ある日、アメリカ人眼科医トム・エイヴリーのもとに、一人息子ダニエルの訃報が届く。それは、ダニエルが聖地サンティアゴ・デ・コンポステーラへの巡礼の旅に出た矢先の悲劇だった。フランスとスペインの国境の町までやって来たトム。ダニエルの遺品と遺灰を手にした彼は、息子が巡礼の旅に求めたものが何だったのかを知ろうと、息子に代わり、旅を続けることを決意する。それは、800キロにもおよぶ長旅。その道中、彼は旅の目的も様々な巡礼者たちとの出会いを重ね、少しずつ彼らと打ち解けていくのだが…。

『赤ちゃんに乾杯』『女はみんな生きている』の女性監督コリーヌ・セローによるヒューマン・ドラマ。遺産相続の条件としてカトリックの聖地へ嫌々巡礼にいくことになった3姉弟を含む、9人のツアー客が、さまざまな感情・背景を抱えながら800キロにも及ぶ旅を続ける姿を描く。歩き続けることで見えてくるシンプルな答えに心温まる作品。

母の遺産を相続することになった姉クララと弟のピエール＆クロード。彼らは相続条件として嫌々ながら聖地巡礼の旅に出る。だが、６人のさまざまな事情を抱えた人々との旅を通じて、彼らの心は次第に変化していく。

Exploring themes of spirituality, wellbeing and religion, this is the inspirational journey of six strangers from New Zealand and Australia walking the 800km Camino de Santiago to overcome the personal and physical trauma that life has dealt them. Through blisters, shin splints and heat, the Camino forces pilgrims to defy their age and physical ability, while also acting as a catalyst for change. Both heart-breaking and inspirational, 'Camino Skies' is an uplifting story about everyday people doing the extraordinary.