五月(泉ピン子)に弥生(長山藍子)から電話が入った｡弥生の娘･あかりが息子の勇気(渡邉奏人)を置いたまま､突然姿を消したのだ｡不安に駆られた弥生は･･･｡

突然アメリカから帰国した久子(沢田雅美)に"幸楽"一同は､ぼうぜんとする｡愛(吉村涼)たちは文句ばかりの久子を追い出してほしいと勇(角野卓造)に訴えるが･･･｡

"幸楽"に戻ってきた久子(沢田雅美)は､当座の小遣いとして20万円を要求する｡しかし店の経理を預かる愛(吉村涼)は､そんなお金は出せないと突っぱね･･･｡

アメリカにいる久子(沢田雅美)の娘･加奈から加津(宇野なおみ)にメールが届く｡そのメールを読んだ加津は､久子が突然アメリカから帰国した本当の理由を知り･･･｡

家庭教師をしている眞(えなりかずき)は､教え子の父親･道隆(武岡淳一)が経営する会社への入社を打診される｡一流企業数社から就職の内定をもらっていた眞だが･･･｡

眞(えなりかずき)が家庭教師の教え子･大井輝(大川慶吾)とその家族を"幸楽"に連れてくる｡大井一家の突然の訪問と眞の態度に､五月(泉ピン子)は疑問を抱く｡

眞(えなりかずき)と貴子(清水由紀)の交際や大井精機への就職に反対している五月(泉ピン子)｡しかし､眞は自分のことは自分で決めると取り合わず･･･｡

眞(えなりかずき)のことで､五月(泉ピン子)と勇(角野卓造)の夫婦仲は最悪に｡一方､"おかくら"でも大吉(宇津井健)と長子(藤田朋子)の関係がこじれ始めていた｡

自分のせいで両親の夫婦仲が悪化したことに責任を感じた眞(えなりかずき)は､大井精機への就職を辞め､貴子(清水由紀)との別れを決意した後､部屋にこもってしまう｡

眞(えなりかずき)の夢と就職と恋人を､母親のエゴで奪ってしまい､五月(泉ピン子)は心から後悔していた｡どうにか眞に自分を取り戻してもらいたい五月は･･･｡

久子(沢田雅美)が新しい仕事を始めると聞きつけた妹の邦子(東てる美)が､"幸楽"の土地を使うのであれば､自分にも権利が発生すると主張｡2人は一触即発状態に｡

念願のバンドを結成した勇(角野卓造)や典介(佐藤B作)､誠(村田雄浩)ら5人のメンバーたち｡家族に内緒で週に2日､練習のために夜集まることを決めるが･･･｡

五月(泉ピン子)の呼びかけで､岡倉家に姉妹たちが集まった｡大吉(宇津井健)が怜子(池内淳子)とお付き合いをし､結婚を考えていることを知って娘たちは驚く｡

バンド活動を本格的に開始した｢おやじバンド｣のメンバー｡練習後にバーで盛り上がるが､小遣いのない勇(角野卓造)と誠(村田雄浩)は支払いが気になって仕方がない｡

常子(京唄子)が倒れた｡手術後､常子は面会謝絶に｡英作(植草克秀)から容態を聞いた神林(愛川欽也)は､常子に後遺症が残っても自分が面倒を見ると主張するが･･･｡

バンド練習が本格的になったことで勇(角野卓三)の帰りが遅くなり､五月(泉ピン子)は寂しさを募らせる｡一方､常子(京唄子)は脳卒中で倒れ､体が不自由になり･･･｡

長子(藤田朋子)の代わりに怜子(池内淳子)が"おかくら"に来るようになった｡そんな時､自分も店を辞める時がきたとタキ(野村昭子)が言い出す｡

五月(泉ピン子)は貴子(清水由紀)が"幸楽"の嫁になるつもりなら店を手伝い､どれほど大変な仕事か知っておくのが筋だと主張｡勇(角野卓造)は反対するが･･･｡

"幸楽"を貴子(清水由紀)の母･直子(夏樹陽子)が訪れ､"幸楽"の嫁として娘を嫁がせるつもりはないと､はっきり言う｡対する五月(泉ピン子)は･･･｡

眞(えなりかずき)の恋人･貴子(清水由紀)が"幸楽"に手伝いにやってきた｡来るはずないとタカをくくっていた五月(泉ピン子)や勇(角野卓造)は驚きを隠せず･･･｡

勇(角野卓造)が五月(泉ピン子)に内緒で40万円もの現金を持ち出した｡店の経理を握っている愛(吉村涼)からこのことを聞かされた五月は､ショックを受ける｡

五月(泉ピン子)がいなくなった"幸楽"は人手不足で､てんてこまい｡するとそこへ､ハワイ旅行から眞(えなりかずき)と貴子(清水由紀)が帰ってきて･･･｡

100万円を持って家出していた五月(泉ピン子)が帰ってきた｡勇(角野卓造)はひと安心し､今まで黙っていたバンドやギターのことを五月に打ち明けると･･･｡

早速､勇(角野卓造)たち｢おやじバンド｣が稽古をしている倉庫にやってきた五月(泉ピン子)｡バンドメンバーに歓待された五月は､彼らの演奏で上機嫌に歌を歌う｡

五月(泉ピン子)が勇(角野卓造)の｢おやじバンド｣を応援するまでになり､久しぶりに家族に平和が戻る｡一方､浮気を疑われた典介(佐藤B作)は･･･｡

英作(植草克秀)が勤務中に倒れ､集中治療室に運ばれた｡過酷な手術を続けることは難しく､再発したら生命に関わるという宣告に､長子(藤田朋子)らはショックを受ける｡

新居に落ち着いた長子(藤田朋子)たち｡これからは英作(植草克秀)を支えてほしいと長子に頼む常子(京唄子)だったが､英作は脳外科の医師を辞めることを決めていた｡

大井家の敷地内に家を建て､眞(えなりかずき)と貴子(清水由紀)を住まわせる計画をしていた直子(夏樹陽子)｡それを知った五月(泉ピン子)は怒り､大井家に乗り込む｡

貴子(清水由紀)が突然"幸楽"にやってきた｡貴子は眞(えなりかずき)と結婚しても､母親の直子(夏樹陽子)が準備した新居には住まないと五月(泉ピン子)に宣言する｡

退院後､脳外科医を辞めた英作(植草克秀)は､自分の将来に迷い悩んでいた｡長子(藤田朋子)は夫を思いやり､見守っていたが､常子(京唄子)はそんな長子を責める｡

大学受験を控えた加津(宇野なおみ)が久子(沢田雅美)の店でアルバイトをしていると知った父･長太(大和田獏)は､店を辞めて受験勉強に専念するよう加津に言い渡す｡

久子(沢田雅美)が"幸楽"から出て行くことになった｡洗濯代行業がうまくいき､支店を出し､健治(岸田敏志)と再々婚することにしたのだ｡家を出る前に久子は･･･｡

家族旅行を断り｢おやじバンド｣の演奏会に向かった貴子(清水由紀)｡貴子の母親･直子(夏樹陽子)は眞(えなりかずき)の家族にいいように使われている､と激しく怒る｡

｢おやじバンド｣をコンクールに参加させようと必死の貴子(清水由紀)｡審査用ビデオを撮影するために練習場へやってきた貴子に勇(角野卓造)たちは盛り上がるが･･･｡

ハワイから亨(三田村邦彦)が突然帰国した｡亨は身の回りの世話をしてくれている女性のことを文子(中田喜子)に説明し､仕事を辞めてハワイで暮らしてほしいと訴える｡

典介(佐藤B作)が抜けた｢おやじバンド｣が､コンクールの地区大会に出場する日がやってきた｡しかし､事前に申請したメンバーでないと出場できないと言われ･･･｡

初めて独り正月を迎えた大吉(宇津井健)は､おせち料理を持って5人の娘たちを訪ねる｡五月(泉ピン子)と勇(角野卓造)はパジャマ姿で寂しい正月を迎えていて･･･｡

泥酔して帰るなり､会社を辞めたと叫んで五月(泉ピン子)たちを慌てさせた誠(村田雄浩)｡愛(吉村涼)は､誠が突然そんなことをするわけがないと取り合わないが･･･｡

目指すは東大一本の加津(宇野なおみ)は､両親に見捨てられても自力でここまでできる姿を皆に見せるための大学受験だった｡その話を聞いた五月(泉ピン子)たちは･･･｡

本間家でそろって神林(愛川欽也)の家に越した長子(藤田朋子)たちの生活は､大吉(宇津井健)の予想に反してうまく回り始めていた｡寂しさを実感した大吉は･･･｡

経営の危機に瀕していた大井精機が､人手に渡ることになった｡ついに道隆(武岡淳一)が社長の座から降ろされることになり､眞(えなりかずき)も現実をつきつけられる｡

道隆(武岡淳一)がいない間に､大井家が引っ越すことになった｡何も聞かされていなかった貴子(清水由紀)は道隆を訪ね､大井精機が買収されたことを知り･･･｡

父親の道隆(武岡淳一)と2人で生きていく決心をした貴子(清水由紀)はアルバイト探しに奔走する｡眞(えなりかずき)は貴子を"おかくら"に連れて行き･･･｡

大吉(宇津井健)のもとに日向子(大谷玲凪)がやってきた｡長子(藤田朋子)や常子(京唄子)は忙しく誰も相手をしてくれないと言う日向子に､怜子(池内淳子)は･･･｡

加津(宇野なおみ)の東大受験が終わった｡ほっとする五月(泉ピン子)だが､怜子(池内淳子)と旅行に行った大吉(宇津井健)のことが気になり･･･｡

大井精機が買収され､就職の当てをなくした眞(えなりかずき)｡企業のはかなさを実感した眞は､家業を継いでいる杏子(渋谷飛鳥)に税理士事務所を紹介してほしいと頼む｡

大吉(宇津井健)が"おかくら"の2階を改装しようとしている話が五月(泉ピン子)の耳に入った｡どうやら大吉は､怜子(池内淳子)との同居を考えているらしく･･･｡

自分の会社を失った道隆(武岡淳一)が中国行きを決意した｡そして､日本に残す娘の貴子(清水由紀)の面倒を見てほしいと"幸楽"に頼みにくるが･･･｡