バルサ（綾瀬はるか）が逃亡生活を送るロタ王国に薬草を求めてタンダ（東出昌大）がやって来た。旧交を温める二人が泊まった宿にはアスラ（鈴木梨央）という少女がとらわれていた。人買いたちがアスラを怒らせるや、光が現れて周囲の人々を殺していく。バルサはアスラを救い出すがタンダは不吉だから関わるべきではないと忠告する。と、呪術師シハナ（真木よう子）がアスラをさらおうと現れる。バルサとシハナの死闘が始まった…！

バルサ（綾瀬はるか）がアスラ（鈴木梨央）と身を潜める小屋に呪術師スファル（柄本明）が現れ、アスラは怒りで人々を殺す力を持っており、誰にも救えないと忠告する。それでもアスラを守ろうとするバルサだが、薬を盛られたのか意識が遠のいていく…。一方、サンガル王国救出の航海に出たチャグム（板垣瑞生）は、タルシュ帝国に対抗するには隣国との同盟が必要と祖父のトーサ（伊武雅刀）に訴え、針路をロタ王国に向けさせた…！

バルサ（綾瀬はるか）はシハナ（真木よう子）の脅迫状に従いロタ王国を目指す。野営地で狼（おおかみ）の群れに襲われるがアスラ（鈴木梨央）が一瞬で狼たちを殺してしまう。高笑いするアスラはまがまがしいものに支配されていた…。一方、サンガルにとらわれたチャグム（板垣瑞生）はろうから脱走するが舟をこぎ出すときに敵の銛（もり）を受け重傷を負う。それでも沖を目指すがヒュウゴ（鈴木亮平）の海賊船が現れ行く手を阻む！

バルサ（綾瀬はるか）はアスラ（鈴木梨央）と同じタル人を伴って都を目指すが、その影響でロタ人への憎しみを口にするアスラに「人を殺したいなんて二度と思わないでくれ」と繰り返し言い聞かせる。つり橋で武装集団に襲われ、自ら盾となってアスラたちを先に行かせるバルサに、背後からも矢が射られた…！一方、チャグム（板垣瑞生）はタルシュ帝国の属国となったヨゴに連行される。そこはヒュウゴ（鈴木亮平）の故郷でもあった。

バルサ（綾瀬はるか）はチャグム（板垣瑞生）がタルシュ帝国にとらわれたと聞き心を乱す。一方、タルシュ帝国の都に着いたチャグムは圧倒的な国力の差を目の当たりにする。王子ラウル（高良健吾）に謁見したチャグムは「国を滅ぼしたくなければ父を殺して帝（みかど）になれ」と命じられる。抵抗するチャグムの前にヒュウゴ（鈴木亮平）が連れて来られる。チャグムを属国へ連れて行ったことが裏切りとみなされたと言うのだ…！

アスラ（鈴木梨央）に味方と信じ込ませたシハナ（真木よう子）は、その力を利用してイーハン（ディーン・フジオカ）にロタ王国を統一させようとたくらんでいた。建国の儀が無事に終われば正統な王と認められるのだ。が、南部領主が異を唱え、更にタルの民がなだれ込み、儀式は大混乱に。シハナの幻術に惑わされたアスラが破壊神を降臨させようとした時、バルサ（綾瀬はるか）が「アスラに人殺しはさせない！」と飛び込んで来る…！

チャグム（板垣瑞生）がロタに向かったと聞いた二ノ妃（木村文乃）はバルサ（綾瀬はるか）を捜すよう命じる。チャグムが死んだと聞かされたバルサは無力感に襲われていたが、二ノ妃から用心棒に雇いたいとの伝言を受け、再び生気がよみがえる。チャグムが持っていた宝石を手がかりにツーラムの捜索を始めるが行方がつかめない。チャグムは既に南部大領主にとらわれていたのだ。じれるバルサの前にヒュウゴ（鈴木亮平）が現れる…！

武装集団に襲われたバルサ（綾瀬はるか）は相手がロタ王に仕える密偵と気づき、あえて捕まる。密偵の狙いはヒュウゴ（鈴木亮平）で、チャグム（板垣瑞生）を奪われまいと追っていた。そのチャグムはとらわれていた南部領主の屋敷を脱出するが、城を前に追っ手に囲まれる。その危機を救ったのはシハナ（真木よう子）だった。イーハン（ディーン・フジオカ）に謁見したチャグムは同盟を願い出る。そのころバルサも城を目指していた！