愛が晴れて箏曲部に入部。武蔵はさらなる部員勧誘のため部活発表で箏を演奏するが、全くいい所を見せられない。にもかかわらず入部希望だという美少女、鳳月さとわが現れる。さとわは『鳳月会』という箏の家元のお嬢様にして、コンクールで賞総ナメの有名な天才少女だった。その一方で、実は……。愛も武蔵もさとわに翻弄され、数少ない部員がバラバラに!?
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見事に『龍星群』を弾き切り、部の存続を勝ち取った箏曲部。盛り上がる部員たちに、武蔵は改めてある提案をする。また愛はシズに一人だけ仁科楽器へ呼ばれて――。すっかり箏曲部に対する周囲の見る目も変わり、これで安泰……と思いきや。今まで姿を見せなかった顧問が急に現れたり、何か企んでいる新入部員がやってきたり、せっかくまとまった箏曲部にまたひと波乱が…!?
改めて妃呂を部員として迎え7人となった時瀬高校箏曲部は、古典『六段の調』に挑む。“自分なりの六段”“今の自分たちのゴール”とは何か――それぞれに悩む愛と3バカ、武蔵。大事なものを掴んで少しずつ前へ進む箏曲部が次に目指すのは、関東邦楽祭への出場だ。部⻑として忙しい日々を過ごす武蔵だが、ずっと心の奥にしまい込んでいたわだかまりを、ことあるごとに少しずつ感じるようになっていて......。
『目指せ全国一位!!』――再び心を一つにした時瀬高校箏曲部。日に日に暑くなる中、邦楽祭に向けてパートごとに分かれて練習を重ねる7人だが、それぞれ課題は山積みだ。どうにかまとめて練習の時間が取れないかと考えた愛たちは、夏休みに皆で二泊三日の合宿をすることに。しかし盛り上がるサネやみっつとは対照的に、コータの様子がおかしくて……。
学祭に向けて練習する部員たち。しかし、事故で思いがけずキスをしてしまった愛とさとわはお互い気まずくギクシャク。武蔵への気持ちを意識した妃呂も集中できない。迎えた学祭当日、時瀬箏曲部の元部長、真白が武蔵に会いにやってくる。親しげな二人の様子を見てショックを受ける妃呂。一方、愛たち一年生のメンバーは、全国予選のための曲を探している滝浪から偶然、ある事実を聞かされる――。
十七絃も揃い、やる気も充分、まさに順風満帆の時瀬箏曲部。ところが、さとわの実家である『鳳月会』から外部指導者がやって来て、さとわも部員たちも騒然となる。たった一音にもダメ出しをする、そのあまりに厳しい指導に、妃呂やコータは反発。部をめちゃくちゃにする気ではないかと疑い、不満をつのらせる。しかし愛は、なぜか大人しく従っていて……。理不尽に思えた指導に対して、箏曲部の皆が選んだ答えとは――?
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