パーフェクト・リポート (2010)
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深水元基 as
Episodes 1
最低女上司と初めてのスクープ
あるボーリング場でゲームを楽しむ1人の女、蒼山叶(松雪泰子)。彼女は、CTN(キャピタル・テレビジョン・ネットワーク)の報道部員。そのころ、CTN報道局遊軍取材班に、局の看板アナウンサーの奥澤緑(相武紗季)が異動して来る。バラエティーを中心に活躍していた奥澤は、ヘルプで担当した緊急ニュースの原稿を読み間違え、勉強のためと報道に回されたのだ。配属された遊軍取材班は、報道局でも“お荷物”扱いされる者が集まる部署だった。ボーリングを終えた蒼山は、偽装問題が発覚した食品会社社長の記者会見場へ。自分は知らなかったと弁明する社長に、きつい一言を浴びせた蒼山は自前のデジカメで、ある映像を記録する。報道局に戻った蒼山は、ニュース編集部・デスクの黒井彰(平山浩行)に、食品会社の会見で押さえた映像を見せる。映像には、謝罪会見をあざ笑うかのような社長のしぐさが映っていた。しかし、蒼山に他の部員から、お前はもう社会部の人間ではないと声が飛ぶ。どうやら、蒼山は自身の遊軍取材班デスクへの異動を忘れていた様子。そんなところに、宮島総理(石橋凌)が、米国務長官との会談を目の前に官邸から失踪したとのニュースが舞い込む。いつもの癖で、早速その取材に出かけようとする蒼山だが、黒井から遊軍取材班で多摩川に再び現れたアザラシの取材に行くよう追い払われてしまった。遊軍取材班では、異動初日から遅刻しているデスクの話題で持ち切り。カメラマンの黄田功(要潤)、ベテラン記者の白石弘(小日向文世)、ADの桃井祐(遠藤雄弥)、カメラ・アシスタントの紫村健(小柳友)、そして奥澤がのんびりとデスクのうわさ話…ほとんど悪口…を話していると当の本人、蒼山が現れた。するとあいさつもなく、矢継ぎ早にアザラシの取材を命令。班員たちは、名前ではなく“部外者面”、“愛想笑い”…など、見た目で即座にあだ名をつけて指示する蒼山にあ然としながら、早くも不信感を抱く。
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