Episodes 28

宇宙暦788年。自由惑星同盟軍と銀河帝国軍の間で発生した小規模な戦闘は、平凡な展開で終始した。だが、帝国軍は帰投途中の同盟軍艦隊に襲いかかり、同盟軍司令部は近傍の惑星エル・ファシルに逃げ込んでしまう。帝国軍はエル・ファシルを包囲する。司令部はヤン・ウェンリー中尉に民間人の脱出計画を一任し、無責任にも彼と民間人を置いて脱出してしまう。あまりの事態に皆が呆然とする中、ヤンだけは自信満々と航路の安全を保証した。なんと彼は司令部要員を囮に使い、民間人を無事脱出させたのだ。一人の英雄が誕生した瞬間だった。

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多数の民間人を救った英雄として、ヤンは少佐に昇進する。軍部は「民間人を見捨てた司令部」の悪評を隠すため、ヤンを過大なまでに褒め称えたのだ。ある日、ヤンは士官学校の先輩でもあるキャゼルヌ中佐に呼び出された。キャゼルヌが命じたのは、最近「43年前の第二次ティアマト会戦で戦死した歴史的英雄、ブルース・アッシュビー提督は謀殺された」との投書が頻繁に届くので、これを調査せよというものだった。ヤンは不承不承、この仕事を引き受ける。

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調査を開始したヤンは、手始めにブルース・アッシュビーの伝記を閲覧する。アッシュビーの傑出した才能を再確認したヤンだったが、さらに当時、彼の周囲にいた幕僚たちも非凡な才の持ち主が揃っていた。「七三〇年マフィア」と呼ばれた7名、アッシュビー、ジャスパー、ウォーリック、コープ、ベルティーニ、チューリン、そしてローザス。彼らはそれぞれが強烈な個性を持ち、且つそれぞれが得意とする戦術を持っていた。1日かけて資料を読み終えたヤンは、「七三〇年マフィア」最後の生き残りであるローザス提督に会うことを決めた。

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秋の小道を歩き、ローザス提督の私邸を訪問したヤン。出迎えた孫娘ミリアムに導かれ、「七三〇年マフィア」の最後の一人に面会を果たす。ローザスは、高齢ながらも端然とし、ヤンのような若者に対して少しも偉ぶらない紳士だった。しかし、ローザスは英雄としてこの世を去ったアッシュビーの名誉を傷付けるような調査には協力する気がなかった。ならばとヤンは方針を変え、彼らの人となりを知って判断材料に加えようとする。

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宇宙暦745年、同盟軍はティアマト星域に布陣し、侵攻して来る帝国軍を迎撃しようとする。しかしこの時、艦隊を率いる「七三〇年マフィア」の間では深刻な内部対立が起こっていた。一方で帝国軍は、ミュッケンベルガー中将が、二人の息子の復讐戦さながらに兵を鼓舞し士気を高めていた。かくして戦闘が始まった。同盟軍の艦列は先の対立が影響し、やや乱れ気味だったが、アッシュビーの手腕は冴えたままであり、ミュッケンベルガーの旗艦を撃沈する。さらに激化する艦隊戦の中、ウォーリックが艦隊を突出させてしまうが……。

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一進一退の攻防が続く中、同盟軍司令部の不和はその度合いを増しつつあった。一方、帝国軍は当初の予定通り進撃し、同盟軍を半包囲する体勢を作りつつあった。次第に追い詰められる同盟軍。しかし、別働隊を率いたアッシュビーが帝国軍の後背から襲いかかり、戦況は一変する。挟撃された帝国軍は総崩れとなり、勝敗は決した。だが、流れ弾がアッシュビーの旗艦に命中し、アッシュビーは破片を浴びて落命する。……その後、ヤンのもとに、ローザスが急逝したとの知らせが入る。

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ローザスの葬儀に参列したヤンに、孫娘ミリアムは「アッシュビーは仲間の功績を奪った男だ」と語る。また、アッシュビーは死後も仲間の運を吸い尽くす、と。確かに「七三〇年マフィア」に数えられた提督たちは、皆が不遇な晩年を迎えていた。ローザスを喪って調査に行き詰まりを感じたヤンは、調査対象を拡げるべきか思案していたが、そこに新たな辞令が届く。惑星エコニアにある捕虜収容所へ赴任せよ、との命令だった。ヤンは、この人事に謀略めいたものを感じつつも、とにかく現在の調査は中断せざるを得ないことになった。

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8

螺旋迷宮 第8話 「収容所惑星」

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January 28, 200025m

赴任先である惑星エコニアに到着したヤンは、パトリチェフ大尉という巨漢の出迎えを受ける。捕虜収容所長のコステア大佐に着任の挨拶をした際には、「捕虜たちの自治組織とうまく折り合うよう」助言される。その後ヤンは、この惑星には「七三〇年マフィア」と縁のあった人物が数多くいることに気付いた。また、捕虜の自治組織の重鎮であるケーフェンヒラーという老人は、第二次ティアマト会戦で捕虜になって以来、43年間も捕虜生活を続けているが、彼はヤンに、ある古い帝国軍人に関わる事件を調べていると語る。その晩、就寝中のヤンはパトリチェフからの非常呼び出しを受けた。

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9

螺旋迷宮 第9話 「捕虜と人質」

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February 25, 200025m

副所長を拘束した捕虜たちは、所長との人質交換を要求するが、所長はヤンに人質になるようほのめかす。しぶしぶ従うヤンに、パトリチェフが同行を申し出る。さらになぜかケーフェンヒラーが人質に加わった。彼はこの脱走計画の黒幕は所長のコステアで、彼は公金横領の罪を隠蔽するため、この事件を起こしたと話す。また、ケーフェンヒラーが追う事件とブルース・アッシュビー謀殺事件には関連があると語る。詳しく話を聞こうとした次の瞬間、爆発が3人を襲う。

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コステアは、ヤンを自分の不正を暴きに来た秘密監査官だと勘繰り、全てを闇に葬ろうと、このような暴挙に出たのだった。砲撃が激しさを増す中、ヤンたちはケーフェンヒラーの先導で地下のパイプスペースを使って脱出する。しかし、脱出した先は収容所の司令室の裏側で、壁1枚を隔てた向こうでは、コステアがヒステリックにがなり立てている。壁を蹴破って現れたヤンたちに、コステアは驚愕する。彼はしばし抵抗するが、最後は己が罪を認めた。ヤンは事の顛末をタナトス警備管区に説明し、軍管区参事官のムライ中佐の到着を待つことになった。

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11

到着したムライは、公正且つ迅速な判断でコステアの罪を暴いていく。ムライはエコニアを訪れる前に、公金横領の裏付け調査を済ませていたのだ。ヤンは、その手際の良さに感服する。一連の事件の解決に多大な功績があったということで、ケーフェンヒラーは釈放されることになった。ヤンは彼の自室に入り浸り、荷造りを手伝いながら彼と語り合う。ヤンは、ケーフェンヒラーが追う事件とブルース・アッシュビー謀殺事件との関連について問うが、彼は具体的なことは何一つ語らなかった。そして、ヤンのもとにハイネセンへの帰還命令が届く。

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12

異動が決まったヤンは、わずかな時間を惜しんで帝国軍将官に関する資料を読みふけり、遂にある仮説にたどり着く。これはケーフェンヒラーの追う事件と、ブルース・アッシュビー謀殺事件とをつなぐ答えになり得るものだった。やはり転属が決まったパトリチェフを加えた3人は、惑星マスジットで新年を迎える。祝いの花火を眺めつつ、ケーフェンヒラーは第二次ティアマト会戦当時のことを語る。それはヤンの仮説を裏付ける話だった。そして、ケーフェンヒラーは静かに瞳を閉じた。

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急死したケーフェンヒラーは、惑星マスジットの公共墓地に葬られた。様々な雑事を済ませてハイネセンに到着したヤンとパトリチェフは、別れの握手を交わす。その後、迎えに来たアッテンボローと共にキャゼルヌの私宅に向かうヤン。そこには、彼の婚約者であるオルタンスと、彼女が腕を振るった絶品の料理が待っていた。歓談の後、ヤンはブルース・アッシュビー謀殺事件を調査した結果について語り始める。それはケーフェンヒラーの推理をもとにヤンが考察した、同盟と帝国の闇の歴史であった。

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ヤンは、ブルース・アッシュビー提督の常勝を支えたのは、帝国内部に張り巡らされたスパイ網だったのでは、と語る。それは、帝国から同盟に亡命したジークマイスター提督と、その僚友ミヒャールゼンが築き上げたもので、これらがアッシュビーを情報面からサポートしたというのだ。この仮説は、ケーフェンヒラーが長年の調査の末に構築したものだったが、ヤンも同じ結論に達していた。しかし、ケーフェンヒラーが遺した文書は25年間の封印文書となり、真実が明るみに出るまでにはいささか時間がかかることになる。そして、第八艦隊への配属命令を受領したヤンは、再び前線へと向かうのだった。

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15

叛乱者 Kap.I

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April 7, 200025m

惑星カプチェランカでの功績により中尉に昇進したラインハルトは、駆逐艦ハーメルンⅡの航海長として念願の宇宙艦隊勤務に就くこととなった。キルヒアイスも保安主任として同艦に乗り込む。この艦では、軍務に明るくない艦長のアデナウアー少佐に代わり、副長のベルトラム大尉が実質上の指揮官となっていた。哨戒任務に出たハーメルンⅡの艦内で、ラインハルトは乗員たちから腕試しを挑まれる。勝負に勝ち、乗員たちからの信頼も得たラインハルトだったが、その胸中には漠然とした不安が沸き上がる。

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16

叛乱者 Kap.II

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April 7, 200025m

ラインハルトは乗員たちと語り合ううち、彼ら平民たちにもそれぞれの人生があることを実感する。やがて哨戒艦隊は航路上の難所とされる宙域に差しかかるが、ここで同盟軍の奇襲攻撃を受ける。艦長の負傷により指揮を引き継いだラインハルトは、僚艦とは逆のコースで退避するよう命じ、ベルトラムと対立する。結果的にラインハルトの判断が正しかったのだが、その後、指揮権委譲を拒んだラインハルトは拘束されてしまう。機関部に深刻な損傷を受けたハーメルンⅡ。シュミットは、同盟軍の追撃を逃れるため、恒星風を利用するよう提案するが……。

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17

叛乱者 Kap.III

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May 26, 200025m

ベルトラムは、同盟軍の追撃を振り切れぬと悟り、艦を自沈させて名誉の戦死を遂げようとする。それを知ったキルヒアイスは、腕試し以来、気心を通じていたザイデル伍長らに助力を求め、ラインハルトを解放する。彼らは艦橋を制圧し、シュミットの案に従い、恒星アルトミュールの表面爆発に伴う恒星風に乗って脱出するべく準備を進める。しかし、ベルトラムが再び現れ、ザイデルの弟を人質に、指揮権を渡すよう迫る。乗員たちの命を守るため、これを拒むラインハルト。追い詰められたベルトラムの銃が火を噴く!

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18

叛乱者 Kap.IV

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May 26, 200025m

艦長により正式に艦長代理に任命されたラインハルト。いよいよ脱出作戦が開始された。恒星アルトミュールに接近するにつれ、艦内温度は上昇し、艦橋には焦燥感が漂う。その時、スラスターの1基がトラブルを起こした。修理を行うべく危険な艦外作業を引き受けたザイデルに、自分が補佐するとベルトラムが名乗り出る。二人はかろうじて修理に成功するが、艦が危険を回避すべく急転回した衝撃で、宇宙に放り出されてしまう。ベルトラムはザイデルを救い、自らは恒星の炎の中に消えていくのだった。恒星風に乗り危地を脱したハーメルンⅡ。ラインハルトは傍らのキルヒアイスに、まだまだ学ぶことは多い、と語りかけるのだった。

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19

決闘者 Kap.I

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May 26, 200025m

昇進したラインハルトとキルヒアイスは、軍務省監察局でデスクワークに就かされていた。彼らが軍内部の不正行為を指摘するも、上官は「必要悪」と聞き流す。ここでは目立った軍功を挙げられぬこともあり、苛立ちを隠せないラインハルト。最愛の姉アンネローゼを救うためには、さらなる昇進が必要なのに……。後日、アンネローゼとの面会が許されたラインハルトは、彼女の友人であるシャフハウゼン子爵が、強欲な貴族ヘルクスハイマー伯爵に決闘を挑まれていると知る。姉の友人が苦境に立たされていることを知った彼は、決闘の代理人として名乗りを上げるのであった。

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20

決闘者 Kap.II

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May 26, 200025m

皇帝の寵姫アンネローゼの弟が決闘に挑むという話題は、たちまちオーディンの貴族社会の話題となった。当然、ベーネミュンデ侯爵夫人も知ることになる。一方ラインハルトは、決闘に使われる火薬式の銃の扱いに苦労していた。そこに見知らぬ士官が現れ、的確なアドバイスを与えて去って行く。去り際に彼が名乗ったルッツという名は、ラインハルトに強い印象を残すのだった。そんな折、ヘルクスハイマー伯の代理人だった男が、黒衣の男との決闘で落命するという事態に。黒衣の男はそのままヘルクスハイマー伯の代理人に収まるが、彼はベーネミュンデ侯爵夫人の手の者だった!

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21

決闘者 Kap.III

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June 23, 200025m

いよいよ決闘の日。キルヒアイスが提案した奇策を一旦は退けたラインハルトだったが、決闘相手にただならぬ雰囲気を感じ取り、その策を容れることに。轟音と共に弾丸が交差し、黒衣の男は右肩に、ラインハルトは左腕に弾を受ける。立会人はラインハルトの勝利を宣言するが、黒衣の男はさらに剣での立ち会いを望んだ。相手が利き腕を負傷している以上、こちらに分があると踏んだラインハルトだったが、黒衣の男の剣技は予想を超えた鋭さで、彼を追い詰める。絶体絶命の危機に、近衛兵が皇帝の勅命を持って駆けつけ、決闘は中止となる。結果として姉に命を救われたと知ったラインハルトの表情は険しかった。

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22

決闘者 Kap.IV

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June 23, 200025m

最愛の姉を奪った皇帝により命が救われた。この事実にラインハルトは意気消沈していた。そこに黒衣の男から果たし状が届く。ラインハルトの表情に生気が戻った。キルヒアイスにも内密に、彼は再戦に向けて訓練を始める。雪の降り積もる森の中で相まみえる二人。激しい剣戟の末、ラインハルトは黒衣の男に剣を打ち飛ばされ、絶体絶命の窮地に陥る。しかし、ラインハルトは振り降ろされる剣を両手の掌で封じた! 一気に形勢を逆転させたラインハルトに、黒衣の男は何も語らぬまま自害してしまう。その一部始終を物陰から見守ったキルヒアイス。二人は互いに素知らぬふりをしつつ、絆をより深めていくのであった。

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23

奪還者 Kap.I

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June 23, 200025m

巡航艦ヘーシュリッヒ・エンチェンの艦長となっていたラインハルト。彼に上官のレンネンカンプから極秘任務の打診があった。あのヘルクスハイマー伯爵が失脚し、軍事機密を持ち出した上、同盟への亡命を図っているという。極秘任務というのは、巡航艦1隻で同盟領に潜入し、その亡命を阻止した上で軍事機密を奪還するという困難なものだった。武勲を立てる機会と見たラインハルトは、この任務を引き受ける。イゼルローンを進発した彼は、大胆極まりない策で同盟軍艦隊の注意を逸らし、警戒線を突破して同盟領へ入る。その手腕に副長のワーレン少佐は感嘆を禁じ得なかった。

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24

奪還者 Kap.II

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June 23, 200025m

イゼルローン回廊を抜け、同盟領に潜入したヘーシュリッヒ・エンチェン。ラインハルトはヘルクスハイマー伯の心理を読み取り、航路を決定する。ようやく目的の船を発見した彼は、ワルキューレによる奇襲攻撃で通信機能を破壊した上で、キルヒアイス率いる装甲擲弾兵を送り込み、船内を制圧した。しかし、その時既にヘルクスハイマー伯は脱出ポッドの誤作動で息絶えていた。一方、軍事機密である“指向性ゼッフル粒子発生装置”にはプロテクトがかけられており、解除にはアクセスコードが必要だった。軍務省の監察官として同行していたベンドリング少佐は、唯一の生存者からコードを聞き出そうとするが、その相手は10歳の令嬢、マルガレータであった。

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25

奪還者 Kap.III

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July 21, 200025m

指向性ゼッフル粒子発生装置は、アクセスコードがない限り移設することも出来ない。いっそ破壊すべきという意見も出るが、ベンドリング少佐は強硬に反対する。新たな航路のデータもない以上、元の航路を戻るしかないヘーシュリッヒ・エンチェンだが、そこに同盟軍の小艦隊が現れる。ラインハルトはゼッフル粒子発生装置を活用し、敵艦を次々と撃破するが、追っ手の数は増えるばかり。一方、マルガレータ嬢に紳士的な態度で接し続けたキルヒアイスは、彼女の信頼を得つつあった。キルヒアイスはラインハルトに、彼女との取引を提案する。また、彼女の身の上を聞いた彼は、今回の任務の裏に隠された陰謀の臭いを感じるのだった

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26

奪還者 Kap.IV

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July 21, 200025m

マルガレータはキルヒアイスを信用し、アクセスコードを明かす。これと同時に得られた情報は、門閥貴族の宮廷闘争の暗部だった。リッテンハイム侯の醜聞を知ってしまったヘルクスハイマー伯は、一族もろとも命を狙われ、亡命を余儀なくされたのだ。衝撃を隠せないベンドリング。このままではマルガレータの命はない。ベンドリングはマルガレータの後見人となり、二人で同盟に亡命すると決意、ラインハルトもこれを認める。二人を送り出した後、ヘーシュリッヒ・エンチェンはイゼルローン回廊の入り口に到達するが、燃料不足により身動きが取れなくなる。背後からは同盟軍艦隊が迫る。果たして……。

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27

第三次ティアマト会戦 前篇

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July 21, 200025m

皇帝フリードリヒⅣ世の在位30年に華を添えるとの名目で大規模な攻勢を計画した帝国軍。中将に昇進し、遂に一個艦隊を指揮する身となったラインハルトも、副官キルヒアイスと共に参戦する。同盟軍の総司令官ロボスは、若手指揮官ホーランドの言葉に煽られ、かつてブルース・アッシュビーが戦場に選んだティアマト星域で敵を迎撃することに決める。いざ戦闘が始まると、ホーランドは独断で敵艦隊に突入した。用兵理論を無視した彼の暴走に帝国軍は翻弄されるが……。

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Crew 0

Directed by: No director has been added.

Written by: No writer has been added.

Guest Stars 0 Full Cast & Crew

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28

第三次ティアマト会戦 後篇

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Season Finale
July 21, 200025m

ホーランド艦隊の攻勢は続いていたが、ラインハルトは彼の行動限界点を見極めるべく麾下艦隊を下がらせる。この動きを見たビュコックはホーランドに警告するが、戦勝に驕る彼の耳には届かない。そして、遂に戦線が伸びきる。次の瞬間、ラインハルトの砲撃命令が響く。たった二度の斉射でホーランド艦隊は瓦解し、会戦そのものも終結に向かう。この勲功により大将に昇進したラインハルトに、専用の旗艦「ブリュンヒルト」が下賜された。

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