クラウスはステファンを連れ、狼人間を捜して東海岸を移動。行く先々でステファンに残虐な人殺しをさせている。レイという狼男の居場所を突き止めたクラウスは、群れの居場所を吐かせようとする。その目的とは……。

無言電話はステファンからだと確信したエレナは「ステファンにはまだ人間性が残っている」とますます救出の意を堅くし、アラリックの元を訪ねてこれまでの話を聞き出す。さらに電話の発信元であったテネシー州において狼人間が満月の夜に集う場所としてスモーキー山脈の話をタイラーから聞き出し、渋るアラリックを伴ってそこへ向かう。

シカゴ。クラウスは計画失敗の原因を突き止めるため、懇意の魔女グロリアのバーへ向かう。ステファンはそこでクラウスと自分が仲よく写っている写真を発見。そんな過去の記憶はないというステファンに、クラウスは１９２２年ステファンがシカゴにいた頃の話を始める。

魔法でネックレスのありかを探ろうとした魔女グロリアは、ステファンの話をするエレナたちの映像を見る。クラウスに協力する気のないグロリアはそれを彼には報告せず、１人でステファンを拘束すると無理矢理エレナの情報を引き出す。しかし、そこへキャサリンが現れ……。

新学期を迎え、いたずらナイトの準備をするエレナたち。そんな中、一人マットだけが楽しめずにいた。一方、キャサリンとドライブに出かけたデイモンは、クラウスがエレナのネックレスを捜していることを聞き出す。

エレナはステファンから身を守ろうとトレーニングを開始する。そして新学期を迎えた高校に行くが、そこにはすっかり人間性を失ったステファンが。ステファンはエレナを見張れというクラウスの命令に従っていると言う。しかもクラウスに置き去りにされたレベッカまでもサルバトーレ家に転がり込んだ上、転校生として高校に現れる。

エレナはステファンの日記を読み返し、ステファンのタガが外れたときはいつも親友のレクシーが助けていた事実に着目、ジェレミーにすでに死んでいるレクシーとコンタクトを取らせようと考える。

連絡を受け洞窟の壁画を見に行ったエレナは、そこである事実を知りレベッカに話を聞きに行く。始めは口の重かったレベッカだが、やがて自分の家族の過去を話し始める。

デイモンとエレナ、ステファンはクラウスを呼び戻す作戦を考える。マイケルを短剣で刺したと言えばクラウスはそれを確かめに戻るだろうと考え、マイケルはエレナに短剣を渡し、自分の胸を刺させる。クラウスをおびき寄せ、マイケルがホワイトオークの杭でクラウスを刺す作戦だ。

ボニーはステファンから、クラウスの家族が入っている４つの棺桶を隠すのを手伝ってほしいと頼まれ、棺桶は魔法によってクラウスには見えないようにして隠されることとなる。一方デイモンの前に現れたクラウスは、「ステファンに棺桶を盗まれたから居場所を教えろ」と要求。協力させるために脅しをかける。

エレナとボニー、マットはキャロラインの誕生日を祝うため、彼女の家に押しかける。その気になれないと言うキャロライン。エレナは新しい人生を踏み出すためにも、一度死んだキャロラインの葬儀をやろうと提案する。

ボニーは棺桶に閉じ込められ、ある女性に開けてもらうという夢を見るようになる。棺桶を開けてくれるのは、１５年前自分を捨てて町を去った母親アビーだと考えたボニーは、エレナと共にアビーの元を訪ねる。

よみがえったイライジャはデイモンと落ち合う。デイモンはイライジャの上着のポケットに「手を組んでお前の弟を殺そう」というメモを残しておいたのだ。一方ステファンはボニーとアビーを連れて洞窟へ。デイモンが運びこませた棺桶を開ける任務を２人に託す。

エレナの元にオリジナルズのファミリーからダンスパーティーの招待状が届く。そこにはエレナに会いたい旨のエスターからのメッセージが書かれていた。エスターの狙いを突き止めたいエレナは、デイモンに止められるもクラウスの屋敷に赴く。

エスターは自分を生き返らせてくれたボニーとアビーを訪ね、満月の儀式に２人を誘う。エスターはベネットの一族全体から魔力を引き出しているため、そのつながりを保つには２人の協力が必要だと言うのだ。２人はエスターとフィンが待つ魔女の家を訪ねる。

デイモンはステファンをダイナーに連れ出して飲み交わしながら、１９１２年のミスティック・フォールズで発生した連続殺人と、その頃の自分たちを思い返す。

ヴァンパイアのセージが姿を現す。最愛のフィンが棺桶から解放されたと聞いて来たのだ。一方キャロラインはアビーからアラリックを救う方法を聞き出す。アラリックが指輪をし始める前に身に着けていたものが必要だというのだ。

燃やされず残っていたホワイトオークを使い、杭を１２本作ったステファンたち。オリジナルズを誰か１人刺し殺そうと、色々なケースを想定して備える。一方クラウスはきょうだいを１つにしていた魔法を解こうとしていた。

レベッカに乗り移ったエスターは、ニセの杭をクラウスに渡して処分させ、クラウスを安心させる。その後、自分の体に戻ったエスターは別人格のアラリックから指輪を受け取ると、魔法で溶かして最後の１本となった杭を浸す。彼女の目的は……？

アラリックに呼び出されたエレナは一人学校へ。キャロラインは両手に鉛筆を刺された状態で拘束、バーベナ液をひたした布を噛まされ、苦痛にもがいていた。一方、エレナを迎えに行ったクラウスは外に締め出され、あの手この手で中に入ろうとする。クラウスはアラリックの呼び出しを受け、一同はアラリックを倒すため手を組むことに。

ギルバート家にはイライジャがやって来て「協力してアラリックから究極の杭を奪い、クラウスの体さえ返せば、エレナに手出しはしない」と取引を申し出る。エレナはイライジャを信じることにするが……。