Season 1 (2007)
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Episodes 24
ふたり~出会わなければ~
舞台は空中大陸ネオ・ヴェローナ。モンタギューによりキャピュレット一族が惨殺されてから14年後…。街では「赤い旋風(かぜ)」と呼ばれる剣士が、市民に圧政を強いるモンタギューの兵士と戦っていた。その正体は、性別を隠して娘狩りから逃れていた少女…ジュリエットだった。ある日、モンタギューの息子であるロミオは、兵士に追われていた赤い旋風を偶然助ける。初めての気持ちにとまどう二人は、偶然にも城の舞踏会で再会する。
Read More約束~思ひ出の香り~
ネオ・ヴェローナ城を訪れたジュリエットは、偶然、ロミオと再会を果たす。2度目の出会いは「男女」として…。互いに一目で恋に落ちた二人だが、ロミオはボロメア家の娘・ハーマイオニとの婚約を定められ、ジュリエットは城へ行ったことをコンラッドに厳しく叱責される。翌日、16歳の誕生日をむかえたジュリエットはアイリスの咲く野でロミオと再び出会い、心を通わせる。だがその夜、彼女には衝撃の事実が待ち受けていた…。
Read More恥じらい~雨に打たれて~
「あの人が…モンタギューの息子」救出したランスロットの言葉に衝撃を受けるジュリエット。キャピュレットの、そしてモンタギューの「名」…。悩むジュリエットはオーディンへと姿を変え、両親の墓地へ向かう。そこへリューバと共にやってきたロミオ。二人はリューバでネオ・ヴェローナの天空を舞う。今は名前のことは忘れたい…雲の上でジュリエットはつかの間の幸せを感じる。突然の雨に、近くの小屋で暖を取る二人。ロミオが小屋を離れた間、ジュリエットは服を乾かそうと男装を解いてしまう。
Read More旋風(かぜ)~燃ゆる覚悟~
静かな雨、小屋の中で重なり合うままの二人…。ロミオの目の前には先ほどの少年ではなく、愛しい人の顔があった。気恥ずかしさに頬を染めながらも再会を誓う二人。だがその頃、街では赤い旋風をとらえようと、さらなる圧政が敷かれていた。街の様子を知らないジュリエットは、ロミオへのお礼にとハンカチに刺繍を施す。一針一針、想いを込めて…。あくる日。赤い旋風の疑いをかけられた人々が引き出される。オーディンはその報を受け、救出に向かおうとする。
Read More希望~託された明日~
突如、オーディンの前に現れた赤い旋風。とらわれた人々を解放させ、自らは燃えさかる炎へと飛び込んでいった。オーディンは、自分の幼い正義感が彼を殺したと思い、後悔の涙を流す。赤い旋風の死の報告に動揺していたロミオはジュリエットと再会しその無事に安堵したが、突然の別れを告げられてしまう。一方、モンタギューにより階級を剥奪され、追放されるヴィットーリオが襲撃されると聞き、助けに向かったオーディンだったが、瞬間、危機に陥る。そこへ現れる一陣の黒い疾風。漆黒のリューバを駆るは、敵か味方か。
Read Moreぬくもり~今だけは~
オーディンを救った黒衣の剣士は、ティボルトと名乗り、ジュリエットの名を呼んだ。なぜ自分の名を知っているのか、その問いを投げる間もなく剣士は去る。オーディンと出会った墓場を訪れたロミオはある事実に気づき、意を決してポーシアを訪ねた。亡きキャピュレットの一人娘…その名を尋ねるために。夏至の花祭りの夜、オーディンとロミオは再び出会う。その場からかけ去ろうとするオーディンを追うロミオ。その手に捕まった瞬間、少女に戻ってしまうジュリエット。見つめ合う二人は月明かりの中…。
Read More決起~断ち切る迷い~
弱い自分を断ち切りたい。迷いと焦りで痛々しいほどのジュリエットを、コーディリアは悲しげに見守る。キャピュレット家の剣を携えたジュリエットは、打倒モンタギューを誓う。集まった元家臣達は沸き立つが、キュリオとフランシスコはジュリエットの迷いを感じ取っていた。その頃、モンタギューは城の最深部、謎の大樹の広がる部屋で、庭師・オフィーリアと共に城の外へ出る事を決める。情報を得たジュリエット達は、絶好の機会と襲撃を決意するが、一人フランシスコは冷静に思案を巡らせていた…。
Read More重責~この腕の中で~
キュリオたちの助けを借りて、ジュリエットは牢からの脱出に成功した。一方、モンタギューの前でジュリエットをかばうような発言をしたロミオは、辺境のグラディスカ鉱山へと追放されてしまう。
Read Moreひとり~いとしくて~
鉱山での事故の報告は、ネオヴェローナ城にも伝わっていた。ロミオの無事を案ずるハーマイオニは、無謀にも一人で鉱山へと向かう。一方、ジュリエット達は再起を図るべく、ヴェローナから離れた地方都市マンチュアに身を寄せていた。アントニオから鉱山での事故を知らされ、動揺するジュリエットの前にハーマイオニが突如現れる。過酷な道中に憔悴した彼女は、ロミオへの想いからジュリエットに対して初めての感情を爆発させるのだった。
Read More志~それぞれの胸に~
コンラッドも復帰し、再びモンタギュー打倒の機運の高まるキャピュレット一行だったが、武器を取っての戦いに疑問を抱くジュリエット。争いによって誰かの命が失われるのは、正しいことなんだろうか…?その頃、ロミオ達の新しい村ーエルベ村では、順調とはいえない状況にも、ジョバンニ達と協力して立ち向かうロミオの姿があった。皆が幸せに暮らせる場所を作りたい…二人の願いが交錯し、再び邂逅する時が近づいていた。
Read More使命~揺るぎなき一歩~
ネオ・ヴェローナへ帰還する“赤い旋風”。その報をロミオは以前泉で会った老人の元で知る。大地の死…その運命に抗うのならあの娘を守ってやれ…。老人の言葉と、村の仲間からの後押しもあり、ロミオはネオ・ヴェローナへ向かう。一方、城内では赤い旋風=ジュリエットの帰還による、緊急議会が開かれていた。赤い旋風に迎合する市民を、街ごと焼き払えと冷たく言い放つモンタギュー。議決を渋る議長を手にかけ、強硬に自分の意見を押し通す父に、ロミオは哀しみの目で訴えかける。だがモンタギューは、自分こそが世界の真実を握っている、と秘密の間へロミオを連れて行くのだった。
Read More呪縛~荒ぶる激情~
ロミオに最後の別れを告げることなく、独りネオ・ヴェローナを救うために犠牲になろうと誓ったジュリエット。そこへ現れたティボルトに、ジュリエットは真実を打ち明ける。ティボルトはその覚悟に胸を打たれ、モンタギューを討つという自分の目的との間で揺れ動く。その頃、ロミオはポーシアに自分の意志を告げる。モンタギュー…父を討つ、と。市民も、兵士も、ネオ・ヴェローナのすべてがモンタギューから離れていく中、ついに城へ向かう乗り込むジュリエット達。待ち受けるモンタギュー。因縁の絆を断ち切るのはロミオの意志か、ティボルトの剣か、それとも…。
Read More芽吹き~死の接吻(くちづけ)~
ついにキャピュレット家の元にネオ・ヴェローナ城は取り戻された。コンラッドは戴冠の儀を進めようとするが、ジュリエットはエスカラスへ導かれ、オフィーリアの元へ向かっていた。すべての人を救う為に。その頃ロミオは、ティボルトにペトルーキオの兄弟の事を託し、エルベ村へ去ろうとしていた。ジュリエットの為に身を引くと言うロミオにティボルトは苛立ち、真実を話してしまう。真実を知ったロミオは、ジュリエットを追ってエスカラスの間へと走るのだった。
Read More祈り~きみのいる世界~
崩壊の大地。ネオ・ヴェローナは人々の意思を飲み込むかの様に、激しく鳴動してゆく。エスカラスの命が尽きようとする中、やはり命を止めてしまったかのように動かないジュリエットの唇が、ロミオの必死の呼びかけにかすかに反応する。それは、オフィーリアにも予期できない“奇跡”だった。世界の崩壊か、たった一つの“愛”か…。ロミオとジュリエット、二人の選択はいかなる結果を世界にもたらすのだろうか…?
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