岸辺満は、喫茶店を営む母、房枝に寄生しながら暮らすニート。ある晩、姉の秋葉綾子が夫の光司とすき焼き用の牛肉を携えて岸辺家にやってくる。

満を甘やかしていると非難された房枝は「そんなに言うなら、仮住まいしてる間に満を就職させてみなさいよ」と綾子に反発、綾子もやる気満々に。

満を働かせようとする綾子だったが、突然また学校へ行かないと言い出した娘の春海の説得を五千円の成功報酬で頼んでしまう。

綾子は、満が毎朝、房枝に珈琲を入れてるのを、起業への未練だと責める。反発する満は、房枝への毎朝の珈琲をきっぱりやめると宣言するが・・・。

房枝が店でカボチャを特別メニューとして出すと聞いた満は、ハロウィンの安易な便乗だと猛反対。そして父との意外な関係が明らかに。

満は、墓参りでの房枝へのガソリン代と花代の請求を水増ししていると尾行した綾子に指摘され、壮絶な言い合いを繰り広げる。

アイスを誰かに食べられたと騒ぐ満は「犯人がこの中に居る」と探偵気取りで推理。春海は、満と光司の急接近を気にする。

満は、薗田とその後輩で、大学中退で放浪後に就職したという渡利に入社試験を薦められる。しかし満のヘリクツに渡利の様子が変貌し・・・。

綾子は春海が成績を下げ、陸と同じ高校に行くつもりだと疑う。満は綾子に、今は子供に欺かれる立場になったのだと諭す。

春海の成績が下がり、陸と同じ高校に行くつもりなのではと、疑う綾子。一方、満は犬の散歩を依頼されていた女性と急接近ー。

光司が高熱で会社を休んだ。満達は光司の好物である、いただきものの毛蟹を黙って食べるかで揉める。そこで春海がある提案をしてー。

満が明日香とさらに急接近。２年前のように再びヒモになるのでは？と心配の岸辺家。光司が話を聞きに行くと、今度は本気らしいとわかる。

岸辺家を売る話に猛反対の満。喫茶店を継ぎたいという光司は会社を辞めていた。相談のなかったことにショックの綾子はー。

明日香に「これからやるべきことは明日香のサポート」と宣言した満。しかし明日香の反応は意外でー。春海も陸に告白するが・・・。

房枝と檀野の再婚を応援する気の綾子達。満は牧本に「邪魔してもらえないか？」とお願いされる。

就職が決まらない光司は満と同じグレーのジャージでニート生活さながらに。コタツに入って「ニートブラザーズ」の曲を作って二人で歌い始める。

春海が、高校進学をやめラジオパーソナリティになると言い出す。「オレの人生相談に答えることが出来たら全力で応援してやる」と満に言われー。

自分が不採用だった議員秘書が、偉い人にはっきり物が言える満には向いていると気づく光司。最初は断る満だが、昔そんな仕事を考えていたらしくー。

引越し前の最後の食事は、３か月前と同じすきやきがいいと言う満。綾子は乗らないが、秋葉家の危機を救ったのは誰？と満のへりくつが始まりー。

ついに秋葉家が去り、岸辺家に日常が戻ってきた。突然議員秘書の面接を受けるという満は面接に向かうがその日、商店街はマラソンコースになっていた。