Season 1 (2022)
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エピソード 5
雲上の晴れ間
IT関連会社の社長・吉田直政(長田成哉)のマンションで、同僚の狛木繁人(伊藤淳史)が吉田を殺害。狛木は巧みな証拠隠滅で、自分の犯行を風呂場での転倒事故に見せかける。翌日。鐘場警部補(及川光博)と雨野刑事(田中道子)は現場検証に入る。事故死の見立てがされる中、鐘場はデスクの上に残された『C』の形をした跡が気にかかる……。数日後。狛木のマンションの隣の部屋に城塚じょうづか翡翠(清原果耶)が引っ越してくる! おっちょこちょいな女性を演じ、早速狛木のハートを掴んだ翡翠は、殺された吉田の霊が見えると語り、狛木の犯行を立証するべく距離を縮めていく。しかし、吉田の死亡推定時刻の間、狛木には完璧なアリバイがあった。翡翠とパートナーの千和崎真(小芝風花)は、狛木のアリバイを崩し決定的な証拠を掴めるのか!? 衝撃の方向転換を遂げた“城塚翡翠シリーズ”……上質な『倒叙ミステリー』の幕が開く!
もっと読む泡沫の審判
誰もいない夜の小学校――。教師の末崎絵里(星野真里)が、元校務員・田草明夫をコンクリートブロックで殺害する! 絵里は、田草が3階から誤って転落したように偽装し、事故死に見せかけようとしていた。「私は何も間違ってない……」そう呟く絵里。翌日。遺体発見現場で待つ雨野刑事(田中道子)のもとに、鐘場警部補(及川光博)に加えて、本庁で噂を聞きつけた城塚翡翠(清原果耶)と千和崎真(小芝風花)もやってくる。所轄の見立てによると、田草は理科準備室の高価な備品を狙ってベランダから侵入。廊下の防犯システムが作動し、慌ててベランダから地上に降りようとした際に転落し、頭を打って死亡したという。翡翠は、小さく微笑み言い放つ。「これは、殺人事件です」1週間後、翡翠はスクールカウンセラー・白井奈々子と称し、小学校に潜入。絵里に近づくと翡翠は、霊感で絵里の心理を当てられる、と迫る……。徐々に絵里を追い詰める翡翠だが、田草が学校に侵入し警報が鳴ったとされる時刻、絵里には確固たるアリバイがあった。強い動機と信念を持って田草を殺害した絵里。その犯行を裏付けるためには決定的な証拠が必要……。はたして翡翠は、絵里の犯行を100%証明することができるのか!?
もっと読む生者の言伝
豪雨が降り注ぐ山奥の別荘――。高校生の夏木蒼汰(福崎那由他)が、血に濡れた包丁を手に息を荒げる。目の前には腹部から血を流した女性の死体。途方にくれながらも手についた血を洗面所で洗い流していたその時、突然玄関のインターホンが鳴る!その頃、東京では鐘場警部補(及川光博)と雨野刑事(田中道子)が城塚翡翠(清原果耶)の噂話をしていた。天気のニュースを見ていた鐘場は、出かける度に嵐に巻き込まれる翡翠が、豪雨の中で殺人事件にでも出くわしているかもしれないと冗談めかして話すが……。蒼汰のいる別荘のインターホンを鳴らしたのは、案の定、翡翠とパートナーの千和崎真(小芝風花)! バカンスで訪れた山からの帰途、豪雨に見舞われた二人は、朝まで避難させてほしいと蒼汰に頼む。自分の犯行がバレるのではないかと焦りながらも、翡翠たちの可愛らしさに圧倒され、つい二人を受け入れてしまう蒼汰。そんな中、別荘の中を観察した翡翠は、ある違和感を抱き、あざと可愛い魅力を振りまきながら、蒼汰を試すような行動をとる……。翡翠は蒼汰の嘘を暴き、事件の意外な真相を明るみに出すことができるのか!?
もっと読む信用ならない目撃者<前編>
大手調査会社社長・雲野泰典(杉本哲太)が、自分を裏切ろうとした部下の曽根本(鈴之助)の自宅を訪ね、拳銃自殺に見せかけて殺害する!元警視庁捜査一課の刑事で、“表情読みの雲野”と呼ばれていた雲野は、警察の手の内を知り尽くした男。裏稼業として、政財界の大物の弱みを握り利用する雲野は、今や警察にとって邪魔な存在となっていた。これを機に雲野の尻尾を掴みたい警察庁は、城塚翡翠(清原果耶)を指名。翡翠は、これまでのやり方が通用しない、危険な男が絡む事件の捜査に協力することになる。数日後。翡翠と鐘場警部補(及川光博)は、事件当日に天体観測をしようとして双眼鏡で事件現場を見たという目撃者・涼見梓(若月佑美)のもとへ。しかし、当時酔っていた梓の記憶は曖昧。「窓に靴下みたいなのが吊るされていた気がする」という、あてにならない証言しか引き出せない。そんな中、翡翠は、自らは相手の懐に飛び込まず、パートナーの千和崎真(小芝風花)に自分の変装をさせ、雨野(田中道子)と蝦名(須賀健太)による雲野の聞き込みに同行させる。真を遠隔操作し、心理戦を繰り広げる翡翠。しかし、予想以上に手強い雲野の切り返しに苦戦する……。
もっと読む信用ならない目撃者<後編>
殺人事件の目撃者・涼見梓(若月佑美)の、“殺害現場を目撃したかもしれないのに警察に通報しなかった”という罪の意識につけ込み、自分に不利な証言を封じた犯人・雲野泰典(杉本哲太)。「窓に靴下みたいなのが吊るされてた気がする」という一見意味のない証言に着目した城塚翡翠(清原果耶)は、現場のハンガーに何もかかっていなかったことから、干してあった靴下を犯人が訳あって持ち去ったのではないかと推理する。しかし、余裕を見せる元捜査一課の刑事、雲野を追い詰めるには至らない。そんな中、翡翠は、女性刺創連続殺人事件の犯人・鶴丘文樹(瀬戸康史)に余罪を吐かせるため、拘置所へ赴く。翡翠が雲野の事件に関わっていることを見抜いた鶴丘は、「君は雲野に殺されるよ」と不穏な予言をする……。プライベートでも梓との距離を縮める雲野は、梓の心を掴む。唯一の手がかりだった目撃証言は、もはや事件解決の役には立たなくなっていた。一方、翡翠はパートナー・千和崎真(小芝風花)に、「私に何かあったら、名探偵の眼差しを引き継いで下さいね」と言い残し、姿を消す。雲野が警察上層部に圧力をかけたことで捜査が難航する中、鐘場警部補(及川光博)も翡翠と連絡がとれなくなってしまう。その頃、雲野は犯人の顔を思い出しかけた梓を前に、新たな殺人に手を染めることを決意する……!翡翠の命をかけた最後の推理が始まる!
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