よろず占い処 陰陽屋へようこそ (2013)
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Eri Fuse : 役
エピソード 11
壱 DV夫は狐憑き!?
高校1年の沢崎瞬太(知念侑季)は、担任の只野路子(倉科カナ)から留年確実と宣告された帰り、占い好きの母親・みどり(南野陽子)に連れられて新しく出来た怪しい占いの店『陰陽屋』を訪れる。みどりは祥明のルックスと巧みな話術にすっかり魅了され、身の上相談を始める。近ごろ立て続けに不幸が起きていると話すみどりに、祥明は除霊を行い、代金1万円を請求。あまりのインチキぶりに激怒した瞬太は、祥明に殴りかかる。しかし、その拍子に高価な占いの盆を割ってしまい、店で雑用係のアルバイトをする羽目に。
その夜、路子の祖父・内藤源次郎(杉良太郎)が営む居酒屋『狐火』では、商店街の連中が集まり、祥明の話題で持ちきりに。近くの神社の巫女・鮎川珠希(柏木由紀)の証言で、祥明がかつてナンバーワンホストだったことが判明し、路子の嫌悪感が強まる。商店街の連中は、『陰陽屋』の立ち退き運動を始めることを決意。
そんな中、陰陽屋に里見由実香(鈴木梨央)という9歳の少女がやって来て…。
もっと読む弐 呪われたラーメン
陰陽屋に、中華料理店『上海亭』の女将・金井江美子(濱田マリ)が相談にやって来る。最近、客足が突然ぴたりと途絶え、店が呪われているのではないかと言う江美子。店の前には、触った者は必ず呪われると古くから言い伝えられている狐石が置いてあったという。話を聞いた祥明(錦戸亮)は、陰陽屋の存続をちらつかせる江美子に協力するため、手っ取り早くパソコンの口コミサイトにべた褒めのコメントを書こうと提案。ところが…。
一方、路子(倉科カナ)は、インターネットの掲示板に瞬太(知念侑李)が捨て子だと書き込まれていることを知り、胸を痛める。自宅を訪ね、両親のみどり(南野陽子)と吾郎(見栄晴)に瞬太の捨て子騒動の真相を尋ねる路子。しかし、2人は「大したことではない」と、あっけらかんとした態度で真相を語り、路子を驚かせる。
もっと読む参 1億円の失せ物探し
『上海亭』を陥れた犯人だと勘違いして、商店街のメンバーが陰陽屋に連れてきたのは、祥明(錦戸亮)の幼なじみ・槙原(駿河太郎)だった。祥明の正体を明かそうとする槙原をなぜか必死で制する祥明。すると翌日、槙原は再び陰陽屋へやって来て、バイト先の後輩・宮内夏央(波瑠)の相談に乗ってやってほしいと持ちかける。ひと月ほど前に亡くなった祖母の遺言状を探してほしいというのだ。最初は興味のなさそうな祥明だったが、広い田畑を持ち、一人暮らしをしていた祖母の遺産が相当なものだと聞くや、がぜんやる気を見せる。期日までに見つけられなければ、遺産はすべて慈善団体へ寄付されるらしい。夏央の叔父・叔母らは、遺産を独り占めしようと血まなこになって遺言状を探しているという。
遺言状の期日当日。祥明と瞬太(知念侑李)とともに、路子(倉科カナ)もなぜか、祥明の口車に乗せられ、群馬へ向かうことに…。
もっと読む四 恋占いにご用心
ある日、祥明(錦戸亮)のホスト時代の客・細川季実子(関めぐみ)が陰陽屋にやって来る。一年前、祥明に手相を見てもらい、「20代で結婚できる」と言われたが、あと3日で30歳になるのに相手がいないという。3日後までに結婚できなかったら、占いが外れた責任をとって自分と結婚しろと祥明に迫る季実子。あまりの迫力に、瞬太(知念侑李)も花婿探しに乗り出し、たまたまやって来た槙原(駿河太郎)を薦める。
翌朝、近くの公園で呪いの藁人形が発見され、商店街の人々は騒然となる。しかも、中から出てきた紙には路子の名前が。
季実子は祥明と路子が恋人同士だという証拠を見せろと言い出し、2人は季実子が見守るなか、遊園地でデートをするはめに…。
迎えた季実子の誕生日当日―。
30歳まで残り数時間となり、季実子から再び迫られた祥明は…。
もっと読む伍 幽霊病棟22時!?
みどり(南野陽子)が勤める病院で「病室で幽霊を見た」と看護師たちの間で騒ぎが持ち上がり、病院事務長から相談を受けた祥明(錦戸亮)は、お祓いをして幽霊騒動を収めることを請け負う。瞬太(知念侑李)とともに、子どもたちと遊ぶボランティアのメンバーのふりをして病院に現れる祥明。
しかし、問題の病室で祥明が儀式の準備をしていると、入院患者の少女・真央(久家心)がやって来る。真央いわく、その病室で亡くなった江見(吉倉あおい)が、一緒に入院していた青年・祐輔(落合モトキ)を恨んで幽霊となって出てきたのだという。
さらに、『狐火』で幽霊騒動の話を聞いた路子(倉科カナ)が、「幽霊なんて存在するはずがない」とバカにした直後、何かを見て階段から足を踏み外し、問題の病院に運ばれてしまう。まさか、これも幽霊のしわざ…?!
もっと読む六 王子化け猫騒動
ある日、祥明(錦戸亮)のもとに、「家に呪いをかけてほしい」と門倉百合江(島かおり)という老女がやって来る。自宅の古民家が“猫カフェプランナー”の神林(ミスターちん)に狙われているという。しかも、家を離れたくない百合江に対し、息子と娘は家を売ることに賛成しているらしい。呪われた家となれば、神林も退散してくれるだろう…というのだ。
瞬太(知念侑李)と路子(倉科カナ)が百合江の家を訪ねると、息子たちは百合江を気遣う気立ての良い人たちで、2人は面食らう。そこへ、隣家から大音量のカラオケが聞こえてくる。近所でも悪名高い矢下純子(赤座美代子)が毎日騒音を立て、百合江も困惑していた。しかし、それでも百合江はかたくなに立ち退きたくないと言う。
その夜、百合江がそこまでして家を離れたくないのには、何か深い理由があるはずだという源次郎(杉良太郎)の言葉を受け、瞬太は…。
もっと読む七 仲直りはディナーのあとで
陰陽屋に、今夜だけ店を貸してほしいという一人の男が現れる。男は、以前この場所でイタリア料理の店を経営していた山田清志(永井大)で、瞬太(知念侑李)と源次郎(杉良太郎)は久しぶりの再会を喜ぶ。3年前に離婚した妻や別れた娘とやり直したいという清志。しかし、店が潰れたことを娘には言えずにいるため、今夜一晩だけレストランを復活したいというのだ。ウソの芝居につきあうのを反対するかと思いきや、意外なことに祥明(錦戸亮)は承諾。商店街のメンバーも協力を申し出る。
路子(倉科カナ)らが着々とレストランの準備を進めていると、祥明のホスト時代の仲間らがやってきて、陰陽屋は大騒ぎに。失踪した六本木のカリスマホスト・雅人の行方を探してほしいと言われ、気乗りしないものの筮竹(ぜいちく)を使って方位を占ってやる祥明。早速、祥明の占いをもとに雅人を探し始めたホストたちは、雅人が意外な場所に通っていたことを知り…。
もっと読む八 呪い合戦!女狐ウォーズ
王子稲荷商店街で恒例の『ミス女狐総選挙』が行われることになり、祥明(錦戸亮)のもとへ、自称アイドルの織田友紀奈(岡本玲)がやって来る。するとそこへ、珠希(柏木由紀)が現れる。二人は昔から何かにつけ争ってきた、言わば生涯のライバルで、去年の総選挙でも1位を争った仲らしい。
二人が商店街の人々に派手な選挙運動を繰り広げる中、ある日、呪いのわら人形が発見され、中には友紀奈の名前が。一方、珠希も、自転車に呪いの札が貼られ転倒するという事件が起き、事態は二人の呪い合戦の様相を帯びてくる。
二人から「相手を蹴落とす強力な呪いを教えて」と詰め寄られた祥明は、相手を呪い殺すことができるという“キツネの呪い歌”を伝授。ただし、一度歌ったら最後、歌うのをやめたら呪いが返ってくると釘を刺す。“キツネの呪い歌”を必死で練習する友紀奈と珠希。
ついに迎えた総選挙当日…。
もっと読む九 祟られた学園
祥明(錦戸亮)のもとに、路子(倉科カナ)の先輩で大学准教授の唐沢数彦(田中幸太朗)がやって来る。路子を自分の研究室に誘った唐沢は、研究職に未練があるはずの路子が意外にも返事を迷っていると知り、困っていた。そこで祥明は、路子のために唐沢の誘いの吉凶を占うが…。
困り果てた唐沢から、路子の心の謎を解いてほしいと依頼される祥明。
後日、学校へ向かった祥明は、教頭たちへのあいさつも早々に、路子のクラスのホームルームに乱入。路子が転職を決断できないのは、今のクラスが落ちこぼれで、何をやってもビリだからだとたきつけられた瞬太(知念侑李)たちは、クラス対抗駅伝で一位をとり、路子を気持ちよく送り出そうと一致団結する。
一方その頃、祥明が王子にやってきたのは目が光る化け物を探すためだと聞いていた槙原(駿河太郎)は、瞬太にキツネの耳が生えているところを目撃し…。
もっと読む十 16年前からの手紙
ある日、祥明(錦戸亮)のもとに路子(倉科カナ)の父・寛和(中村まこと)がやって来る。25年前、源次郎(杉良太郎)の反対を押し切って、路子を身ごもった照子(横山めぐみ)と結婚したが、以来、夫婦そろって源次郎とは絶縁状態。ところが最近、照子が源次郎のことをいまだに気にしているのを知り、源次郎に結婚を認めてもらえれば親子関係が修復できる、と祥明に相談に来たのだった。祥明は、源次郎と照子の親子関係修復に全力を尽くすことに。
さっそく路子の実家に出向いた祥明は、家にとりついた祟りに、寛和も影響を受けていると言い出し、寛和を陰陽屋に閉じ込めてしまう。一方で祥明は家の祟りを払うためと称し、照子を毎日のように連れ出して贅沢三昧させるという策に出る。戸惑う照子に祥明は…。
一方、街にはジャーナリストの乗鞍(テイ龍進)がやって来て、瞬太の周りを嗅ぎ回っていた。
もっと読む終 出ていけ、陰陽屋!
瞬太(知念侑李)は祥明(錦戸亮)の叔母・咲月(山田麻衣子)の息子であることが判明。覚悟を決めた源次郎(杉良太郎)は、瞬太出生の秘密を祥明に語り始める。
翌日、槙原(駿河太郎)が、祥明の祖母・春代(香山美子)を連れて陰陽屋へやって来る。安倍家の跡継ぎは見つかったのかと催促する春代に、まだだと答える祥明。しかし、そこに現れた瞬太を見て何かを察した春代は瞬太を安倍家へ呼び出す。祥明は瞬太が妖狐だとばれないよう、路子(倉科カナ)に同行を依頼する。
その頃、瞬太の家に“王子に化け狐の少年がすむ”という記事を書いた雑誌記者が、押しかけてくる。事態を聞いた珠希(柏木由紀)が祥明を連れて行くが、あろうことか祥明は化け狐を退治する儀式を独占取材させてやる、と記者に対して提案。
祥明の狙いはいったい何なのか?そして、祥明が最後に下した決断とは…?
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