長月家への居候を続行するために、3日以内に"婚礼調度"へ歩み寄ることを条件に言い渡された兵馬は、無事『薙』『鏡』『硯』3名の支持を得ることに成功した。特にぼたんへの想いが深く警戒心の強い『結』との関係修復を心配する薙たちを他所に、兵馬は『結』の塞眼代行の務めに同行することに。ギクシャクした雰囲気の2人の前に、長月狩りを名乗る付喪神が現れ、戦闘が始まる。兵馬は人に使役される特例付喪神の務めとしての同族狩りを目の当たりにすることに──
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武具一式を一単位の器として生まれた異例の付喪神にして、京都三大付喪神の一角、大具足の『挂』が兵馬の前に姿を現す。あっけなく押し負ける兵馬に対し『唐傘』の名を出して煽る『挂』。戦闘が激化する中、『薙』と『硯』が駆けつけ事態は一時収束する。『挂』の目的は噂の渦中にある兵馬に挨拶をすることであった。『唐傘』が動く原因はぼたんにあると告げる『挂』に対し、怒りをあらわにする『薙』と『硯』。その最中、ぼたんが現場に居合わせてしまい──
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