苦戦の末に戸愚呂兄弟を倒した幽助たち。だがその前に、再び戸愚呂・弟が・・・！！恐るべき強さを見せつける戸愚呂の前に成す術もなかった幽助は、幻海の元で更なる修行を積む。来るべき、暗黒武術会に備えて・・・。

幽助、桑原、蔵馬、飛影。彼らに、謎の覆面戦士を加えた5人は、暗黒武術会のゲストとして会場・首くくり島へ向かう船に乗った。だが、ゲストであるはずの5人は、船上での予選に勝ち残らねばならず・・・。

ついに暗黒武術会が幕を開け、応援にかけつける螢子やコエンマたち。大将・幽助が目を覚まさぬまま始まった初戦で、桑原は六遊怪の鈴駒に苦戦する。

桑原と鈴駒の決着がつき、次は蔵馬と呂屠(ろと)の戦いへ。母親を人質に取った呂屠の卑劣さが逆に蔵馬の怒りを買い、植物を操る霊気で報いを受ける。

飛影と火炎術師・是流との戦いが始まる。六遊怪の中でもNo.1と言われる力を持つ是流に苦戦する飛影は、未完の奥義・炎殺黒龍波を使うことに。

妙な酔っぱらい・酎と、やっと目を覚ました幽助との大将対決が始まる。酎はその見た目とは裏腹に、洗練された技と幽助に匹敵する力を持っていた。

互いに力を使い果たした幽助と酎。決着をつけるため、酎の提案したナイフエッジデスマッチを行うが、限られた領域内での肉弾戦は熾烈を極める。

二回戦進出を決めた浦飯チームだが、それぞれが力を使い果たして戦えないほどに疲れきっていた。一方、戸愚呂チームは圧倒的な強さを見せつける。

試合の開始時間になっても現れない飛影と蔵馬。2人が途中で相手チームのメンバーに足止めされる中、幽助は桑原と覆面戦士の3人で戦うことに。

Dr.イチガキチームのM1、2、3号が実験体であることに同情した幽助と桑原はピンチに。その時、2人をかばった覆面戦士の覆面が破れてしまう。

Dr.イチガキの操血瘤によって殺人マシンにされたM1、2、3号を覆面戦士が倒すが...。一方、怒る幽助たちを前にDr.イチガキが巨大化する。

三回戦に突入した幽助たちだが、本部の陰謀で飛影と覆面戦士が結界内に閉じ込められてしまう。蔵馬は魔性使いチームの化粧使い・画魔と対決する。

魔性使いチームの2番手、呪氷使い・凍矢は、仲間の画魔の死を無駄にしまいと激しい攻撃をくらわす。動きを封じられた蔵馬は、ついに苦肉の策に出る。

霧使い・爆拳は、蔵馬が前の戦いで力尽き、動けないのを承知で容赦なく暴力を振るう。その態度に怒りを爆発させた幽助は、ついにリングへと上がる。

得意の飛翔術で相手を翻弄する風使い・陣に対して必死に戦う幽助だが、ことごとく霊丸を封じられてしまう。そこで、幽助はある作戦に出ることに。

陣と幽助の戦い終了後、大会本部の裏工作により結果は両者リングアウトの判定に。浦飯チームの負けが決まりそうになった時、桑原が立ち上がる。

残った力をふりしぼり立ち上がった桑原だが、相手の大将・吏将との勝ち目のない戦いを強いられる。そして、ついに桑原の力が尽きようとした時...。

準決勝に備えて休息時間を過ごす中、幽助は苦しい戦いを勝ち抜きすっかり自信をつけていた。だが、そんな幽助に覆面戦士は厳しい言葉を投げつける。

暗黒ドームで行われる準決勝戦。次なる相手・裏御伽チームとの試合が始まる中、闘技場から離れた洞窟では、幽助が最大最後の試練を受けていた。

魔金太郎を難なく倒した飛影は連戦することに。次なる敵・黒桃太郎に対し、飛影は前の戦いで受けたダメージで黒龍波を使うことができず苦戦する。

闇アイテムの力で次々と変身し、強さを増す黒桃太郎に苦戦する飛影だが、奥義・邪王炎殺剣を使い辛くも勝利。そして、蔵馬と裏浦島の対決が始まる。

本来の妖狐の力を取り戻し、圧倒的な強さと冷酷さで裏浦島を追いつめていく蔵馬。おびえる裏浦島から"逆玉手箱"の秘密を聞き出そうとするが...。

試練を耐え抜いた幽助を見届けた幻海は、ひとり闘技場へ。その頃、闘技場で死々若丸に立ち向かう桑原は、"死出の羽衣"でどこかへ飛ばされてしまう。

死々若丸と戦う幻海だが、幽助に"霊光玉"を渡した彼女にはわずかな霊力しか残っていない。死々若丸との激しい戦いの中で、幻海はある技を思い出す。

やっと闘技場に戻ってきた桑原は、敵将・怨爺の技で、再びどこか飛ばされてしまった。その次にサイコロが示した相手は幻海。幻海は怨爺の変装を見破り、正体を現した“美しき魔闘家・鈴木”との戦いに霊力は必要ないと言う。

戸愚呂チームの準決勝が始まるも、なぜか戸愚呂・弟の姿がなく3人で戦うという。だが比べものにならない強さで、次々と対戦相手を倒していく。

かつて仲間だった幻海と戸愚呂の対決が始まる。互いを否定して激しく戦うが、これまでの戦いで力を消耗した幻海にはわずかな力しか残っていなかった。

蔵馬と桑原の前に"美しき魔闘家・鈴木"が現れ、2人に闇アイテムを渡す。一方、目の前で幻海を失い気を落とす幽助に、コエンマがあることを伝える。

決勝戦へ赴いた幽助たちだが、ルールにより選手は5人でなければならない。4人ずつしかいない両チームに、それぞれ意外な人物が加わることに。

第一試合、蔵馬の相手は妖気で爆弾を作り出せる支配者級の妖怪・鴉(からす)。苦戦する蔵馬だが、鈴木にもらった"前世の実"で妖狐に変身する。

蔵馬は鴉を追いつめたかに見えたが、鴉は本当の力を出しきっておらず凄まじい反撃を仕掛けてくる。元の姿に戻った蔵馬は逆に追いつめられていく。

続いて戦うのは飛影と武威。飛影は巨大なオノで襲ってくる武威の攻撃をかわし、「本気を出せ」と言い放つ。飛影の実力を認めた武威は、その鎧を外す。

第三試合、不気味な戸愚呂・兄との戦いにいつも以上の不安を抱く桑原。その不安をかき消そうと、鈴木にもらった"試しの剣"で先制攻撃を仕掛ける。

不死身の敵を相手に不利な戦いを強いられる桑原。だが、幻海の死を嘲笑う戸愚呂・兄の態度に桑原の怒りが爆発！ラケット状に変形した霊剣で一気に粉砕する。そしていよいよ・・・。

ついに幽助VS戸愚呂の戦いが始まった！左京の提案により、この戦いが実質上の優勝決定戦となり、戸愚呂はまず、80％の力で幽助に挑む。電光石火の凄まじい戦いの中、幽助は戸愚呂に渾身の霊丸を放つが・・・。

このままでは勝てないと考えた幽助は、幻海にかけられた呪霊錠を外す。一気に攻め続けていた幽助を相手に、戸愚呂は100%の力を出した姿を現す。

圧倒的な力の戸愚呂を相手に、勝機を見出せない幽助。戸愚呂は相手に自分と互角に戦える力を望み、そのためにある恐ろしい方法を考え出していた。

桑原の死を目の当たりにした幽助に、新たな力が。自分への怒りと、強くなるために仲間を捨てた戸愚呂への怒りを胸に、最後のフルパワーをふりしぼる。

浦飯チームの優勝で幕を閉じた暗黒武術会。戦いにもコエンマとの賭けにも負けた左京は、すべてを託した暗黒ドームと共に自らの命も葬り去ろうとする。

霊界に戻ったコエンマは、戦いに敗れた戸愚呂を呼び出し、審判により、その罪を償わせようとする。だが、戸愚呂はすでに冥獄界に行く事を決めていた。そして「浦飯の一番の望みを叶えてやれ」と言い残し・・・。