Episodios 52
いかないでおかあさん
イタリアのジェノバに住む9才の少年マルコは、日曜日の朝、家族で出掛けるピクニックに心弾ませる。だが、それが遠いアルゼンチンへと出稼ぎに行く母親アンナとの最後のひと時である事を、マルコはまだ知らなかった…。
Leer másジェノバの少年マルコ
母の旅立ちから、はや1年が経っていた。今日は、鉄道学校へ行っているマルコの兄・トニオが久し振りに帰ってくる日だ。船会社のジーナおばさんから、母から送られた手紙を受け取るマルコ。マルコは、手紙を配達する仕事を引き受ける事を思い立つ。
Leer másおとうさんなんか大きらい
マルコは早く一人前の仕事をして、母が家に帰れる事に役立ちたかった。だが父は、いつも自分を子供扱いして話を聞いてくれない。ある時、同級生のエミリオが、病で倒れている母親に替わって家計を助けるため、学校をさぼって働いていた事を知る。
Leer másゆかいなペッピーノ一座
人形芝居のペッピーノ一座の踊りに飛び入り参加した、マルコの飼っている猿のアメディオは、客の喝采を浴びる。ペッピーノはお礼にと、マルコを夕食に招待し、マルコの心情を知ると、軽率にもアルゼンチンへ連れて行ってくれると大袈裟に言うのだった。
Leer másごめんなさいおとうさん
父の親友の医師・サンドロを案内するため、マルコが病院に行った時、重体の患者が運び込まれてきた。父は、新しい治療方法の輸血を自らの体で試みる。そこで父の仕事の大変さを知ったマルコは、母が帰ってくるまで父と暮らそうと決心する。
Leer másかあさんのブエノスアイレス
風邪をおして街頭に出たペッピーノ一座のコンチェッタは、せき込み倒れやがて病状も悪化してしまう。しかし一座には医者を呼ぶお金もない。通り掛かったマルコは、苦しむコンチェッタ、そして熱を出したペッピーノのために診療所に相談に行く。
Leer másさよならフィオリーナ
フィオリーナは、マルコも一緒にアルゼンチンに行けると嬉しそうだった。だがレナートは、最初から金を騙し取る目論見で、約束は無情にも破られてしまう。そして、マルコはペッピーノ一座の旅立ちの時、母への手紙をアメディオに持って行かせる。
Leer másすすめフォルゴーレ号
マルコの密航は、コック長のレオナルドに発見される。マルコは、乗せていってくれるよう必死に頼む。そのマルコの熱心さにレオナルドは心を動かされる。引き取りにやってきた父もマルコの決意の固さを知り、遂にアルゼンチン行きを許可する。
Leer másもうひとりのおかあさん
持ち金全てを失い、途方に暮れるマルコ。しかも移民局で、行き倒れになったアンナという女性がいると聞き、愕然となる。病院を尋ねたマルコが出会った母さん、それはマルコの母とは別人だった。だが病に苦しむ姿が母の姿に重なるのだった…。
Leer más待っててくれたフィオリーナ
母の消息は、マルコの必死の思いとは裏腹に一切が不明だった。一方、ペッピーノ一座を見たという話を聞き付け、マルコは公園や市場を捜し回る。そして、疲れて公園のベンチでマルコが眠っていたその時、フィオリーナはマルコを見つけたのだった。
Leer másペッピーノ一座大あたり
マルコと一緒にペッピーノ一座もバイアブランカに行く事になった。その晩、ペッピーノ一座の公演は大当たり、ペッピーノ達はフォスコの店で働かないかと誘われるが、あくまでマルコの為にバイアブランカまで旅をすると言って断るのだった。
Leer más老ガウチョ カルロス
カルロスに助けられた翌朝、マルコたちが目を覚ますと、彼は馬車を修理してくれたのだ。一行は、イタリア料理の旅館に行くが、飲んでいたオルテガがからんできて、コンチェッタに踊りを強要する。銃を抜くペッピーノ。これにナイフで迫るオルテガ。
Leer másさようならといえたら
バイアブランカはもう目前だ。一行の前に、イタリア移民のシルバーニ一家の馬車が現れた。マルコの事を聞くに及び、バイアブランカのモレッティさんを尋ねたらと紹介してくれた。マルコもフィオリーナも、別れの時が迫っている事を感じていた。
Leer másおかあさんのなつかしい文字
失意の中、街をさまようマルコは、浮浪者のエステロンと知り合う。彼はマルコの話を聞き、マルコに一通の手紙を渡す。それは、なつかしい母の手紙だった。さらにエステロンは、母が今、ブエノスアイレスで働いているはずだと教えてくれたのだ。
Leer másさようならバイアブランカ
母の消息が分かった今、マルコとフィオリーナの別れの時は近い。エステロンは炭鉱で働く事を条件に、マルコの旅費を確保してくれていた。実はエステロンこそ、マルコの叔父・メレッリだったのだ。エステロンは、ペッピーノに本当の事を告白した。
Leer másかあさんだってつらいのに
マルコはファドバーニの尽力により再び船で旅する事になった。出航の前に母の働いていた家に行ってみる事にすると、そこでは意地悪な女主人が、連絡など無いとマルコに辛く当たる。だが逆に、ここで1年も働いていた母の我慢強さを知るのだった。
Leer másばら色のよあけロサリオ
マルコは、ロサリオへと向かうアンドレア・ドリア号に乗船する。船長・アレクサンドルが、マルコがタダ乗りの客である事を知って怒りだす。だが船長は、マルコがジェノバっ子である事を知ると、自分もそうだととたんに親切になるのだった。
Leer másかがやくイタリアの星一つ
ロサリオに到着したマルコはバリエントスの屋敷に向かったが、彼は不在で門前払いをくらってしまう。だがマルコは偶然フェデリコ爺さんと再会する。フェデリコはコルドバまでの汽車賃を、イタリアから働きに来ている酒場の皆から集めてくれた。
Leer másかあさんと帰れたら…
マルコはコルドバ行きの切符を手に入れた。偶然席を隣り合わせた子供連れの婦人は、はるばるイタリアから旅をしてきたマルコに感心する。マルコは婦人に憧れ続ける母の姿を重ね合わせ、今度こそジェノバに2人で帰るという想いを一層募らせた。
Leer másあの山の麓にかあさんが
マルコは「ばあさま」と呼ばれるロバを譲って貰い、いよいよトゥクマンへの道を辿り始めた。途中一夜の宿を求めて立ち寄った家の婦人から、遥か彼方に見える山の麓にトゥクマンがあると教えられ、マルコの胸は一層高鳴るのだった。
Leer másかあさんが呼んでいる
マルコは徒歩の旅を続けた。そんな中で靴が破れ、無理を押して歩いたマルコは指の爪を剥す怪我を負ってしまう。そんなマルコを降り出した雪が苦しめ、とうとう雪中に倒れ込んでしまう。幻想の中、温かい母に抱かれ、幸せいっぱいのマルコ。
Leer másかあさんとジェノバへ
ようやくマルコは大好きな母さんと共にジェノバへと帰る日を迎えた。これまで世話になった人々、そしてあのフィオリーナたちとの再会を繰り返しながらの帰途。こうしてマルコの長い長い旅は終わりを告げたのである。
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