遼（坂口憲二）と美波（夏未エレナ）、星太（丸山歩夢）の同居生活が始まって数日。遼がいつものようにパトロールで学校を訪れると、体育の授業が始まろうとしていた。輪に加わり野球を教えようとするが不覚にも日射病で倒れてしまう遼。自力で病院に行こうとするも、遼はうらら（松下奈緒）から島に病院がないことを教えられ愕然とする。そこで遼は緊急集会を開き、現状を打開しようと息巻く。しかし公民館長の平良公平（半海一晃）からやれることはすべてやったが未だに医者はいないことを聞かされる。そして、遼が医者を探しに本島へ行こうと港にやってくると、公平の母・節子（大森暁美）がふらふらと現れ、転倒してしまう。遼と漁船船長の梶井誠（宇梶剛士）はうろたえるが、船から下りてきた男が、節子を軽い捻挫だと診断する。その男は、小学校の校長・又吉仙吉（近藤芳正）の弟・万作（田中実）で、本島の大学病院で外科部長をしているという。遼は万作に島の診療所を再興してもらえばいいと考えるが…。

遼（坂口憲二）はパトロール中に、サトウキビ農家の照屋光生（青木崇高）にからまれた。遼がうらら（松下奈緒）に会うために小学校に通っているのでは、と疑う光生。光生はうららのことが好きだが、満足に口もきけない純情青年だったのだ。それを知った遼は、うららと光生のデートを仲立ちすることに。うららの下宿に向かった遼は、うららに光生とデートをしてほしいと頼むが、こんな狭い島で先生がそういうことをすべきではないと断られる。しかしキヌ（前田美波里）の一言で、デートを受けざるを得ない状況に…。一方、遼から「ドライブ、映画鑑賞、食事」がスタンダードなデートだと聞いた光生の脳内は激しく盛り上がってしまう。結局デートは軽トラックで島を何周もし、光生の自宅で海外ドラマを見て、へちま荘でお茶を飲むという微妙なものに。しかも、へちま荘には次々と島民がやってきて２人をはやし立てる。挙句の果てには光生の母・育江（岡本麗）が、うららが嫁にきてくれると泣き出す始末。元々島に蔓延しているプライバシーの無さに嫌気がさしていたうららは、自分を無視して騒ぎ立てる島民にキレて、その場を立ち去ってしまう。その直後、うららは荷物をまとめて本島に帰ろうと港に行くが、連絡船は高波で欠航。行くところがなくなったうららは…。

ある朝、駐在所の遼（坂口憲二）のもとに小学生の下地梨絵（山城侑里佳）がやってきた。通学路でがま口の財布を拾ったというのだ。遼はうれしさのあまり梨絵に「えらかったで賞」というバッジを作ってあげる。その日のうちに財布は節子（大森暁美）のものだと判明する。そんな中、小学校ではえらかったで賞バッジが大人気になり、子供たちはバッジ欲しさに、何かにつけて物を拾ったと駐在所にやってくるように。そして、バッジを持っていないのは新垣一郎（松田佳祐）と弟・二郎（畠山紫音）の２人だけになってしまった。数日後、一郎と二郎が学校を無断欠席した。２人はバッジをもらうために落し物を探していたのだ。しかし小さな島にはそんなに落し物はない。そこで２人は共同売店の店先においてあった封筒を盗んでしまい、それをスナックナオミの前で拾ったと嘘をつくが…。

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