野中藍 : Ichijou (voice) 役
エピソード 26
寒に帷子 土用に布子
桃月学園の1年C組を担任する先生が休職した代りに新しい先生がやってきた。だが、その先生は普通じゃないことに11歳ながらMassachusetts Institute of Technology(まちゃちゅーせっちゅ…以下略)を卒業した天才ちびっこ先生ことレベッカ・宮本(通称ベッキー)だったのだ…。
もっと読む紅は園生に植えても隠れなし
ベッキーが桃月学園にやってきて数日。C組にも慣れ、教壇に立つ姿もすっかり偉そうに…もとい、板についてきたかに見えた。しかし、ベッキーは、未だに生徒たちの本名をちゃんと覚えていなかったのである。そんな中、ベッキーはただでさえ影の薄いくるみを「目立たない地味キャラ」呼ばわりして落ち込ませてしまい…。
もっと読む晴天をほめるには日没を待て
突然ベッキーから、明日テストをすると告げられたC組。いつも感情の読めない一条さんだが多少は緊張感があるのか、都を誘って勉強会をしようと言い出した。真面目に勉強をしている都は断るが、話の流れに逆らえず、玲に姫子、6号さんやくるみが加わり、さらに保護者としてベッキーまでも参加して勉強会を開くことに…。
もっと読む藪をつついて蛇を出す
昼休み、鼻歌など歌いながら廊下を行くベッキー。その手には『宮本研究室』と書かれたプレートを持っていた。校長から研究室に使う部屋を貰って嬉しいらしい。研究室と聞いた姫子は、『ベッキーが10人の小人になる薬の研究』とか『ベッキーがはげ親父になる薬の研究』とか、意味不明な妄想をするが…。
もっと読む吉凶は人によりて日によらず
本格的に暑い夏がやってきた。強い日差しの中、C組の連中は水着姿でプール掃除をさせられていた。ベッキーが(五十嵐先生のインチキによって)ジャンケンで負けてしまったために、C組だけでやることになったのだ。そんな事情もあってか、皆やる気がない。その中で真面目に掃除しているのは、6号さんだけだった…。
もっと読む人に高下なし 心に高下あり
授業中にもかかわらず、今日も姫子は気持ちよく爆睡中。叱るベッキーだが、6号から「宮本先生は将来の夢ってあるんですか?」と尋ねられ、自分自身の夢について考える。ところが天才少女ゆえ、ベッキーには一般人が憧れるような夢がなかったのだ。「私は夢も希望もない人間なのか…」と、ベッキーはショックを受けて…。
もっと読む微かなるより顕かなるはなし
ある日の放課後。ベッキーとC組のメンバーは、宮本研究室で生徒会諜報部の綿貫から報告を受けていた。学級委員の一条さんが今日、学校を休んだのである。日頃から意味不明な彼女だが、ここ数日の行動は明らかにいつもと様子が違った。気になったベッキーが、諜報部に調査を依頼していたのだ。そして綿貫が見たのは…。
もっと読む君子危うきに近よらず
平和な桃月学園の朝。C組では、姫子が玲にベタベタ抱きついてはどつき倒されるという日常風景が展開されていた。「…お腹空いてきちゃってサ~」と言う姫子、どうやら、中華屋でバイトしている玲からカニチャーハンの臭いがしていたらしい。大好物のカニに関して人間離れした嗅覚を発揮する姫子に都は…。
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