シーズン1 (1993)
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エピソード 6
出会い
「何故こうして転生できて、また君と出会えたのか。…とてつもなく不思議に思うよ。」覚醒した小林輪は、東京タワー改築工事に細工を施すため、工事責任者の息子タカシと接触をとり、次々と策略をしかける。一方亜梨子が、月の夢を見た話を一成、迅八にしたことをきっかけに、月の仲間捜しがはじまった。そして新たに「柊」と「繻子蘭」の生まれ変わりの土橋大介、国生桜とを加え、彼らは集会を開く。そこで、彼らの夢の断片が、共通の記憶であることを確信する。又、亜梨子の前では普通の小学生としてふるまっている輪は、ある日偶然に同じ月の仲間である「秋海棠」の記憶をもつ笠間春彦と遭遇する。遂に、前世でもっとも恐るべき記憶を共有するもの同士が出会った…。
もっと読む転生、そして……
「あなたが懐かしいのも、きっと、また未来で出会えるからなのね…」未来路、春彦との激しいESP戦で重傷を負った輪は前世の夢を見続ける。たった一人で生き抜いてきた紫苑のかたくなな心を、そっと聞いてくれた仮親のラズロと珍獣キャー。しかしたった78日間の想い出を残し、二人は事故で逝ってしまう。「嘘つきラズロ…まだ一度も笑ってない…これからも笑ったって褒美のキスくれないじゃないか」3人で暮らした家で、幼い紫苑のみたサージャリムの絵はいつか亜梨子の姿と重なった。記憶はめぐり続ける… 幼い頃見た海、雪、満開の桜、亜梨子への覚醒、そして木蓮の最期のメッセージ。今、すべての記憶は未来へとつながっていく。
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