シーズン1 (2003)
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Episodes 10
熱血パイロット空を飛ぶ
新海元(木村拓哉)は国際線旅客機の副操縦士。小さい頃からパイロットになることを夢みていた元は、キャプテン(機長)になることを目指して頑張っている。ある日、元は、先輩パイロット・水島公作(岩城滉一)とともに副操縦士としてホノルルを飛び発つが、着陸の態勢に入った瞬間、機長の水島が突然体調を崩すという大トラブルに見舞われる。元は、瞬時の判断で着陸の操縦を水島に替わって行い、荒い着陸ながらも最悪の事態は免れる。若干の自負とともに機を降りた元だったが、彼の耳に入ってきたのは、「ヘタクソ!」という整備士・緒川歩実(柴咲コウ)の声。さらに、元はこの件で、監査官《自らもパイロットを務めながら、他のパイロットの監察も行う職》の香田一樹(堤真一)の事情聴取を受ける。「無事に着陸できてよかった」と報告する元を、香田は、「副操縦士に判断する資格はない」と叱責する。
Read More謹慎処分
新海元(木村拓哉)は監査官の香田(堤真一)から謹慎処分を命じられた。 時間をもてあました元は、フラリと公園に足を運ぶ。偶然元を見かけた深浦うらら(内山理名)は、ここぞとばかりに元を食事に誘う。元が困っていると、そこに歩実(柴咲コウ)が偶然通りかかる。歩実を恋のライバルだと感じたうららは、歩実に対して挑戦的な態度をとるが、歩実はパイロットになど興味はないとその場を去る。一週間後、元は久しぶりのフライトに心を弾ませ向かう。が、香田の指示により自分がシフトから外されていることを知る。元は運航監査室にのりこみ、たかぶる感情をなんとか抑え、香田にシフトから外された理由を問う。しかし香田は「君には飛ぶ資格がない」と言うだけ。その上、役員会に元の退職勧告を申請するという。元が辞めるという話は、またたく間に社内に広まった。機長の内藤ジェーン(竹中直人)やCA達にまで…。噂をきいたうららたちは早速、元のために送別会を開く。無理やり送別会につれられた元は、席についたとたんなぜやめるのかと質問攻めに合い、うんざり。そこへ偶然、歩実たち整備士のグループも現れ…。
Read More緊急着陸
この日元(木村拓哉)は、全日空機911便香港行きのフライトにシフトされていた。機長は内藤ジェーン(竹中直人)のはずであったが、当日の朝、機長が風邪でダウン。急遽、スタンバイの香田(堤真一)が機長を務めることになった。その日のクルーは、パーサーには太田(段田安則)、 CAにはのり子(黒木瞳)、うらら(内山理名)、美和子(加藤貴子)といった顔ぶれ。完璧な仕事を要求する香田機長のフライトとあって、クルーにも緊張感が走る。離陸5分前、太田からコックピットに、まだ3名の乗客が搭乗していないという連絡が入る。そのお客とは、代議士の小倉(黒部進)とその秘書たちだった。グランドホステスの誘導によって、なんとか離陸予定時刻直前に小倉代議士らは搭乗。香田と元が操縦する全日空機911便は香港にむけて飛び立った。しかし離陸直後、小倉代議士の様子がおかしいことに、のり子が気づく。ハンカチを握りしめ、しきりに額の汗を拭い、体調に異常があるように見受けられる。気づかいながら声をかけたのり子に、小倉代議士は突然飛行機から降ろせと言い出す。
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