シーズン1 (2019)
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Episodes 47
トップ・オブ・ザ・ワールド
日本水泳チームの男子は、100m自由形を皮切りにメダルラッシュで快進撃を続ける。一方、期待されていなかった女子チームは、前畑(上白石萌歌)が、200m平泳ぎで決勝に進出。政治(阿部サダヲ)のげきを受けてレースに挑んだ前畑だが、試合は大混戦に。観客が見守る中、前畑はメダル獲得に向けラスト50mに死力を尽くす。そんな中、IOC会長が日本水泳の大躍進の秘密に興味を示していることを知った嘉納(役所広司)は、閉会式に日本泳法のエキシビションを提案。政治も参加し、中学生以来の水泳に挑む。
Read More長いお別れ
昭和13(1938)年。嘉納(役所広司)はカイロから横浜に戻る船内で体調を崩し、77歳でこの世を去る。嘉納の死によって、五輪組織委員会は求心力を失ってしまう。そんな中、日中戦争の長期化により、2年後の東京五輪開催に対する各国の反発は厳しさを増す。追い詰められた副島(塚本晋也)は開催中止を提案するが、嘉納に夢を託された政治(阿部サダヲ)は、激しく抵抗する。その頃、四三(中村勘九郎)の弟子・小松(仲野太賀)は、りく(杉咲花)と結婚するが、戦争が二人の前途に立ちはだかる。一方、孝蔵(森山未來)は志ん生を襲名する。
Read More懐かしの満州
昭和36(1961)年12月。脳出血で倒れた志ん生(ビートたけし)は、病院に運び込まれる。一命を取り留めた志ん生は、戦時中に兵士たちの慰問興行のため満州へ行った時のことを五りん(神木隆之介)に語りだす。昭和20(1945)年。三遊亭圓生(中村七之助)と共に満州を巡っていた孝蔵(森山未來)は、学徒出陣で出征していた小松(仲野太賀)と大連(だいれん)で出会う。孝蔵と小松は、あることをきっかけに交流を深めていく。やがて終戦を迎え、孝蔵の安否を心配するおりん(夏帆)が、席亭から紹介された日本橋の「ローズ」のマリー(薬師丸ひろ子)を訪ねると、そこに政治(阿部サダヲ)が現れる。
Read Moreバック・トゥ・ザ・フューチャー
昭和34(1959)年5月。東京五輪の招致活動が大詰めを迎えていた政治(阿部サダヲ)らは、外交官を経てNHK解説委員になった平沢(星野源)を東京都庁に呼ぶ。政治は、嘉納(役所広司)が亡くなる直前まで一緒にいた平沢に、次のIOC総会での最終スピーチを託す。しかし、平沢は五輪開催は時期尚早と考え、要請を断る。政治は敗戦以来、悲願の招致のために奔走した自身の「オリンピック噺」を平沢に語りだす。それは戦後、“浜松の天才”といわれた水泳選手・古橋(北島康介)との出会いから始まる。
Read More時間よ止まれ
昭和39(1964)年10月10日。政治(阿部サダヲ)は念願の東京五輪開会式当日に、メイン会場の国立競技場のスタンドに一人、感無量で立っていた。そこへ足袋を履いた四三(中村勘九郎)が現れ、嘉納(役所広司)と約束した聖火リレーの最終走者への未練をにじませる。一方、最終走者の坂井(井之脇海)はプレッシャーに必死に耐えていた。やがて開会式が近づき、日本のオリンピックの歩みを支えた懐かしい面々がスタンドに集まってくる。その頃、リハビリを経て復帰した志ん生(ビートたけし)は、高座で「富久(とみきゅう)」を熱演する。
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