![Season 2](https://media.themoviedb.org/t/p/w58_and_h87_face/yovxPoAA3lwdFV49yT2gKSLBSGP.jpg)
Season 2 (2007)
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エピソード 39
泣くも笑うも同じ一生
茶州州都・琥璉に残った、もう一人の州牧、影月は、寝る間も惜しんで職務に励んでいた。そんなある夜、影月は、燕青と香鈴に、幼い頃、不幸な体験から自分を救ってくれた堂主様の話をする。一方、貴陽の秀麗は、議案を通すために必要な関係各所からの賛同を得るため、鄭悠舜や柴凛の協力を得ながら、奔走していた。
もっと読む冬来りなば春遠からじ
劉輝は、悠舜を呼び、宰相位に任じたいと告げる。悠舜も、茶州が落ち着いたら必ず戻り、王の側で仕えると約束する。その頃、秀麗の縁談話で邵可を訪ねた玖琅は、紅家にとって一番いい縁談は、秀麗と絳攸の結婚だと絳攸に告げたことを認める。一方、茶州の影月たちのもとに、石榮村で発生した原因不明の病気の続報が入る。
もっと読む人事を尽くして天命を待つ
茶州で病に苦しんでいる民を救うため、駆け回る秀麗。全商連から医師を派遣してもらう協力をとりつけたものの、まだ、大きな仕事が待ち構えていた。急遽、召集された朝議の席で、居並ぶ重鎮たちを説得しなければならないのである。一刻も早く、民を救いたい一心での秀麗の行動だったが、朝廷の機能を無視した越権行為だという声が上がり、朝議は紛糾する。
もっと読む知らぬは亭主ばかりなり
医師らを引き連れ、燕青と共に、茶州・虎林城へ駆けつけた秀麗だが、病気の原因を女州牧のせいだと思い込んでいる男たちから、入城を阻止され、命を狙われる。病気で苦しむ人々を助けに来た、ここで死ぬわけにはいかないと、燕青に訴える秀麗。その時、秀麗をののしる男たちの前に、一人の少女が立ちはだかる。
もっと読む義を見てせざるは勇なきなり
ようやく虎林城に入った秀麗たち一行は、病気の村人たちと対面するが、事態の深刻さに言葉を失う。一刻の猶予も許されないと、人体切開の手術に取り掛かる葉医師。その手助けとなったのは村の女房たちだった。一時は、人体切開を目の当たりにし尻込みした若い医師たちも、助けを求める村人の姿に、医者としての本分を思い起こす。
もっと読む急いては事を仕損じる
秀麗たちは、邪仙教に捕らわれている影月と村人たちを救い出すため、石榮村に向かっていた。一方、茶州から遠く離れた王都・貴陽では、劉輝が縹家当主・璃桜と対面する。影月を捜して、邪仙教に捕まった香鈴は、榮山の坑道で、病気の村人たちの世話をしながら、影月の居場所を探っていた……。
もっと読む情けは人のためならず
冗官たちを叱咤激励し、働き場所を探すようにと追い立てる秀麗。他人の世話を焼くばかりで、自分のことは後回しになっていた。秀麗は、働き場所を既に決めているという陸清雅の余裕の発言に心が揺れるが、自分はツテを頼らず、期限ギリギリまでは他の冗官たちと同じ条件で頑張ろうと決意する。
もっと読む若いときの苦労は買ってもせよ
冗官たちが解雇になる期限まであと半月。秀麗は相変わらず、他の冗官たちの面倒をみるばかりで、自分の行く先を決められずに悶々としていた。そんな時、蘇芳から二胡を弾いてくれと頼まれ、いつになく神妙な蘇芳の様子に首をかしげる。翌日、料理に使う塩の質が悪くなっていることが気になり、街に調べに出た秀麗は、塩の価格が高騰していることに気づく。
もっと読む待たれる身より待つ身
劉輝は秀麗からの報告書を読みながら静蘭と話していた。冗官になった秀麗は、誰に命じられるでもなく自力で駆け回った。蘇芳と共に、贋作・塩・ニセ金事件の真相に迫ったのである。劉輝は秀麗の活躍を心から喜ぶ一方で、これから多忙になる秀麗とあまり会えなくなることを寂しく思う。劉輝は、相談があると呼び寄せた絳攸に、ある決意を告げる。
もっと読む遠ざかる程想いが募る
楸瑛は、妹の十三姫と再会する。十三姫は劉輝の妃になるため、藍家から送り込まれたのだった。劉輝と藍家、どちらを選ぶかで、楸瑛は苦悩する。十三姫は、身の安全のため極秘で後宮の離れにかくまわれることになり、身代わりとして秀麗も同行することになった。一方、秀麗は、冤罪で牢に入っていた隼(しゅん)と名乗る男から、謎の言葉を告げられる。
もっと読む鳴かぬ蛍が身を焦がす
秀麗は十三姫の身代わりとなって、後宮の離れ、桃仙宮で一緒に暮らし始める。その矢先、早速、食事に毒が盛られ、十三姫の命が狙われていることが明らかになる。秀麗が清雅と出かけた後、劉輝が桃仙宮に現われる。十三姫と対面した劉輝は、妃に迎えることはできないと告げるのだが・・・。
もっと読む月日変われば気も変わる
楸瑛は、劉輝から授かった花菖蒲の剣と左羽林軍将軍職を返上し、藍州へ帰還するため城を後にする。清雅は、藍家の弱みを握るため、楸瑛を拘束して、兵部侍郎殺しの犯人と藍家の関係を問いただそうとするが、機転を利かせた秀麗が、一足早く楸瑛を逃がす。やがて劉輝は、十三姫を連れて藍州へ行くと宣言する。
もっと読む人生いたる所に青山あり
「王たる者だけが九彩江・宝鏡山の上にある社(やしろ)にたどりつける」という言葉を胸に、劉輝はひとり山に入るが、道に迷ってしまう。疲れからまどろんでしまった劉輝の夢に、秀麗と出会い、王として振舞うことを決意してから成してきた、数々の決断の瞬間が走馬灯のように現れる。眠りから覚めた劉輝は、「自分は王としての責任から逃げてはいなかっただろうか……」と涙する。
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