ジュエリーデザイナーを夢見る成沢民子は、脳梗塞で倒れてから寝たきりの生活を送る夫・寛次を抱え、料亭旅館『芳仙閣』で仲居をしながら生活を支えている。動くこともままならない寛次は異常に嫉妬深く、民子が旅館で男と遊んでいるのではと疑い、昼間から酒びたりの毎日。
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小滝の言葉に従い、悲惨な生活から脱出しようと夫・寛次を火事に見せかけて殺害した民子。そんな民子に刑事の久恒が近づいてきた。久恒を冷静にやり過ごした民子は、改めて決意を固める。
民子の夫・寛次が焼死した夜、民子が『芳仙閣』の一室で小滝と一緒にいたことを突き止めた久恒は、小滝に話を聞きにやってくる。民子のアリバイ作りに小滝が手を貸したのではと詰め寄る久恒に対し、小滝は否定するどころか事件当夜は『芳仙閣』へ行っていないと答える。
拘留中の連続放火犯が世田谷の民子宅への放火も自供し、捜査は終焉の方向へ。小滝は戸惑う民子に「もう君は殺人犯ではない」とグラスをかざす。そんな時、店の入り口にはふたりを見つめる社長令嬢と思しき女性・檜原映子が現れる。
秦野が鬼頭になびかない関東高速道路株式会社・香川会長の愛人を何のためらいもなく殺害する場面を目の当たりにした民子。小滝や秦野らの単なる道具で終わりたくないと、民子は自ら鬼頭の家で知り合った若手国会議員の間宮に接近し、間宮が鬼頭を嫌っていることを聞き出す。
鬼頭から日本刀を喉元に突きつけられ、民子との関係を説明するよう迫られた小滝は、目をそらすことなく、「これは、私の女です」と言い切ってしまう。鬼頭はそんな小滝から日本刀を離すと、今度は民子に刀を握らせた。
鬼頭が食事中に突然嘔吐した。医師によると、食事に毒物が混入していた可能性があるという。食事を用意したのは米子だったが、食べさせたのは民子。秦野は鬼頭の命に別状がないことを確認すると、民子と米子を呼び寄せ、思わせぶりに注意を与える。
鬼頭が小滝を殺せと秦野に命令するのを聞き、小滝の身を案じる民子。それを聞いた久恒は、小滝章二郎とは偽名で、本当は大阪地検特捜部で政財界の汚職事件を担当していた桐沢柊次という男であることを告げる。
久恒とともに生まれ故郷の富山・伏木へと逃れた民子の前に、小滝が現れた。小滝は民子を抱き寄せると、一緒に帰ろうと優しく囁く。
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