時は、1889年。花の都パリでは、万国博覧会が華やかに開催されていた。世界中の科学や文化の粋が集まったそのイベントに、人々は来たるべき20世紀、科学万能の時代の到来を予感し、夢見ていた…。そんな科学の進歩は地球を急激に狭くしつつあったが、まだまだ未知なるロマンと冒険があふれた時代でもあった。そんな中、世界中の海で謎の巨大生物“海獣”が出没し人々を恐怖に陥れていた。その海獣によって父親が行方不明になってしまった発明好きの少年・ジャンは、万国博覧会の会場で謎の少女・ナディアに出会う。ナディアに一目ぼれしたジャンは、ひょんなことからナディアとともに冒険へと旅立つことに―。彼らを待ちうける運命とはいったい?
いまだ人と、人ならざるものの世界が、分かれてはいなかった時代。絶大なる魔力を有し、人々から敬われ、時に恐れられる存在<聖騎士>に守られた『リオネス王国』。王国の王女エリザベスは、たった一人国を離れ、
ある者たちを探す旅に出ていた。それは最強最悪の騎士団として恐れられ、国を裏切り、全聖騎士を敵に回した罪人たち──<七つの大罪>。たどり着いた一軒の酒場で、エリザベスは店主を名乗る少年・メリオダスに出会う。それは、彼女と<七つの大罪>たち、そして世界の命運を一変させるとびきりの冒険の始まりであった――!
ナカツ国の皇子で、国王フルネを叔父に持つ少年イズモ。正義感あふれる熱血漢だが、立場をわきまえず、時に元気過ぎる言動はいささかひんしゅくの的だ。そんな時、異国の商船に潜む暗殺者がフルネを奇襲しかけるが、それを阻んだのは同じ船に密航し、ナカツ国にやってきた美少女さなえだった。これを機に仲良くなるイズモとさなえだが、ナカツ国の守神であるアマノムラクモノツルギを狙う敵・アスカ国の魔手はさらに迫っていた