氷と雪に閉ざされた北極の研究施設で未知のウィルス感染が発生し、疾病対策予防センター(CDC)の科学者チームが事態収拾のため現地へ派遣される。情報開示に消極的な責任者ハタケ博士に翻弄され、なかなか真相究明の進まないことに苛立つリーダーのアラン。凶暴化したベクター(媒介者)によってウィルス感染の被害は急速に拡大し、施設では不安や恐怖、そして疑心暗鬼が広まっていく。次々と命を落としていく仲間たち、内部に潜入したスパイによる妨害工作。やがて何者かによって外部との通信手段が絶たれ、アランたちは絶体絶命の危機に陥る。果たして、恐るべきウィルスの正体とは?この施設に隠されている秘密とは?それらの真実が明らかとなったとき、人類の命運を揺るがす巨大な陰謀が不気味に頭をもたげる…!
エボラ出血熱の危機迫る…衝撃の実話を完全ドラマ化。
時は1989年。アメリカの首都ワシントンD.C.にほど近いヴァージニア州レストンの研究施設で、フィリピンから輸入されたカニクイザルが大量死するという異常事態が発生。調査を依頼されたUSAMRIID(アメリカ陸軍感染症医学研究所)は、その死因が当時まだ致死率90%と言われた殺人ウイルス「エボラ出血熱」であることを突き止める。1970年代に中央アフリカで発見されたエボラウイルスによる感染症「エボラ出血熱」が、初めてアメリカ本土で確認された衝撃的な事件だった。
その一部始終を克明に記録して話題を呼んだのが、リチャード・プレストン著のノンフィクション本「ホット・ゾーン」。1994年にアメリカで出版された「ホット・ゾーン」は、全米はもとより世界中でベストセラーとなった。そして、長く映像化が待ち望まれていたこの作品を、ナショナル ジオグラフィックが完全ドラマ化したのが本作だ。
予期せぬ事態に誰もが困惑する中、人間への感染を防ぐべく奮闘するUSAMRIIDの研究員ナンシー・ジャックス中佐とそのチーム。しかし状況は確実に悪化の一途をたどり、やがて感染拡大の危機が迫る!ドラマ『グッド・ワイフ』でゴールデン・グローブ賞テレビシリーズ・ドラマ部門主演女優賞に輝くジュリアナ・マルグリーズを主演に迎えた力作。また、スティーブン・スピルバーグ監督の『フック』やフランシス・フォード・コッポラ監督の「ドラキュラ」、ロバート・ゼメキス監督の『コンタクト』を手掛けた名脚本家ジェームズ・V・ハートが、本作のクリエイターとして脚本の執筆にも携わっている。果たして、科学者たちはいかにして「エボラ出血熱」感染パニックのアウトブレイク(勃発)を阻止することが出来たのか?
A look at the personal and professional lives of employees at an American news magazine in the late 1960s.