殺体を発見し、フィンに連絡を取った。被害者の名はルビー･ブラウン。母親が捜索願いを出していたことで身元が判明した。さらに監察医ワーナーからの情報で、マグダ･イバニェスという少女も同様の殺され方をしていたことが発覚。本来であればSVUではなく殺人課の管轄になる事件だったが、フィンの強い希望でSVUが捜査することになった。しかし本部は、メディアで情報を求めることを禁じる。

アナという女子高校生の遺体が、公園で発見された。SVUはレイプ殺人として捜査を開始。事件当夜にアナと一緒にいたのは、同級生の元彼ヘンリーだった。だがヘンリーは、アナは自分とのデートの後、他の男と連絡を取り、去ってしまったと証言。アナの携帯から、彼女が利用していた出会い系SNSを通じてアナと会っていた男･ピーターが容疑者として浮上するが、彼はレイプではなく合意の上での行為だったと証言する。

資産家のジレット夫妻の惨殺体が自宅で発見される。現場の状況から夫が妻を斧で殺害し、自らも銃で自殺を図った無理心中と見られたが、駆けつけた娘は父親がそんなことをするとは思えないと言う。検死の結果、他殺の可能性が高くなったものの、本部長の命令により殺人課ではなく引き続きSVUで事件を担当することになる。ステイブラーたちが娘に犯人の心当たりを尋ねたところ、彼女は怪しい男につけられていたことを打ち明ける。

廃墟ビルで瀕死の女性が発見された。大量に出血しており、財布やIDを盗まれパンティを脱がされていた。その後彼女は病院で死亡。レイプ殺人事件として捜査を始めたSVUは現場に残されていた血文字から、猟奇的な歌詞を売り物にしている歌手に疑いの目を向ける。しかし彼にはアリバイがあった。捜査に行き詰った彼らの前にレズビアンの団体がSVUに抗議に訪れる。被害者はアリサ･デイビーズというレズビアンの女性だった。

オフィスビルの防犯カメラが、女性が男性トイレに連れ込まれる様子を映し出した。その後、ビルのゴミ集積場から女性の死体が発見される。彼女はレネ･シモンズ。ビルのオーナーで投資会社CEOのリチャード･モーガンの下で働く女性だった。SVUの聴取に対しモーガンは事件発生の朝、彼女を解雇したことを証言する。その後の捜査で22年前にもまったく同じ事件が発生していたことが判明。犯人ダニエル･ハーディは服役中だった。

レイニーという女性がマンションの階段でレイプされる事件が発生する。SVUが捜査に当たるが、レイニーの言うレイプ犯から彼女を助けた黒人女性のナーデリーは事件を否定。レイニーに誇張癖があることから、狂言の疑いが生じる。しかしステイブラーが、レイニーの家を覗き見している男を発見し逮捕。アレックスは大陪審前に、唯一の目撃者ナーデリーを捜させるが、彼女は不法滞在が明るみに出ることを恐れて姿を消していた。

多発性硬化症を患い体も動かせず、言葉も発せられないキャラ･ラーリーがレイプの被害を受けた。彼女はまばたきの回数で質問に答えるのだが、犯人は知人ではないと言う。キャラは妹のジャニスと甥のダミエンと暮らしているが、事件当夜は2人とも家を留守にしていた。そんな中、SVUから容疑をかけられた元介護士の一人が、隠し撮りの映像を提供する。そこには妹のジャニスが、動けないキャラを虐待する映像が収められていた。

アパートでジャーナリストのジェーン･ウィトモアのレイプ他殺体が発見された。彼女は手を電話線で縛られノドを切り裂かれた上、頬に“X”と刻まれていた。彼女が生活保護局のネッド･ボグデンを極秘取材していたことを突き止めたSVUは、おとり捜査でボグデンを逮捕するが、彼は取り調べで否認を続ける。捜査を進めるクレイゲンは、30年以上前に起きた連続レイプ殺人事件とジェーン殺害の手口が酷似していることに気づく。

あるカップルの披露宴の夜、顔を判別できないほど殴られ、陰部を露出した若い男の遺体が発見される。被害者が所持していたIDによると、彼の名はアンドリュー。しかしその晩、200ドルで彼と体の関係になった男の話では、彼はジャックと名乗っていた。息子の死を伝えるため、アンドリューの母親のもとを訪ねたSVUは、彼が7ヵ月前から家を出ている事を知る。その時、彼と母親との唯一の通信手段であるネット電話の着信音が鳴る。

ローラという女性のレイプ殺人事件が発生。彼女のパソコンのファイルはすべて消去されていた。事件当夜にローラの部屋を訪れた恋人のジャンが容疑者に浮上するが、鑑識の捜査により男がもう1人、現場を訪れたことが判明する。SVUが捜査を続ける中、最近ローラの態度が豹変して、職場を飛び出し辞めていたことが分かる。そして復旧したローラのパソコンからは、父親が闘鶏をしている画像と、女性のお尻の画像が大量に見つかる。

フランク･サリバンの自宅で火災が発生。逃げ遅れた彼の娘ケッジーとフェイが焼死した。新任の検事補ジョー･マーロウは現場にステイブラーとベンソンを呼び出す。彼女は、かつてステイブラーと組んでいた元警察官だった。幼い子が犠牲になったことでSVUが担当すべきだと考えるマーロウは率先して捜査に加わる。現場検証に当たった消防副保安官は放火と断定。難を逃れたフランクの長女エミリーは、彼の元妻の仕業だと言い出す。

公園でレイプ被害を受けた妊婦が発見される。病院に移送されるが、被害者は姿を消してしまう。どうやら不法入国者で、送還を恐れ逃げ出したようだった。しかし調べると、彼女は叔父の葬儀のため正式にビザを取得していた。そこで滞在予定先の叔母の家を訪ねるが、姪は現れなかったと彼女は言う。詳しく調べていくと、叔父の死亡は偽装であることが分かり、再度叔母の家に行くと家は荒らされ、撃たれたような血痕が残されていた。

電器店での露出行為に続き、少女のレイプ事件が公園で3件発生した。同一犯と考えられ、犯人の下腹部には特徴のあるアザがあった。SVUは他の管轄から捜査員を集めて事件が起きている公園内を警戒、フレッチャーという若い警官が容疑者のウェインを逮捕する。ベンソンらの取り調べが進むなか、フレッチャーがウェインと接触した際、憲法修正第4条を守っていなかったことが判明。憲法違反で、証拠が無効になる恐れがあった。

小学生のニコラス･オルセンが誘拐される。犯人はパーティグッズ専門店のバンに似せた車で彼を連れ去っていた。犯行の手口はプロによるものと考えられ、その後の捜査でニコラスは両親の離婚により、父親のポールと暮らしていることが判明。だがそれに納得しない母親のソフィー･ジェラードが裁判所の命令を無視し、頻繁に小学校の敷地内に侵入していたことが分かる。彼女の犯行と考えたステイブラーたちはソフィーを署に連行する。