3rd season (2004)
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Episodes 19
双頭の悪魔II〜堕天使
前法務大臣・瀬戸内(津川雅彦)自首の目的は、あえて自らが沢村補佐官を殺したと名乗り出ることで警察を動かそうとしたのだった。怒った朱雀官房長官(本田博太郎)は瀬戸内と通じている小野田(岸部一徳)を降格。唯一、右京(水谷豊)は事件の真相を解明しようと動いていたが、その右京にもいつ朱雀の魔の手が伸びるかわからない…。
Read More双頭の悪魔III〜悪徳の連鎖
父の地盤を継いだ若手女性議員・雛子(木村佳乃)は、朱雀官房長官(本田博太郎)の愛人で、多額の機密費を手にしていた。そんなスキャンダルを追っていた鹿手袋(西村雅彦)を刺したのは、雛子の秘書・小松原(中村方隆)の息がかかった男だった。事件が公になるのを怖れた小松原は事情聴取の前に自殺。事件は闇へと葬られることになる。 しかし、鹿手袋を刺した事件と沢村補佐官の事件に関連があるとにらんだ右京(水谷豊)は、沢村が朱雀官房長官と雛子の関係を知ったがため、自殺を装い殺害されたのでは、と推理。右京の意見に同調した薫(寺脇康文)は動機から見て沢村殺しの犯人は朱雀か雛子、と言うが朱雀には確固としたアリバイがあり、雛子が一人で沢村を殺せるとは思えない。
Read More女優〜後編〜
右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、古谷の自宅2階のトイレの壁に今回の事件と設定がそっくりなストーリー案が書かれているのを発見。偶然とは思えないと夕月(羽田美智子)、松永(岡田浩暉)に話を聞きに行く。2人を犯人とにらむ右京は、今回発見された事実をもとに2人を追い詰めようとするが、逆に夕月から松永と婚約したことを知らされる。夕月が犯人ならあえて婚約を発表するなどと疑われることなどするだろうか。夕月の不敵な挑発に右京も納得せざるを得ない。右京は改めてトイレのメモを見たかと夕月に確認すると、2階のトイレは古谷専用だったため入ったこともないという。
Read More第三の男
特命係に陣川警部補(原田龍二)が新たに配属された。はりきっているところを見ると、どうやら上司から特命係がどういう部署か知らされていないらしい。右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)から事実を知らされると…。 その夜、ヤケ酒をあおる陣川は、もともと経理担当だったが、事件捜査がしたいと密かに指名手配犯を追っていたが、その結果2度も誤認逮捕。それが原因で特命係に“島流し”にされたらしい。 翌日、何事もなかったように陣川は、アベック宝石強盗の手配書を手に登庁してきた。防犯カメラに捕えられた容疑者の女性とよく似た女が、陣川の部屋の向いのマンションに引っ越してきたという。
Read More潜入捜査〜私の彼を探して!
右京(水谷豊)と薫(寺脇康文)は、小野田(岸部一徳)の個人的な依頼で急成長のITベンチャー企業で潜入捜査をすることになった。若手社長の北潟(保坂尚輝)に過激派を金銭面で援助しているという容疑が持ち上がり、公安が刑事を社員として潜入させていたが、1カ月ほど前から消息不明になってしまったという。偽名を森本(小林高鹿)というその男に一体何が起こったのか。非公式で調べて欲しいという小野田の半ば強引な依頼を断りきれず、右京は警備員として、薫は設備管理員として北潟の会社に潜入する。
Read Moreゴースト〜殺意のワイン
ある日、右京(水谷豊)はふと立ち寄った書店で女性から広い支持を集めている女流作家・沢村映子(筒井真理子)のサイン会に巻き込まれてしまう。丁寧に説明したはずなのに、名前を右京ではなく左京と書かれてしまう。小さく溜息をついていると、映子の担当らしい編集者が何やら話している声が聞こえてくる。 「先生、今日は輝いているわねえ」。 「スポットライトが好きな人だから」。 輝いている、と言った女性に対し、男性の言葉はどこかトゲがあるように聞こえたが…。 映子の夫・三原健夫(西ノ園達大)が自殺した。新聞記事を見た右京は健夫がサイン会のときにいた男性だと確認。しかも、そのサイン会で買った本「愛の果て」は恋人に自殺された女性を描いたものだ。
Read Moreありふれた殺人〜時効成立後に真犯人自首!?
路上で寝ている男を注意した薫(寺脇康文)は、その男から20年前に人を殺した、と突然告白される。小見山(信太昌之)というその男は、20年前、当時高校生だった坪井里子(小林千恵)を殺害。事件は5年前に時効が成立、民事の時効も1カ月前に成立していた。その小見山がなぜ今ごろ自首したのか。右京(水谷豊)や薫に問い詰められた小見山は、誰かに狙われている、というだけで…。
Read More予告殺人〜狙われた美人姉妹の謎
捜査一課の要請を受け、薫(寺脇康文)は犯罪被害者の集いの見学へ。姉をストーカーに殺された愛(一戸奈未)が臨床心理士の堀(樋口浩二)から発言を促されるが、いまだにショックが大きく何も言えない。堀の説明によると、被害を訴えた警察からも相手にされず、殺害されたとき白昼にも関わらず誰も助けようとしなかったとか。会が終了した後、薫は堀に挨拶するが、強烈な嫌味を言われ…。
Read More警官殺し〜銃に残された赤い指紋
勤勉な勤務態度で近隣住民からも信頼を得ていた交番勤務の長谷川巡査(江藤潤)が、トカレフで腹部を撃たれ殉職した。事件を聞いた右京(水谷豊)は、犯人が凶器を現場に残していったことに疑問を抱く。鑑識の米沢(六角精児)よると、トカレフに指紋はなかったとのこと。犯人は手袋をしていたか、指紋を拭き取ったか…。さらに右京は引金に糸くずがついていたことを聞き、疑問を抱き…。
Read More薔薇と口紅〜名門殺人学園の美女
薫(寺脇康文)が、偶然とある健康ランドで覚せい剤取引の現場をおさえた。とはいうものの、手柄は生活安全部の角田課長(山西惇)へ。腐る薫が例によって右京(水谷豊)からイヤミ半分たしなめられていると、鑑識の米沢(六画精児)がやってきた。なにやら川から男のくせに真っ赤な口紅を塗った水死体が発見されたという。興味を抱いた右京と薫は、鑑識課で詳しい話を聞くことに。 遺体の身元は江川(近藤公園)という住所不定、無職の男。後頭部に傷はあったが、肺から淡水プランクトンが検出されたことから死因は水死で間違いないらしい。それにしてもなぜ化粧をしていたのか。遺体の内ポケットから「口紅三本、ファンデーション四箱」と書かれた紙片が発見されていたが、それを手にした右京は紙片に聖ジュリア女学院の校章の透かしがあることを発見して…。
Read More殺しのピアノ
深夜のコンサートホール。調律師の幸田(吹越満)が、舞台の上で有名ピアニストの柴(京晋佑)をチューニングハンマーで殺害した。ピアノに散った血痕を拭き取り、守衛が居眠りする守衛室を避け、エントランスから外へ出ると遺体を柴の自宅近くへと運び…。 翌朝、柴の遺体が自宅近くの崖下から発見された。別居中の妻・悦子(矢代朝子)の話によると、柴が深夜に散歩することはよくあること。事件当夜も深夜1時に柴の携帯から電話があったという。 崖からの転落死かと思われたが、珍しい凶器による傷が発見されたことから他殺と断定。捜査会議では柴が携帯電話をかけたことが話題に出るが、その携帯電話が見つからないらしい。と、そこまで話が及ぶと、右京(水谷豊)は部屋を出て…。
Read More大統領の陰謀
バスの中、前の席には死んだはずの浅倉(生瀬勝久)が座っている。 「俺は……殺していない。今度はちがう」。 薫(寺脇康文)にそう告げる浅倉は、そのまま立ち上がって去っていき…。 ある早朝、薫は不穏な夢で目を覚ました。殺人鬼と言われた浅倉が死んでもうすぐ1年。薫は美和子(鈴木砂羽)と墓参りへ行く約束をする。 トランク詰めの女性の遺体が発見され、容疑者として浅倉が浮上した。検察庁の検事でありながら売春婦ばかりを狙う連続殺人鬼として“平成の切り裂きジャック”と怖れられた浅倉。逮捕後、死刑が確定していたが、拘置所から脱走。その後、記憶を失いホームレスとなっていたところを逮捕されるが、当時の次長検事の指示で拘置所内で殺害されていた。
Read More異形の寺
深夜、薫(寺脇康文)は、自分から美和子(鈴木砂羽)を奪っていった鹿手袋(西村雅彦)からとある公園へと呼び出される。鹿手袋は美和子に結婚を申し込んだが、美和子の心から薫を追い出すことができず悩んでいるという。 あんたの亡霊に取り憑かれている、という鹿手袋の言葉にあきれていると、2人の前の池の向こう側に全裸の女性が立っているのが目に入る。グルッと池を回って女性のもとへ駆けつけた薫だったが、なぜかそこには誰もいない。池に落ちたのだろうか? 薫は近くに落ちていた魚の網で池を探ると、なんと髑髏(しゃれこうべ=頭蓋骨)がひっかかって…。ということは、薫らが目にした全裸の女性は…幽霊!?
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